念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

吉とでるか凶とでるか。

2007年06月30日 | 
 
某オークションでセレストロンSC235を落札してしまった。
前オーナーが2001年に新品で購入したものなのでそれほど旧式ではない。
入札前に少し調べたが、このSC235(C9,1/4)はKYOEYなどから発売されているC9とは色違いで仕様も若干違うのかもしれないが・・・。
VIXENから発売されたシリーズです。



シュミカセは光軸調整など若干難しいところもありますが、なんといっても魅力はコストパフォーマンス(中古なのでなおさらですが)が高いこととバックフォーカスにゆとりがあることとです。
将来的にAOなど光学補償系を使うこともできます。
高橋のμ-180も気に入っているのですが、バックフォーカスにゆとりが無く拡張性に欠ける。
去年の夏に使っていたC8-EXはなんとなくしっくりこなかった、光軸が狂っていたことも原因とおもいますが・・・。
このC9はC8より32mm口径が大きいだけであるが、ネットで見るとなかなか評判が良い。私の好きな○さんもC9はとてもいいと言っていた。
C8を使いこなせばいいのでしょうけど、いわゆる相性もあると思いますがC9は何となく気に入った。
下の黒いC8と比較した大きさです。



ミラーシフトはC8の富田式ミラーシフトロックを流用した。
今夜は星が出ているのでテストしたいのだが、まだ台の固定やらフードを作らなければならない。フードにはファンを取りつけようと思っている。

南極での皆既日食

2007年06月21日 | キャプチャー

 絵の仕事のテーマを展開することで一杯で今月の天体撮影には行くこともできない。
晴れた日もあったようですが、天候も今一の状態のようです。

仕事が終わって一杯飲みながらTVの録画を見ていてこれはすごいと思ったのでアップします。
『南極での皆既日食』2003年の撮影の再放送のようですが、BSハイビジョンの画面で見ると皆既日食の時に星も見えてとても神秘的でした。
このキャプチャー像は一度アナログ画像に戻してPCに取り込んだ画像なので解像度はかなり落ちてしまいました。
TV画面では星もかなり見えました。

お金があったら皆既日食ツアーなどにも行きたいですが・・・ハイビジョンTVでこれほどの場面をみることができるのなら・・・。


瀬戸内を走る

2007年06月13日 | 風景
 
 CANP'07の2日目、朝食を終えてから広島県の呉まで車を飛ばした。
最近はなかなか墓参りもできないので西はりま天文台まで来たついでに墓参りすることにしていた。
85歳になる母親と呉の墓地で合流することになっていた。
ついでといっても西はりまから300kmくらいあるので早めに出発することにしました。



墓地は呉の北に位置し墓地の山の上まで登ると呉の街や港を見晴らせる。
今回は時間が無かったので3年ほど前に撮った画像(12月)です。

天気が良かったので江田島を訪れることにした。お袋は結婚して終戦直後まで呉に住んでいたのだが江田島には行ったことが無いという。
戦争中は機密で一般人は立ち寄れなかったかもしれない。



音戸大橋から江田島まで22kmある、江田島の旧海軍兵学校(現在の第1術科学校、幹部候補生学校)に着いたのは15時20分、入り口の衛兵に聞くと見学は15時までだと言う。『遠方から来たので何とか見れないか?』と言うとパンフレットを持ってきて、『平日も見学できますから・・・』と言う、往復50kmの距離をガソリンを使ってまた翌日来ることは考えられない。



せっかく来たのだし天気も良いので厳島(宮島)がすぐ隣に見える西能美島を巡ることにした。
西能美島の西側を走るがなかなか良いビューポイントがない、散歩していた人に尋ねたら標高402mの砲台跡まで行くと宮島がよく見えると言うので砲台山まで上がりました。
一番右の山が弥山(530m)です、30年以上昔に宮島は訪れたことがある。



下の画像は音戸大橋を渡っている頃、宮島の弥山と見間違えた大黒神島で山の標高は460mあります。

当日は音戸ロッジに泊まって翌朝の帰り道は三原まで海岸線を走りました。平山郁夫美術館がある瀬田島町にも寄りたかったがフェリーに乗って渡っていては帰りが遅くなるのでやめた。
85歳のお袋には車での道中は疲れたかもしれないが、久しぶりに懐かしい瀬戸内の海を見せてあげることができた。



CANP'07

2007年06月12日 | 天体写真
 
 西はりま天文台で開かれた「CANP'07」に参加してきました。
天文歴何十年というそうそうたるベテラン方や、天文誌で名前や写真を拝見したことがある有名なかたばかりで初心者としては少し気が引けるところもありましたが技術面の講義もあり有意義な時間がもてました。



 『ごんべ絵さんですか』とネット上での知り合いから声をかけられたときは嬉しかったです。
また以前ネット上でやり取りした人もいて旧知のごとくお話できたことはありがたかったです。

懇談会ではすぐ前の席にCCDSOFTの社長(考案者)やSBIGの社長が座っているのに英語が話せないのでせっかくの機会を無為にしてしまいました。
SBIGの社長は「アラン・何とかさん」と言ってAlan Holmesさんなら私がアメリカのSBIGの人で現在もメールをやりあっている人である。
英語が話せないということはやはり悲しいことである。
隣に座っていた中村哲也さんはSpring-8とかいう国立の研究施設で働いている方で
英語もペラペラでCCDSOFTの社長と話をしていましたが内容はぜんぜんわかりませんでした。



懇親会後西はりま天文台の「那由他」望遠鏡の観望をさせてもらいました。
20時過ぎには雲も切れ土星、木星、M13など見せてもらいました。
M13の星の一粒がとても小さく解像度のすごさを実感しました。
アマチュア・一般の人が見ることができる望遠鏡では世界最大(2m反射鏡)の解像度ということです。

 

この「那由他」望遠鏡の観望会で新天体・超新星発見では世界トップを走る有名な板垣公一さんをお見かけしまして、声をかけて写真に撮らせていただきました。
ブログへの掲載許可も得ましたのでアップします。
板垣さんは10日に講演をされました。