大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

人生最期の処方箋 曽野綾子

2022-07-28 19:45:01 | 

人生終末期の心構えが書いてあり、とても参考になりました。

・1年365日あるので、毎日一つずつ処分していくと身辺がすっきりする。

・心をかけてあげたこと、心をかけてもらったことが多いほど幸せな人生である。

・平凡でも、個を大切に最後まで生きることが大切。

・生物と同じで、新しい命のために滅びていくこと。

・精一杯生きる日がもう一日与えられていることは、なんと幸せなことだろう。

 病んでいる人は病んでいるままに、悲しんでいる人は悲しんでいるままに、今日を精一杯生きるだけ。

・尊厳生ができたとき、尊厳死も可能になる。

・食べなくなった時が命の尽き時

 

著者は、アフリカに出かけたり、毎日畑をし、料理をしたり、本を執筆している。さすがです。

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在宅ひとり死のススメ

2021-06-27 20:15:10 | 

在宅ひとり死のススメ(文春新書)[上野千鶴子]

友人に貸していただき、早速読みました。

施設ではなく、大好きな在宅で、自由に生き、認知症になっても一人で死ぬ。

団塊の世代が成し遂げた介護保険制度のお世話になり、最後まで自分らしく生きる方法が日本や世界中の介護事情を紹介しながら、ヒントを紹介してくださり、とても参考になりました。

これからは、介護保険について学び、多いに利用していきたい。

政府の介護保険の改悪にはNO!の声を上げていきたい。

①要支援外しを許さない。

②要介護1,2はずしを許さない。

③生活援助はずしを許さない。

④ケアプラン有料化を許さない。

⑤「現役並み所得」「一定以上所得」の利用率負担率の上昇を  

 許さない。

⑥介護報酬の切り下げを許さない。

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人生山あり時々谷あり 田部井淳子

2021-04-16 19:59:31 | 

日本で初めてエベレスト登山に成功した田部井淳子の本です。

ピレネー山脈、南米、東チモール、チベットなど70か国以上の最高峰・最高地点に登攀した彼女。まだ見たことがない景色を見たかったから…低い山でも美しい光景に出合う喜びが伝わってきました。

あと余命三か月という末期がんに侵されながらも、家族に支えられながら、手術した後も多くの山に挑戦する。

地元の人や味、山小屋、温泉との出会い。

温泉は、究極のアンチエイジング。

山は、世界に平和をもたらす共通語。素敵な言葉です。

信じられないような風景に出会い、多くの素晴らしい人と出会うことが人生の最高峰をめざしたい。

山には登れないが、私も信じられないような風景に出合い、素晴らしい人々の出会いを求めていきたい。

 

 

 

 

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100歳の100の知恵

2021-04-15 19:46:28 | 

100歳の100の知恵 (単行本)

100歳で多くの人に支えられながら、ひとり暮らしの生活評論家吉沢久子の本です。

老年期を自分なりに心豊かに生きるヒントがわかりやすく書いてあり、とても参考になりました。

毎日の生活の中で見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」などヒントがいっぱい。

ベーコンの油は捨てずにトマトを焼いてもう一品

本当の「おひたし」を作ってみませんか

美しいものはどんな小さなものでも見逃さない

できないことを受け入れる

くよくよせず、好きなものを食べて、グーグー寝る・・・・

著者のように、私もささやかな幸せを大事にし、1日1日丁寧に生きていきたい。

 

 

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ライフスパン

2021-01-23 17:12:18 | 

今話題のハーバード大の老化研究者第一人者のシンクレアの本です。

老化は病気であるととらえ、その克服が描かれています。

人類は老いない体を手に入れる。誰もが人生120年時代を若く生きられ、孫の孫に出合える。

AMPK活性化分子、TOR疎外分子、サーチュイン活性化化合物に実効性がある。

メトホルミン、NAD増強分子、ラパログ、老化細胞除去薬については効果が確認されている。

分子や遺伝子治療、細胞リプログラミングのようなテクノロジーの開発も進んでいる。

長寿遺伝子をプラスの方向に働かせる。印刷して臓器を作る。

著者本人は50歳であるが、家族や父もNMNを毎日飲み、食べすぎないようにし、野菜を多く採り、運動をし、寒いところにいたりして長寿遺伝子を活性化している。

80歳の父は、若々しく、ドライブや旅行、友人との交際と人生を謳歌しています。

研究室の様子も紹介されています。

ワクワク、ドキドキ、人類の夢の世界を堪能できた本です。

でも現実は?

