アキュフェーズのフォノ・アンプ C-47 を導入して一か月ほど経ちました。
毎日聴いているわけではありませんが、少し感想を・・・。
前に使っていたAD-60からの音も記憶するためにC-47の購入をしばらく引き延ばしていました。
セッティング後に聴いた『オイストラフのシベリウス ヴァイオリン協奏曲47』は生を聴いているようで衝撃を受けました。
これだけでも買った甲斐があったを思いましたが・・・。
その後いろいろ聴いているとあまり感心しない部分もあったりと・・・。
MCカートリッジは DENON103R を使っていたのですが、高音の伸びが無いように思われたので
もう少し高いオルトフォンカートリッジ MCQ-20を新規購入した。
音は若干よくなった感じですが高温の切れはさほど変わらない・・・。
『G線上のアリア』など出だしの弦のソロの小さな音など、カートリッジを変えても改善されない・・・・。
まだ良くわからないので触るの控えていましたが・・・GAINボタンを押してハイゲインにしてみた(6dBゲインが増えます)ら
高音の部分も聴こえるようになって全体の感度も上がったような・・・。
レコードによってはゲインの操作をすることを一つ覚えたが、
次にLOAD IMPEDANCE(負荷インピーダンス) も見直してみることにした。
工場出荷時には 100 に設定されている。変えなくても音は出るのでそのまま使っていたのだが、
オルトフォンの MCQ-20 の推奨インピーダンスはメーカーのサイトでも 『30』となっているので C-47 のインピーダンスも『30』にして高音があまり出なかったLPえお聴いてみた。
明らかに音質は改善されてレンジも広がり、とても好ましい音になった。
これならゲインも上げることなく気持ちよく聴け・・・一級品のミュージックに変わった。
以前のAD-60の時は『200』にしたような記憶があるが、
オルトフォンの『30』とはかなりの差がある。
DENON103Rも『100』で聴いていたがもう少し下げても良いかもしれない・・・・やってみて自分の好みで判断するのが良いようにも思えます。
オルトフォンの MCQ-20 の推奨インピーダンスを『30』にしてLPを聴くと
今まで『録音があまりよくない・・・』とか『高音が良く聴こえない・・・』・・・不良品ではないかという考えを改めなくてはならない。
50年前にお袋がシリーズで買ったクラシック全集の音も第一級のお宝音楽に変わってくる。
捨てるべきレコードは無いということになってくる。
設定をうまくできれば驚くべき変化が期待できそうです。