小杉平和9条の会の主催で、富山大教授小倉利丸さんの講演があった。
新しい視点や展望を教えていただける、目からうろこの講演でした。
憲法には、この解釈のレベルが明確に規定できないという決定的な限界があるために、解釈だけは政府や権力者の裁量にゆだねられるという厄介な事態が生じる。ここに成文法の限界がある。
むしろ9条を意図的に逸脱する政治家を戦後一貫して政権の座につけてきた有権者の責任は極めて重く、この点で、有権者は自らの不明を恥ずべきであろう。
戦争は負けてもよいから、早く止める方がよい。これが庶民の利益になる。
政治家は不安をあおるが、20C末、「国家は人々の平和や安全を守れないのではないか」と考え、緒方貞子さんら中心に、「民衆の安全保障」を考え、創っていこうという動きが現れた。飢餓、難民、伝染病、テロ、人身売買、麻薬など国以外が軍事力を持つ時代の到来で、軍隊では解決できない課題が山積している。
政府は中国、韓国、北朝鮮と不安をあおるが、ほんとうに不安なことは取り組まれていない。日本最大の領土問題は米軍基地問題。米兵の犯罪、基地がターゲットになる。福島廃炉への労働も、これから100万人以上が被爆しなければならないだろう。
国境を越えて地域の民衆が相互に知り合い、助け合うネットワークを作ることだという非軍事、非暴力の民衆外交が「民衆の安全保障」である。
まず、東アジアの人々と友好関係を作り、対話していきたい。今年は、韓国人、中国人の友人を一人作ることから始めたい。
新しい視点や展望を教えていただける、目からうろこの講演でした。
憲法には、この解釈のレベルが明確に規定できないという決定的な限界があるために、解釈だけは政府や権力者の裁量にゆだねられるという厄介な事態が生じる。ここに成文法の限界がある。
むしろ9条を意図的に逸脱する政治家を戦後一貫して政権の座につけてきた有権者の責任は極めて重く、この点で、有権者は自らの不明を恥ずべきであろう。
戦争は負けてもよいから、早く止める方がよい。これが庶民の利益になる。
政治家は不安をあおるが、20C末、「国家は人々の平和や安全を守れないのではないか」と考え、緒方貞子さんら中心に、「民衆の安全保障」を考え、創っていこうという動きが現れた。飢餓、難民、伝染病、テロ、人身売買、麻薬など国以外が軍事力を持つ時代の到来で、軍隊では解決できない課題が山積している。
政府は中国、韓国、北朝鮮と不安をあおるが、ほんとうに不安なことは取り組まれていない。日本最大の領土問題は米軍基地問題。米兵の犯罪、基地がターゲットになる。福島廃炉への労働も、これから100万人以上が被爆しなければならないだろう。
国境を越えて地域の民衆が相互に知り合い、助け合うネットワークを作ることだという非軍事、非暴力の民衆外交が「民衆の安全保障」である。
まず、東アジアの人々と友好関係を作り、対話していきたい。今年は、韓国人、中国人の友人を一人作ることから始めたい。