念版屋スケッチブック

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渡辺香津美 『亡き王女のためのパバーヌ』

2009年03月29日 | キャプチャー


 素人が論評するのはおこがましいが・・・、先日NHKhi「クラシック倶楽部」で録画いておいた『渡辺香津美 ギター・ルネッサンス』。

映像を表示しないで音だけをスピーカーから聴いていたのだが・・・、
『亡き王女のためのパバーヌ』の演奏が素晴らしいため書き置くことにした。
『亡き王女のためのパバーヌ』はピアノ演奏などいろいろ聴いているのだが、
この渡辺香津美の演奏は久しぶりに涙が出そうなほどでした。

ローリンド・アルメイダの『亡き王女のためのパバーヌ』が一瞬頭に浮かんだ・・・ローリンド・アルメイダのギター、バド・シャンクのフルート、サックス、レイ・ブラウンのベース、シェリー・マンのドラムス・・・L.A.フォアの鳥肌が立つ名演といわれています。こちらのほうはJAZZの名演です。

渡辺香津美の『亡き王女のためのパバーヌ』は純粋クラシック奏法です。
しかし彼の演奏の・・・『+アルファ』は何でしょう?
久しぶりに得した気分。





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8 コメント

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Unknown (MIKAN)
2009-03-31 22:20:00
ごんべ絵さん、こんばんは♪『亡き王女のためのパヴァーヌ』私も好きです。長女がヴァイオリンの発表会で演奏したことがあるので良く覚えています。渡辺香津美さんの演奏、素晴らしかったでしょうね♪
空虚5度と掛留音が漂うような独特のニュアンスを与えて聴く人の想像力をかき立てられます。
『亡き王女』とは誰なのか?諸説ありますが、これという決定的な事実は分からないそうです。
私は、恋愛経験もして過ぎ去った青春を振り返っているような大人の女性を想像します(^^ゞ
ごんべ絵さんはいかがでしょうか?
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Unknown (ごんべ絵)
2009-04-01 01:16:36
MIKANさんこんばんは。
最近ピアノでの演奏を聴くことが多いのですが、今一ピンとくる演奏がなかったので、この渡辺香津美のギター演奏で「おや!!なかなかいいな」と聴き入ってしまいました。
アマデウスか何かで言っていましたね。ラベルはただかっこいいから付けたと・・・。
曲ができてから題を考えたようですね。
そうは言っても題名から聴く人に与える印象は大きいですよね。
私は音・旋律からの感銘から『+アルファ』を感傷にひたったりもしますよ。
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亡き王女とは (わたる)
2009-04-19 20:30:32
はじめまして。
この番組見れなかったので残念です。

渡辺香津美はこの曲をアルバム「ギター・ルネッサンス」で弾いていますが、それはエレキです。
このときもエレキだったのでしょうか?

個人的には大萩康司が弾いているこの曲が好きです。
ディアンス編のです。

ラヴェル自身が晩年にオケ用に編曲した方が一般に馴染みがあるので、ギターソロに違和感のある人が多いようですが、もともとラヴェルが10代に書いたピアノ曲なので、ギターもいいですよね。

ラヴェル自身はこの曲に対しての評価が低いようですが、すばらしい曲ですよね。
ちなみに亡き王女とは、若くして急逝したスペインのマルゲリータ王女といわれています。
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Re:亡き王女とは (ごんべ絵)
2009-04-19 22:20:07
わたるさんこんばんは。

JAZZに詳しいわたるさんでしたか?
先日はお世話になりました。

このときはエレキでなくアコースチックギターでした。
ただいわゆるクラシックギター奏者とは「つま弾き方」が少し違うかなという印象を受けました。
音が強いというか、大きいというか、奏法はクラシックでも音自体はJAZZかなという印象でした。
DVDレコーダーに録画してありますので、アナログのビデオならコピーしますよ(初期のDVDレコーダーなのでデジタルコピーはできませんが)。
この番組の演目では他のソロの曲はまあまあとして、オーボエとデュオはちょっといただけませんでした。

マルゲリータ王女という説もあるようですね。
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Unknown (くるんくるん)
2009-06-03 21:12:36
 私も聞きました。
 ただ、かなりがっかりしました。

 朴訥とした素朴な味わいと言うこともできるのかもしれませんが、いきなり音が途切れてしまうし、指が動かないじゃないですか。
 音楽を壊しまくっています。

 音が途切れる原因について、はじめは楽譜でも確認しているのかと思ったのですが、彼自身の編曲だったんですね。
 なぜこんな演奏だったのかと、今でも不思議に思っています。
 調子が悪かったのだと思いたいところです。
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Unknown (ごんべ絵)
2009-06-04 09:31:11
くるんくるんさん書き込みありがとうございます。

やはり精通している人の感想はかなり手厳しいですね。

私は彼のインタビュー・コメントをきいて彼への魅力が増しました。
『音楽は旅である・・・』とか、かなり支離滅裂なこと言い出していましたが、彼の言葉よりは演奏を聴いていたほうが伝わってくるものがあると思いました。

最近の若手のクラシック・ギター奏者の演奏も時々聴きますが・・・彼らにはないものも私は感じたました。

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渡辺香津美・考 (蜜柑畑)
2009-06-21 07:12:38
こんにちは。
私もくるんくるんさんと全く同意見です。
とかく渡辺さんは音楽的越境を売り物にしているせいか、単に「弾けるから」弾いていると云う演奏が多い。ギター講座での津軽三味線にしてもそう。あれは楽器屋で「試し弾き」をしているレベルですよ。
枯れて良くなるタイプのミュージシャンもいるが、はっきり言って渡辺さんは下降線の時期(かなり前から)に入ったと思います。
好き嫌いは別にして、日野皓正などは、年をとってからは余裕を持ってトランペットをゆったりと吹くようになりましたよ。
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Unknown (ごんべ絵)
2009-06-21 23:59:25
蜜柑畑さんこんばんは。
私の知っている人に「リンゴ畑」という人がいましたがその人ではないのですね?

なかなか手厳しいですね。
彼のことを擁護するつもりはありませんが、素人の私にはなかなか良く聴こえますよ。
モト冬樹の後輩らしいですし・・・。
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