大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

こんなものいらない 教育再生会議

2007-03-31 20:45:18 | Weblog
 今度は道徳を教科にするという。教科にすると評価が必要になってくる。心を評価するのだろうか。完全に戦前の修身をめざしているのだ。危ない!危ない!国家が子供たちや国民の心をしばろうとしている。小学生には、1週間の自然体験を中学生には1週間の職場体験をという。学力向上が叫ばれているのに、こんなことをして、学力向上できるのだろうか。
 今一番望まれているのは、教育予算を増やし、30人学級にしたり、良い教師を増やし、学力や問題を抱えている生徒へ手厚い手立てをすることだと思う。今年、教育学部の受験が減少したという。10年ごとの免許の更新、引き下げられる公務員給与、格差社会の進行で荒れる子供たち、教育の困難性など教師をめぐる先行きは暗い。教師のなり手が少なくなるのも当然だ。4月24日に実行される全国学力テストも大変問題である。イギリスでは、学力テストで低学力の子を休ませたりした教師が出現し、ついに義務教育が破産したという。この前も生徒が銃を発砲し、3人が死傷したという。このイギリスのまねをしていいのだろうか。
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ルポ 改憲潮流 斉藤貴男

2007-03-31 19:14:03 | Weblog
 国民投票法案の12日衆議院通過が目されている危険な状況の日本。安部首相の登場により、急速に右傾化の進む日本。この改憲の動きの底流にあるのは何か。国家と国民の関係をどう変えようとしているのか。政治、経済、ジャ-ナリズムの動向など、幅広い丹念な取材を通して、改憲問題の本質が浮かびあがってくる良書である。
 特に沖縄の状況や米軍の一部に完全に入って行動している自衛隊の動きなどにとても危機感をもった。立憲主義が理解できない国会議員の登場はとても危ない。国民の代表として政治をしているのだという自覚をもう一度もっていただきたいものである。生存権の25条、表現の自由の権利など国民の権利が今本当に危ない。戦争だけはしない。ということが一応守られているのも、息も絶え絶えではあるが一応憲法があるからだ。本当にみんなでこの憲法を守っていきたいものだ。多くの人に読んでほしい本だ。
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麦の穂を揺らす風

2007-03-30 20:48:52 | Weblog
 2006年のカンヌ映画祭で賞に輝いた、ケンロ-チ監督の作品ということで映画館に出かけた。アイルランドの独立闘争を描いた作品だ。 「麦の穂を揺らす風」は、物悲しいアイルランドの民謡だ。主人公の若者は、医者としてロンドンへ出かけようしてプラットホ-ムで列車を待っていた時にイギリス人に運転手や車掌が乱暴されるのに遭遇して、ついに兄とともに独立闘争に参加してしまう。
 英人の残虐さは大変ひどい。ひどいシ-ンもあり、韓国ドラマの美しいシ-ンばかり見ている私としては、見たことを後悔したこともあった。主人公たちは多くの人々の協力を得て風のふく麦の穂の中で英軍を待ち伏せ成功し、ついに休戦協定にこぎつける。しかし、これは完全な独立ではなく、完全な独立をめぐってついに兄と弟は対立し、悲劇的な結末に至る。「何のために闘うのか。何のための戦いなのか。」戦いの中で主人公は、大切な心や友情、愛情までなくし、自問する。今も世界で続く武装闘争やテロのむなしさへの叫びに聞こえた。
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ラウンドブ-ケ

2007-03-26 22:06:38 | Weblog
ラウンドブ-ケに挑戦した。SPバラやアスパラ、レ-スF、アイビ-をそえて完成した。次は三段ブ-ケをする予定である。とても楽しみである。
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人生、これからが本番 日野原重明

2007-03-25 19:40:14 | Weblog
 富山でも、75歳以上の新老人会の結成式があった。医療の向上や研修医の教育、ホスピスの充実、音楽療法士の国家資格を求めて、95歳でも元気に世界や日本中を駆け回る著者の本である。
 誕生から現在までの貴重な写真とともに、これまでの生い立ちが語られている。59歳で遭遇したハイジャックの恐怖の体験から開放された時、後半の人生は感謝の心で公共に貢献したいと著者は医療の向上に歩みだす。94歳には、長年の貢献が評価されて、文化勲章に輝いた。
 ビスケットと牛乳だけの昼食など1400カロリ-に抑えた食生活と運動がこの元気の秘訣だという。この間、245冊以上の著作と多くの論文を書き、ミュ-ジカルにも挑戦する行動力。団塊世代の憧れの人である。ほとんどの人は3分の1しか脳を使わないで死んでしまうというから、大いに脳を使い著者のように充実した人生を送りたいものである。著者にはぜひ100歳まで生きて活動してほしい。
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アフガニスタンに住む彼女からあなたへ 山本敏晴

