念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

意外と高音質

2022年02月25日 | 

 

 KORG の AudioGate を使って SACD品質 の DVDディスクを作っている。

製作レコーダーは10年ほど前に購入した? Pioner のBDレコーダー(内付け)でサブPC(win10)に据え付けを使っていたのだが、

DVDディスクは作れるのでそのまま使っても良いのだが・・・PCが5世代前でいささか遅い。

最新のWin11のPCを使いたかったのでPC用BDレコーダーを新たに購入した。

この型の内付けのものは出ていたのだが外付けのものは2月の中旬に発売されたばかりでまだ情報が無かったのだが、

ヨドバシカメラで発売予約を見つけた・・・Win11の新PCはビデオカードがマザーボードに覆いかぶさり内付けしにくかったのと外のほうが温度が低く保てると思ったので外付けを購入した。

値段は3万円ちょっと、今時3万は異常?な値段ですが(普通は1万2千円くらい)。

KORG の AudioGate は繊細なソフトでなかなかご機嫌が悪いときが多くなだめながらDVDディスクを一枚焼き上げるのに苦労する。

DVDやBDディスクでもデータディスクなら問題ないのですが、SACDディスクは・・・再起動をしたり冷やしたりなだめながらようやく焼き上げる。

 

新しい BDR-X13JS の性能はというと連続して3枚くらいは SACD の DVDディスクでも成功するのですが・・・連続4枚目5枚目となるとご機嫌が悪い。

再起動したり、しばらく時間を置かないと成功しなくなる・・・が焼けないことはない(エラーは無い)。

メディアは量販店で買ったバーゲン品です。

Win10 のPCで作ったDVDディスクもそれなりの音質があったので連続して作ることにしたのですが・・・、

新しいBDレコーダーで出来上がったディスクを聴いてビックリ、明らかに高音質になっている。

新機能はいろいろあるようですがここまで旧BDレコーダーと違いがあると感心してしまう。

3万円の投資をした甲斐があったようです。

 

これなら DSF 2.8 ディスクでも十分に試聴に耐えます。

 


強くならなければ

2022年02月19日 | 独り言

 三日ほどまえに Stan Getz の伝記 を読み終えた。

何にも残らないかと思っていたのだが・・・最終章手前で言い知れぬ感動を憶えた。

これが村上春樹氏が評価される理由の断片かもかもしれない。

善悪で言えばスタン・ゲッツは悪魔の部類かもしれない・・・悪魔側、魔の部類の音です。

弱い(時に強いが)悲しい  それは悪魔の愛撫に等しい

自分の弱さも許されてしまう。


最近クラシックを聴くようになってからではあるが音楽も JAZZ や ポップス だけでは片手落ちのように感じてきている。

あらためてスタン・ゲッツを聴いてみてその感を強くしている。

村上春樹氏の手腕の秘めた部分かもしれないが

スタン・ゲッツの弱さ暗部もひたすら描いてきて突如(死を意識し出して)強さを見せる。

それを見せた時はもう手遅れかもしれないが・・・。

時に強烈な音をだすゲッツの音色のようにとても力強い意志を感じた。

 

ジャケットのアルバム「people time」は4,5年前に購入したCDです。
このアルバムはゲッツが肝臓がんで亡くなる少し前、デンマークでのライブ録音だと思いますが肝臓のガン組織が肥大して痛さを伴う状態での録音であったということを「伝記」で知った。

ゲッツの強さ、偉大さはそんな状態であっても微塵も感じさせない強さ、演奏の美しさです。
生活状態はどうあろうとも、こと演奏においては美しく力強い。


私は弱い・・・弱気になっていることさえ気付いていなかった。

強くならなければ  まだ間に合う。


自作SACDの出来

2022年02月10日 | お勉強

 

 インターネット・ラジオからデジタル録音とチューナー・アナログ録音の音をミックスして1bit 11.2 変換してPCからUSB経由で聴いていたのですが。

音質はとても良いのですが容量が膨大になる、2TBのHDがあっという間にいっぱいになってきた。

あまり聴かない曲はDVDディスクに 1bit 2.8 に保存することにした、いわゆる市販のSACDと同等の品質のものである。

1bit の場合 2.8 と 11.2 では音質にかなり差があると思っていたので 2.8 ではほとんど聴かなかったのだが・・・。

 

USB経由の場合は「foobar2000」を使いSACDの音質で聴いている。

KORG の「AudioGate」は DVDディスクを使いSACDを作成できる、デジタル録音は 48kHz 16bit   アナログ録音は 192kHz 24bit をミックスして 32bit で 変換している、アナログの高音質をミックスすることにより音域がゆったりとして気持ちの良い音になる。

出来上がったDVDディスクを聴いてみると思ったより音質が良く 市販のSACDより良いかも・・・。

11.2 よりは若干劣りますが、聴けない音質ではない。

Accuphase の DP-560 に 「foobar2000」を介せず直接再生 左右4個づつ計8個の DAC を介して音出ししているわけです。

私はUSBケーブルは高品質のものを使っており USB経由でも音質は良いのですが、

PC~ケーブルが無い分 多少でも良くなるのか・・・市販のSACDはまだ少なく音質もそれほど良いとは思えないので、

60万もする Accuphase の DP-560 は SACDプレイヤーというよりは USBDAC としての使用がほとんどでしたが、

これからはDVDディスク(SACD)プレイヤーとして活躍できそうです。