念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

皆既月食を撮る

2007年08月29日 | 天体写真

 昨日(27日)日にちを一日間違えて観測小屋まで出かけた。月が昇ってきてもこうこうと輝き一向に欠けない・・・ふと気がついて新聞で日にちを確かめると27日であった。明けても28日なのだが天文紙で確認すると夕方からと言うことのみ憶えていて一日早かったことは忘れていたのです。
しかし日にちを間違えたおかげで今夜(28日)の撮影は何とか撮れました。それは観測小屋の赤道儀からは撮影できないという事がわかりました。月の出は低く垣根の植木の松で隠れて撮影不可能ということがわかり、今夜は三脚とFS102を持参して月が昇るところから固定撮影しました。
日中から雲が多く危ぶまれましたが雲間から見えるかもしれないと出かけたのです。とはいえ昨夜の月と違い月食状態で上がって来た為、月を見つけることが難しかった。雲間から暗くうっすらと出る皆既月食中の月を見つけたとき(PM7:05)は嬉しかったです。
上の撮像は見つけた直後の月です、すでに皆既月食中です。



みずがめ座σ星が月に入ろうとしています(PM7:30頃)。



みずがめ座σ星が月からでたところ(PM8:30頃)



タカハシFS-102 F8 f800mm
Kiss-D-N 固定撮

後日時間がありましたら食の進行状況を同一画面上にレイアウトしてみます。

久しぶりの遠征・ペルセウス座流星群

2007年08月14日 | 天体写真
 ここのところ日本列島が高気圧に覆われた状態ですが、お山の天気はなかなか微妙で思い通りにならない時が多い。
今回は久しぶりだしダメ元でおいしい空気を吸ってこようと出かけました。
遠征地近くに来ると雲が出ていましたが、上まで登ると湿度は多いものの晴れていて感激。
知り合いの人や移動アンテナを立てて無線をする人が陣取っていた。



この遠征地は林道崩落などで1年以上くることができなかったがやはり第一級の撮影地である。天の川の見事さには歓声をあげてしまった。

0時過ぎにはデジ一眼レフと三脚も出してペルセウス座流星群を撮影することにした。ペルセウス座が何処にあるかも判らず、撮影仲間の船田さんに教えてもらう始末です。
1分露光を20枚、2分露光を10枚撮影した。
その中で5枚ほど流星の痕跡がありましたが、ほんの小さなものばかりです。
一枚目はIC1805,IC1848の右、NGC869,NGC884の『ペルセウス二重星団』の下に小さく出ています。この撮像は流星痕は小さいけれど右上にアンドロメダ銀河も写っていいます。







2枚目は一番大きく写っていた撮像、3枚目は2分露光で右上に流星痕があります。
肉眼では大きな流星も見ましたが、思っていたよりささやかな流星群でした。