有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

低山散歩で花撮り(1)

2024年04月27日 | 山野草
そろそろキンラン(金襴)が咲く頃かと思い低山に様子を見に。
麓に咲いていたツボスミレ(坪菫)、ニョイスミレ(如意菫)とも言います、どちらが本名なのか?

ニョイスミレは牧野富太郎博士が命名したようです。
ツボスミレはタチツボスミレの事だからと、新たにニョイスミレとしたとか。
スミレ科スミレ属の多年草で北海道~九州に分布に分布する有茎種。

サンショウ(山椒)の花が咲いてました。 

ミカン科サンショウ属の落葉低木で北海道~九州に分布。
棘が対生する本種に対し、同科同属の良く似たイヌサンショウ(犬山椒)は棘が互生。
イヌサンショウに対し、本種をホンサンショウ(本山椒)と呼び区別されます。
ホンサンショウに比べイヌサンショウは独特の香りが弱いので「イヌ」と名付けられました。

ムベ(郁子)の花が大量に咲いてました。 

アケビかムベ属の常緑蔓性木本で関東以西~九州に分布、雌雄同株。 

花弁に見えるのは花ではなく萼片です。 

お目当てのキンランが咲き出してました。 

ラン科キンラン属の多年草で本州~九州に分布。 

環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では準絶滅危惧(NT)に指定されてます。 

まだ咲き始めで僅かしか咲いてませんでした。 

コバノガマズミ(小葉の莢蒾)があちこちで見られました。 

レンブクソウ科ガマズミ属の落葉低木で関東以西~九州に分布。
※福島以南とも有り、どちらが正解なのか?)

クロバイ(黒灰)の花。
ハイノキ科ハイノキ属の落葉高木で関東以西~沖縄に分布。


名前の由来は木倍を染色の媒染剤として利用し、葉や幹が黒っぽく見える事から。 


咲き残りのナツグミ(夏茱萸)。

グミ科グミ属の落葉低木で分布域場色々載っていて良く分かりません。(^^;)
※北海道~九州、青森~近畿南部、福島~静岡の太平洋側など。

チゴユリ(稚児百合)、普通20cm程の草丈に下を向いた花を咲かせるので撮り難いです。
ところがこの日見付けた花は、完全開花してませんでしたが上を向いて咲いてました。
これは撮り易い。(^^)

イヌサフラン科チゴユリ属の多年草で北海道~九州に分布。 

キンランの他にも目的の花が有ったのに、この日は空振りに終わりました。
何時どんな花が咲くか記録を付けてるのですけど、最近記録と合わなくなってるような。
全てが合わないのではなく、合ってるのと合わなくなった花が有るようです。
これも温暖化のせいでしょうか?
次回に続く。
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花が撮れず鳥撮りに

2024年04月26日 | 
今日も花撮りで撮れた鳥を。
ほぼ真上にとまった逆光のエナガ(柄長)。

とにかくじっとしてないのでこれしか撮れず。 

モミジの新緑背景のヤマガラ(山雀)。 

今の時期は新緑が光を通してしまうのでどうしても逆光気味になってしまいます。
しかし緑が濃くなると暗くなってしまうし。

同じくモミジの新緑背景のメジロ(目白)。

新緑の透過光の光と色が強すぎて他の色があまり出ません。 

新緑背景の今季初撮りのキビタキ(黄鶲)。
背景が明る過ぎで全体が黄色っぽくなってしまいました。(^^;)

これまたほぼ真上にとまったキビタキ、通称腹打です。 

これは既に緑が濃くなった葉の下のキビタキ、手前が暗くなるので顔がはっきり写らず。 

これまた完全に逆光でしかも枝被りの鳥、撮った時は種類が分かりませんでした。
帰って編集で明るくするとシメ(鴲)のような気がしますが・・・。
シメはこちらでは冬鳥、まだ居るのですかね?