2007-03-24 15:36:16 | Weblog
 アフガニスタンで医療活動に貢献した医師の苦難の現状報告である。発展途上国での経済の貧しさや教育不足、医療、医師不足という困難な状況の中で、医師の教育や医療活動に邁進、多くの患者を救って国際貢献していく様子がよくわかり大変参考になる。
 特に軍事服を着ながら、無理やり壁を治したり、突然ボランテァをしたりする米軍のおかげでまじめに国際貢献しているNGO や「国境なき医師団」などの国際貢献グル-プがテロにあい、著者は怒りをこめて米軍に抗議に行く。
 これから真の国際貢献をしたいと思っている若者に5つの提言をしている。①取りあえず海外に行ってみる。②国際協力の専門の勉強をする。それとITと英語に堪能になる。③しっかり調べた国際組織に募金をする。④身近なところで環境問題に取り組む。⑤世界に目を向けた子供たちを育てる。世界に関心をもち、「その国の未来に責任をもつ」 多くの若者に本書を読んでもらい、一つでも実践してほしいものだ。67億人の一人一人ができる貢献をすれば、よい地球になるだろう。 
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斉藤貴男講演会

2007-03-22 23:23:41 | Weblog
「憲法改正が拡大する日本の加害性」という題で講演会があった。雇用や教育の場で、階層間の格差がとめどなく拡大していく今日の日本。1998年の日米共同宣言後の1999年から戦時体制にはいったという。人権が制限され、共謀罪が通ると恐ろしい監視社会が到来するのではないか。
 教育基本法が改正され、国民投票案が通過すれば、国民審査会が成立し、憲法改正が目前にせまってくる。そうなれば、戦争と差別が日常化する日本になってしまう。本当に危ない。なんとしても防がねば大変なことになる。これらの出来事がどうして出てきたのかその関係がよくわかった。少数意見の尊重が国会の審議の原則なのにそれを無視して多数で強行採決をしてどんどん決めていく阿部内閣。松岡大臣以下問題の大臣を罷免できない阿部内閣。世界中から馬鹿にされる歴史観のなさなど。これ以上日本のリ-ダ-としてはふさわしくない。地方選、参議院選で一票一揆にたちあがろう。!
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ケン・ロ-チ映画 スペシャルデ-

2007-03-18 19:59:34 | Weblog
 ケンロ-チ映画スペシャルデ-ということで、「明日へのチケット」「ナビゲ-タ-」の上映があった。
 「明日へのチケット」はロ-マ行きの列車の中で起こる、愛情、友情、家族愛などを描いた作品であった。難民の家族を助ける主人公たち、列車はついにロ-マに到着。そこで難民の家族と父との感動的な再会。最後は楽しく明るいhappyな終末でした。
 「ナビゲ-タ-」は、イギリスの鉄道会社の民営化で、みんなで助け合って明るく楽しく働いていた職場があっという間に破壊され、派遣社員を選択した人々も有休なし、病休なしの保障されない労働状態の中で事故という悲惨な結末を迎えてしまう。今の格差社会の中で働く人々の日本の状態をするどく予見していた映画だった。多くの人に見てもらいたい映画だ。
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120歳大還暦を迎えよう!

2007-03-17 22:54:49 | Weblog
 「食べ上手は生き上手」という題で板倉啓子先生の講演会があった。今アンチエイジ医学が注目されている。20歳の遺伝子を入れれば150歳までも夢ではないという説が話題だ。予防医学の時代に入り、いかに免疫力を高めるかが健康のキ-ワ-ドとなっている。
 体のバランスの崩れを早く整うためにも今、「薬膳」の大切さや食育が注目されている。ユ-モアたっぷりに2時間も薬膳ワ-ルドに浸れて、目が覚めるようなお話で、とてもためになった。薬膳料理こそがアンチエイジ料理といえる。症状にあわせて具体的に何を食べたらよいか教えてくださって参考になった。
 冬虫夏草を飲めば一番元気になれるようだ。バナナ、アスパラ、杜仲茶、海草、お魚など。コンビニのお刺身やサラダ、養殖のおさしみには、殺菌剤が多くまかれてあるとか、こわいですね。ヨーグルトを毎日取る人の大腸は内視鏡で見ると黒いとか。薬膳ですぐダイエットや高血圧、糖尿病も治るという。最後の手作りチョコレ-トケ-キもさっぱりしてとてもおいしかった。聞いた事を実践してみんなで120歳の大還暦を迎えたいものである。
 
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韓流熱風  

2007-03-09 06:07:13 | Weblog
 ヨン様ブ-ム・「冬ソナ」ブ-ムから始まった韓流は、一時の爆発的な熱風ほどではないが、今なお人を惹きつけてやまず、安定した人気を博している。本書は、こういった日本やアジアに巻き起こった韓国ドラマや音楽・産業デザインを含めたコリアンソフト全般が台頭した現状やその要因、今後の発展方向などを関係者の証言やインタビュ-や現地ルポを中心に客観的にかつ生々しく描きだしている。
 中でもおもしろかったのは、韓流の爆発的な人気の要因として、植民地化などの激動の歴史の中で、必然的に韓国人の感情・情緒が豊かになったという韓国人特有のDNA の指摘だ。
 これからは、立派な企画力を備えた人材養成、国際交流の活性化、特に双方向で行われる文化交流を大切にし、長い歴史を持つ韓国文化、韓国人のDNA を発展させ現代センスとも融合させていくことが重要であるという。日本もすばらしいコンテンツを創造していってほしいものである。
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