 

 

 

 

 

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私の後始末 曽野綾子

2020-03-27 19:05:32 | 

題名に魅かれて、図書館でふと手にした曽野綾子の本です。

著者がこれまでに出版した本から、老いの生き方について、味わいのある、心に響く文章が書いてあります。さすがクリスチャンで作家。

夫や父母の介護などの体験から得た心の深さがとても示唆に富んで、優しい心になれます。

ありのままに生きることの大切さなど心が穏やかになる、アドバイスがいっぱいです。

老年の様々な苦しみは、人間の最後の完成に向けた試練。死にざまを見せることが最後の仕事。要するに、どんな生き方でもいいのだ。一生懸命死ぬことである。

それを見せてやることが、老人に残され、唯一の、そしてだれにでもできる最後の仕事である。

今生きている場が一番素晴らしい舞台。うまみのある柔らかな人間になる。

幸せを感じる才能を開発する。希望はいつも「登録」しておく。さまざまな人と出会った「思い出持ち」になる。・・・・・

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質問老いることはいやですか?

2019-01-29 16:00:29 | 

「質問老いること...」の画像検索結果

70代にさしかかった落合恵子さんの日常のていねいな暮らしや心構えが書いてあります。

植物を愛し、有機野菜のお店やレストラン、子供の本屋を営みながら、執筆や講演に忙しい日々。

素敵な友人との交流や手作りの料理の数々を楽しむ充実した楽しい暮らし。

でも戦争する国反対の声を国会前であげておられます。さすが落合さんです。

忘れ物が多くなり、名前が思い出せないことも多くなった場面は身につまされます。

水仙を見て「来年もこの花に出会えるだろうか」

「今日という日は、残りの人生の最初の一日」「決して言葉にできない思いがここにあると指すのが言葉だ」

「亡くなった人がのちに残してゆくのはその人の生きられなかった時間であり、その死者の生きられなかった時間をここにある自分がこうして生きている」

深く心を打つ言葉にも出会える本でした。

 

 

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日本をジェンダー平等社会に

2019-01-25 08:58:32 | 

「今こそ、女性差別撤廃条約選択議定書の批准を!」さすが女性差別委員会委員を務めた林陽子さんの講演録です。

現在の世界の現状、個人通報制度の現状、日本の課題が具体的に描かれています。

さすがスェーデン、カナダの取り組み(女性人権団体への財政支援・連携、政府・公務員の政策立案能力の強化、平等賃金の実現、女性の貧困の撲滅)はすばらしいです。

ジェンダー指数10年前は、日本80位、フランス76位。現在日本は111位、フランスは17位。

日本に何が必要か

立法・・公職選挙候補者にジェンダー・クオータを導入する。

    国会の中に常設のジェンダー平等委員会を作る。

行政・・政府から独立した国内人権委員会を作る。公務員のジェンダー研修の徹底

司法・・法テラスの中にジェンダー平等法律扶助基金を作る

    最高裁への上告理由に「条約違反」を入れる

    最高裁判事の半数(7人以上)を女性にする。現在2人

政府は、早く女性差別撤廃条約選択議定書を批准してもらいたいものです。

 

 

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宇宙飛行士に聞いてみた!

2019-01-23 23:47:17 | 

「宇宙飛行士に聞...」の画像検索結果

イギリスのスーパーヒーローディム・ピーク氏が、質問に答える形で、宇宙飛行士の生活、喜び、大変さが書かれた本です。

「お気に入りの宇宙食は?」「宇宙ではトイレはどうするんですか。」など素朴な疑問に大変分かりやすく答えています。世界一リアルな宇宙の暮らしがわかります。

訓練の大変さ、無重力化での危険いっぱいの作業などとても宇宙飛行士にはなれないということもわかりました。

スペースX社のイーロン・マスクはこれまでのエンジンの3倍のメタン燃料搭載のロケットエンジンを搭載した惑星間輸送システムITSの運行を2019年に予定しているそうです。

「これからは、地球人から、もっと広範囲の惑星人に」「月と火星にいつ移住するかの時代にはいった」

広大な視野と夢を与えてくれる本です。

宇宙大好きの大人や宇宙飛行士をめざしている子供たちにお勧めの本です。

 

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年を重ねて知る人生の深い喜び

2019-01-23 16:18:59 | 

 「清川妙の本」の画像検索結果

 93歳の作家の本です。まさに、題のごとく、本を書き、講演をし、カルチャー教室の講師をしながら、一人暮らしをし、充実した生き方をして得た心構えが、大変参考になります。

万葉集、清少納言など古典に精通された文学者の言葉や感性は,詩的で美しい。

年を重ねて生き続けることは、自分より先に逝った愛する人達と一緒に生きるということ。

人間って、一生かけて自分を育てあげていくもの、いけるもの。ああ、勉強って愉しいなあ。

生きている間は思いっきり充実して生きぬき、生ききりたい。

愉しいことを思いつきました。自分で自分を介護しようと。

 

 

 

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