田圃に何か居ないかと農道を走ってると、チドリが水浴びしてるところに遭遇。 

チドリが田圃で水浴びするのを初めて見たかも、近隣の田圃では見た事ない気がします。
以下連写です。

水浴び中ずっと後ろ向きだったのが残念。 

飛ばれてしまった、と思ったのですが。 

ふわりと飛んで直ぐに着地、羽に着いた水を羽ばたいて振り払ったようです。 

今度は羽を逆立ててブルブルッと水を飛ばしました。 

水を飛ばしたところで横を向いてくれました、イカルチドリ(鵤千鳥)だと思います。
チドリはあまり見ないので良く分かりません。(^^;)

水浴び後に羽繕いする千鳥を動画で撮ってみました。 

羽繕いからの続きです。

畑地帯へ行くとヒバリ(雲雀)が飛び立ちます、飛んでるヒバリを見るのは何年振りだろう?

近隣では殆ど見られなくなってました、少し前まではあちこちで見られたのに。 

囀ってるようですが、何故か声は聞こえませんでした。 

最近花撮りで空振りが多く鳥撮りになってしまう事が、とは言え鳥もあまり撮れません。(>_<)
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花を撮る序に他のも

2024年04月25日 | 山野草
花撮りの序に鳥も撮ろうと思うも、なかなか撮れません。
特にこれからの時期は葉が茂って難しいです。
なんとかメジロ(目白)が撮れました。

目が枝被りのメジロ。 

棘の有る枝にとまるメジロ、タラの木ではないようです。 

こんな所にとまってくれると有難い。 

気が利きますね、こちらを向いてくれました。 

コゲラ(小啄木鳥)も居ました、でも薄暗く背景が明るいので逆光気味。 

盛んに上を気にしてました。 

今ではすっかり珍しくなったレンゲ(蓮華)畑。
正式名称はゲンゲ(柴雲英)で、何故「柴雲英」と書くのかAIに尋ねてみました。
答えは「遠くから見ると低い位置に漂う紫色の雲のようにみえる事から。」だそうで。

では何故「柴雲英」と書いてゲンゲと読むのか尋ねると・・・その答えは有りませんでした。
柴雲英と書く理由が繰り返されるばかり。(^^;)

ミツバチ(蜜蜂)が盛んに飛び交ってました、脚にたっぷり花粉を着けて。

 多分セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂)だと思います。 

こちらは少し体色が黒いミツバチ、ニホンミツバチ(日本蜜蜂)でしょうか? 

アゲハチョウ(揚羽蝶)、キアゲハ(黄揚羽)と区別してナミアゲハ(並揚羽)とも呼ばれます。 

アサヒナカワトンボ(朝比奈川蜻蛉)。 

テングチョウ(天狗蝶)。 

小さな虫が何故かモミジの葉に近寄ろうとしてます、でもとまりはしません。
近寄ったり離れたりを繰り返してたので撮ってみました、虫の種類は不明です。

ホタルカズラ(蛍蔓)にキタキチョウ(北黄蝶)。 

今期初撮りのシオヤトンボ(塩屋蜻蛉)、未成熟♂は♀と同じ色模様なので雌雄は分からず。
画像を拡大して尾部付属器を見てみましたが分かりませんでした。(>_<)

正面に回って。 

珍しい鳥や蝶や蜻蛉はなかなか撮れません。(T_T)

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近所の公園と古刹で

2024年04月24日 | 山野草
少し前に近所の公園等で撮った花です。
ソメイヨシノはすっかり終わり葉桜に、少し遅れて八重桜と緑色の桜が咲き出します。
ギョイコウザクラ(御衣黄桜)。
バラ科サクラ属の落葉高木、江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたとされる栽培品種。(Wiki)

花が淡黄緑色で徐々に紅色の筋が現れ、満開の頃には花が淡紅色に変わります。
貴族の衣服の萌黄色(もえぎいろ=鮮やかな黄緑色)に近い事が名の由来。
花色が赤くならず緑のままの右近桜(うこんざくら)と言うのも有ります。

