念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

DSI-PRO+PHD GuidingⅡ

2007年04月30日 | 天体写真
 
26日に撮像した画像を観測小屋に忘れてきたこともあり、またDSI-PRO+PHD Guidingのテストに行って来た。

『星空観察日記』のしばたさんにRA AggressivenessとMin,motionの数値を教えてもらったのでさっそく使ってみた。
しばたさんはf2000mmでのPHD Guidingに成功している。

月がかなり大きく明るかったせいもあると思うが10分露光しても解像度は上がらない。
しかしガイドについては初めの70分ほどはうまくいったようです。

L画像10分×6(若干流れた撮像も2枚使った)RGB各5分×2(2×2)
F9.8 f1763mm μ-180 フラットナーレデューサー使用
ガイド鏡 ミザールGT-80S f1232mm(ボーグ2.2エクステンダー)

南中から鏡筒が傾くにしたがってフードが動いたか、配線の負荷がかかったようで残り40%ほどの撮像がおかしかった。
CCDSOFTで自動撮像して寝ていたのでバランスが崩れてもそのまま撮り続けてしまった。
フードや配線を確実に固定しなければならない・・・これも経験。
26日もプレートと鏡筒の固定でガタがあったし、やはり長焦点でガイド鏡を使う場合は固定とバランスはきっちりやらないと長時間のガイドは難しい。
なんとか目安はつきましたが。

それから撮像前にブロアでフラットナーレデューサーやCFW-8Aのフイルターを吹いたら、前日撮ったフラットではガタガタで合わなかった。

フラットを撮った直前日の撮像はきれいに処理がきいた。
フラットフレームもそのつど撮ることができれば越したことは無い。

下のM51撮像は26日に撮った撮像の中でガイドが一番良かった一枚撮像です。ガイドだけ見れば改善があったとおもう。


フラットフレームの効果

2007年04月28日 | 天体写真
 
 一昨夜は撮影の後にフラットフレームを撮ってきた。
鏡筒を観測小屋に置いていることもあり、なかなか新しいフラットフレームを撮ることができなかった。
家から持っていった15Wほどの電気スタンド一本の灯りでの撮像なので若干の歪みはあったと思う。
それでも以前に撮ったものよりは良いフラットフレームができたと思う。
撮像を小屋のPCに忘れてきたので12日に撮ったM51の撮像を使ってフラット補正してみた。
少し日にちをおいたのでゴミが一個後から付いたらしく、大きなドーナツが一個取れなかったが以前のフラットに比べると補正がらくになった。
今回はガイド流れのないL画像5分露光3枚でコンポジットしたので解像度はよくないです。

DSI-PRO+PHD Guiding

2007年04月26日 | 天体写真

 リモートガイドヘッドはSBIGにメールを出して診断してもらうことにした。
リモートガイドヘッドはハード的には便利だが、CCDOpsの英語版のみ対応で一枚づつ入力して撮像しなければならない。
CCDSOFTなど自動撮像ソフトを使いたいので別のガイドシステムも考えなくてはならない。
いろいろネットなど見て回ったが、ミードのDSI-PROが安い上に感度も高いことが判った。
ST-4と同等以上であるという人もいる。
フリーソフトのPHD Guidingにはカメラ設定にミードのDSI-PROもあるのでシリアル経由でガイドできる。

昨夜は月没が3時頃で明るかったが初テストしてきました。
撮像は取り込みミスで手元に持ってこれなかったので後日アップします。

変わりにノートでDSI-PROのピント出しに撮った月の画像をでアップします。
PHD Guidingは一発で即始動というほど甘くは無かったが、なんとかOut CalibrateからGuidingにこぎつけることができましたが。

長焦点鏡筒の固定ガタやバランスミスで完璧なガイドはまだできていませんが試行錯誤してきました。

M51 B撮

2007年04月13日 | 天体写真

 B撮というのはまだ本調子ではありませんよ(負け惜しみ?)という感じの撮像です。
リモート・ガイド・ヘッドが使えない・・・。認識はしているのだが、いざセルフガイドとなるとシャッターを閉じてしまって使うことができない。
しかるべき対策をとらなくては・・・。

システムをいろいろ取り替えていたら時間が無くなってしまった。
先日に続いて何も撮らないわけにはいかないので思い切ってGuide Dogを使ってM51を撮像してみた。
はじめの1,2枚うまくいったので寝ていたら途中で流れかかった撮像が多かった。
B撮・・・ガイド流れあるが処理の勉強をしてみました。

鏡筒はμ-180 フラットナー・レデューサーをつけてもf1763mmあるのでGuide Dogは健闘したというべきかも。
フラット撮像は以前撮ったいいかげんなものを使っています。

L画像5分×8枚、RGB各5分×4 総露光100分

六甲山からの夜景

2007年04月06日 | 風景
久しぶりに山道を歩いてきました。
六甲山全山縦走、全部歩くと56kmほどあります。
そのうちの30kmほどで降りてしまいましたが、一日たって今は腿など筋肉痛です。
宝塚から入り、六甲最高点を通って摩耶山から市が原に降り、布引の滝を通って新神戸の駅まで。
夜景は六甲山ホテルの屋上からのものです。
三脚を持参しなかったので少しぶれました。
満月でもあり神戸の明かりが強烈でしたが、空にはオリオンや冬の大三角形も見えよく見ると次々に星が見え始めました。やはり800mほどの高地の空です。

オリンパスC4100Z 夜景モード。

六甲山縦走はまたレポをアップする予定です。

天体の大きさ比較

2007年04月02日 | 天体写真
3月は風がひじょうに強かったり、天候が今一だったこともありあまり撮像はできなかった。
下の饅頭の写真を見ていたら天体饅頭の大きさを比較したくなった。
時間切れ失敗作やテストでL画像2,3枚撮像したもので大きさなど比較してみました。

見かけの大きさは実際の大きさとは違うのでしょうか?
M3とM13はどちらが大きいかなど疑問に思っていたことを表示してみました。
同じ鏡筒とカメラをしばらく使っていると大きさも比較できます。
f800mmのR200SS鏡筒、ST-8の画角での比較撮像です。

M3以外はみな半端撮像です。
M13はL画像2枚、M104もL画像2枚、
NGC7635(あわ星雲)は時間が足らないでL画像4枚ほど、RG各1枚でBはありません。

The SKY6でのサイズデータは 「M3- 18×18」 「M13- 20×20」でM13のほうが少し大きい、画面上ではM3のほうが露光量が多いので大きく見える。
「M104- 8,6×4,2」 「NGC7635- 15×15」「M52- 16×16」