念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

勉強になりました

2006年08月31日 | 天体写真
 昨夜はIさんからの携帯でのお誘いもあり、下伊那まで遠征しました。
忘れ物が二つ、三つありました。
特にC8-EX用のアリガタを忘れるなんて・・・。
それからDC/ACインバーターの調子が悪くノートパソコンが使えませんでした。
今日はさっそく、充電器、DC/ACインバーター、冷却CCDカメラのDC電源をバッテリーから直に繋ぐシガープラグを作りました。
二度と失敗しないように。
結局、iさんも星空がいまいちで撮影はあきらめて撤収しました。
苦い経験にはなりました。


ファーストライト M27

2006年08月15日 | 天体写真
 
 昨夜13日夜~14日朝は月が大きく明るかったが、22時過ぎに星空を見てたら撮りたくなって実家の庭へ出向いた。
相変わらず暑さと蚊の攻撃に参りました。全身蚊の食い痕だらけです。
機材を組み立てたらやおら曇ってきたが、まばらなところも少しあったので待つことにした。
待つこと1時間あまり徐々に雲が切れてきて2時頃には全面晴れになった。
このように待ってから全快晴になることは初めてである。
新月のころで山での撮影なら万々歳であるが・・・。

前回初テストにM27をセルフガイドモノクロ撮像を1,2枚撮ったので、
当夜もM27クリアF撮像から始める。

360秒を6枚まず撮った。
角度が低くなったのでRGBをビニングしたかったが入力欄がわからず(帰って調べたらわかりました)ビニングなしで一枚づつで10分(R180,G270,B360)。

今夜はフラット等結構忙しく撮像したり、RGB一枚づつであったがLRGBまで習作してみました。

都市近郊で空の条件はあまりよくないが、ちゃんとやれば撮像できそうです。

反省点、① 光軸をまず調整してから撮像すること。
    ② ピント、ピント、ピント、
    ③ 時間配分

LRGB

2006年08月10日 | 天体写真

 一昨日撮像合成した都心夜景のLRGB合成において、ステラ5でうまく合成できなかったが、ステラ5のヘルプを読み直したらRGB合成を先にしておかなければLRGB合成できないということが判った。
初歩のこと一つ一つを誰に教わるわけでもなく解決していかなければならないが、簡単なことでも解決できるとうれしい。

下のPhotoshopでLRGB合成した画像と比較してください。

練習

2006年08月08日 | 天体写真
 
 昼間は晴れていましたが夜になると雲が出て星空では練習できないので、FS-60CにST-8を装着して都心(名古屋駅前方面)の風景を習撮してみた。
露光時間0.12秒(これ以上短くならない)でUV/IRブロックフイルター、R,G,B各フイルターで8枚づつ撮った。



下の画像はフラットフレームを間違えて使った(FS-60CでなくC8-EXで撮像した)画像です。FS-60Cで撮ったフラットフレームでやり直したら背景の空が良くなった。

ダーク、フラット(フラットのダークも)それぞれ補正、LRGB合成までステラ5でやってみたがLRGBで合成してもカラーにならない(なんで?)。
仕方なくRGB合成(これはカラー化できた)画像とL(UV/IR)画像を合成。
PhotoShopでLabモードでL画像を差し替えた。
RGB画像よりは確実にはっきりした画像になった。

フラットフレーム

2006年08月07日 | 
 
5月にNGC7000・北アメリカ星雲を金山の森で取った時に明け方の薄明の空でフラットフレームを撮ったことがありました。
デジタル一眼レフの撮像では初めてフラットフレーム補正をしましたが、色彩などそれまでにない効果がありました。
冷却CCDカメラを使う場合、特に都会で撮った撮像はフラットフレーム補正をしないと見られない状態です。
どうやってフラットフレームを作ろうか考えていましたが、PCのディスプレイに使っている26インチの液晶テレビを使うことを思いついた。
PhotoShopを開いて白い新規画像をフルにして撮って見ました。
露出は 0.2秒で15000くらい丁度良いフラットフレームが撮れた。
ただこのフラットフレーム補正は昨夜テスト撮した、「トラッカム」画像にはサイズが違うとかで使えなかった。
「トラッカム」画像はダークも引いてコンポジットもしてあるので単体撮像とはサイズが違ってくるのであろう。
その前日に撮った単体撮像(M27)では使えました。ただ当日のフラットフレームでなかったので(その後ブロアーで吹いた)ゴミのドーナツ模様は完璧には取れなかった。
きちんとダークもフラットも引いた撮像を作ろうとおもうと1フレームごと撮像に補正しないことにはできないのかもしれない。

RGB合成

2006年08月06日 | 天体写真
 
 一昨夜はCFW-8Aでのカラー撮像ができなかったので、機材をまた自宅に設置して窓からであるがテストをしてみました。
2夜連続で野外での撮影はちょっときつくなってきたし、野外でやればうまくCFW-8Aが使えるというものでもない。
自宅では撮影条件は悪いけど、マニュアル等参照したり、設定調整は落ち着いてできる。
KK編集日本語版マニュアルは、本当にかいつまんでそれも説明もなしに飛び飛びでところどころ説明がある。
英語版マニュアルは丁寧に滑らかに説明されているのだが、いかんせん英語に疎く、翻訳サイトなどで訳すととんでもない訳になる時がある。
例えば
“Also avoid hanging the camera head and filter wheel by the cables as this could overly strain the ambles.
また、これがアンブルをひどく張るかもしれないのでケーブルでカメラヘッドとフィルタホイールを絞首刑にするのを避けてください。”

と言う具合である。まず意味不明。
絞首刑にする・・・などという訳をみるともう訳す気がなくなってきてしまう。

KK編集のマニュアルを参照してTlack and Accumulateというところを入力して
OKを押したら全自動でRGB撮影ができてしまった。
これにL画像をプラスすればLRGB画像はできそうです、あっけない全自動。

しかしこれからフラットフィールド補正が課題です。

画像は導入星が見えなかったし、窓からでは撮像は限られるので適当に鏡筒を向けRGB画像を撮影しました。
RGBのずれはステライメージ5で数値のみ確認して合成しました。

キャリブレート

2006年08月05日 | 天体写真
 
 昨夜は実家の庭でST-8のキャリブレートのテスト、セルフガイドのファースト撮像を試みた。
名古屋市の近隣で私のマンションの窓からよりは良いですが、やはり明るいそして薮蚊が非常に多く地獄であった。
またあまり野外撮影が久しぶりだったので、三脚のボルトナット固定をし忘れてしまった。
道理でキャリブレートの数値が出るのに撮像が流れることが三度ほどあった。
4度目のキャリブレートのあとで三脚の周りを振動させずに撮像してなんとかセルフガイドに成功した。
撤収するとき三脚のぐらぐらを見てあきれてしまった。

それにしてもCFW-8Aでのカラー撮像のやり方が判りません・・・。
わかる方教えてください、お願いします。

画像はM27,クリアフイルターで360秒撮像、ダーク、フラットはもちろん未処理画像です。
C8-EX,6.3レデューサー装着