↑の背景の淡紅色は関山桜(かんざんざくら)と言う栽培品種で、大型の八重咲の桜。 

これも交配種ですが 歴史は古く奈良時代から伝わるとか。 

トキワマンサク(常盤満作)。 

マンサク科トキワマンサク属の常緑小低木で、国内に3ヶ所しか自生していません。 
勿論画像のは栽培物です。

自生地は伊勢神宮、熊本県荒尾市、静岡県湖西市神座(かんざ)の3ヶ所のみ。
環境省の絶滅危惧ⅠB類(EN)、三重と熊本はⅠA類(CR)、静岡はⅠB(EN)指定。

 花の木の実が生ってました。 

例年花は撮ってますが実を採ったのは初めて。(^^;)
モミジと同じムクロジ科カエデ属なので実もモミジと同じ翼果です。

こちらがモミジの花、花の木より花期が遅く白い長く突き出たのが雌蕊。 

陽が当たり新緑が透けてるのを背景に。 

公園の脇に咲いてたムラサキケマン(紫華鬘)を逆光で。 

場所は変わり、背後の山は手付かずの自然が残る古刹の境内へ。
ここでもモミジの新緑が輝いてました。

見上げれば空一面に。 

古木に着いたキクラゲ(木耳)?が逆光に輝いてました。 

古刹の近くの小川の堤防に咲いてたカスマグ(かす間草)。 

マメ科ソラマメ属の蔓性2年草で本州~沖縄に分布。 

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆=カラスノエンドウ)とスズメノエンドウ(雀の豌豆)の中間の大きさ。
カラスノエンドウの「カ」とスズメノエンドウの「ス」をとり「カス間」の名が付いてます。

誰が名付けた知りませんが、よほど名前が浮かばなかったのでしょうね。(^^ゞ
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林道沿いに咲いてた花達(2)

2024年04月23日 | 山野草
林道沿いの花の続きです、ホウチャクソウ(宝鐸草)が咲き始めていました。
イヌサフラン科チゴユリ属の多年草で全国に分布。
※APG分類でユリ科からイヌサフラン科に分離。

花は殆ど開かないのと、下を向いてぶら下がってるので花の中が撮れません。
殆ど開かないのに受粉できると言う事は、ホウチャクソウ専属の媒介者が居るのかも?

花の長さは25mm~30mm。 

なんとか下から撮ってみるも、やはり花の中は見えませんでした。 

タンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)も咲いてました。 

ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の蔓性落葉木で茨城~東海地方に分布する日本固有種。 

タンザワとオオバの二種類が有り、見た目では素人では区別が付きません。
オオバよりタンザワの花の方が少し大きいようです。(タンザワ3~4.5cm、オオバ2~4cm)

タンザワとオオバの違いが色々有るようですが、変異も多く見た目では殆ど違いが分からず。 

タンザワとオオバに分けずにウマノスズクサとすれば良さそうですが・・・。
ウマノスズクサとすると同科同属の同名の違う花が有り、更にややこしい事に。

玉ボケ背景でも撮ってみました。

ヤマルリソウ(山瑠璃草)。 

花は最初淡紅色で次第に淡青色になります。 

ムラサキ科ヤマルリソウ属の多年草で福島以南~九州に分布する日本固有種。 

花の直径は約1cm、右の花弁が欠けてるのに気付かず。(^^;) 

移動して別の山へ、荒れた斜面に一塊の緑が、ナベワリ(鍋割)と言う毒草です。 

ビャクブ科ナベワリ属の多年草で関東以西~九州に分布する日本固有種。
↑の草丈の葉の下に、長い花柄に下向きの花を咲かせるので撮り難い事この上なし。

斜面に寝転んで写真機を花の下に差し込み、画面を見て撮るしか有りません。

と言う事で似た様な絵面ばかりに。(^^ゞ
舐めると舌が割れる程痛いので「舐め割り」からナベワリに転じたと言われてるようです。

撮り易い花を探していたら葉の上に乗った花を見付けました。(やらせでは有りません(^^;)
赤いのは葯です、殆ど雲丹の軍艦巻きですね。(^₀^)
花被片は4個、内1個だけが大きい。

花の大きさはこんな感じ、対照君の位置が悪くピントが合ってません。 

寝転んで撮っていて、ふと気づくと左手の服の上を小指の爪大のマダニが歩いてました。(>_<)

おまけ、新緑の山と鳴き方が少し変なウグイス(鶯)。 
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