Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

7年ぶり2度目

2017-06-19 | 走る若人が好き
全日本駅伝の関東地区予選会に行って参りました。
予選会観戦は2010年以来2度目です。
あの時は埼玉ではなく今は亡き国立競技場でしたが。
有名どころだと村澤選手とかがいた頃でしたね。
関東インカレ覇者の藤本選手(国士舘→トヨタ)が
背中を丸めて登場してきた姿が今でも忘れられません。
チョコ食べすぎて歯が欠けて元気なかったらしい(笑)。

7年前は5校しか通過できない狭き門でしたが、その後ルールが
変わって関東が9枠に増え、昔より門が広くなっています。
しかし飛び抜けて強い大学以外にもチャンスが出てきたため、
ボーダー争いはどこが通過してもおかしくなく予想が難しく
なっています。さらにこの予選会自体に出場できるのが
10000mタイム上位20校まででして、こちらも激しく争われた
結果、14年ぶりに筑波大が出場権を獲得しました。
どうしてもお金を掛けて強化できる方が有利ということで
昨今の関東大学駅伝界は私立大学ばかりになってしまって
いますが、国立大学が頑張るのもいいですね~!
そういえば昔は補欠用レースもありましたがなくなりました。

さて、何故久々に観戦に行ったのかといいますと、
4年生で一番強い鈴木選手と、3年生で一番強い塩尻選手の
トラック10000mガチンコレースが見たかったからです。
箱根2区見に行けよと言われそうですが、ロードレースは
現地に行かずにテレビでじっくり見る主義ですし、
今年みたいに1区で差が付いたら競ってるの見られないし。
本当は2年生で一番強い鬼塚選手も交えた争いを期待して
いましたが、鬼塚選手は日本選手権優先で不出場に。
あと法政の190cm坂東選手を生で見てみたいという野望も。
坂東選手も関東インカレで2種目入賞し、今一番勢いのある
選手ですね。身長だけでなく選手としても大物化の予感。
東海が鬼塚選手以外にも館澤選手や4年生などメンバーを
かなり落としてきたため(5枠時代なら怖くてやれんだろうな)、
1位通過候補は鈴木選手・山藤選手のダブルエースを擁し
どこの組にも不安がない神大が本命という見方が大勢に。

観戦前に埼玉観光してますがその記事はまた後日。
浦和駅からバスで駒場運動公園に行く…つもりが大行列。
「時間もあるし歩くか」と歩き出しました。
人の流れに付いて行ったら着いたけど、最後神大の部員に
付いて行きそうになったのは間違いです(笑)。部員には
専用の出入口があって一般客とは別の場所で応援するからです。
筑波大の応援幕が架かってたのが感慨深かったですね。
別に筑波大の卒業生じゃないけど(笑)。

先日ハイキング用のレインウェアを余った携帯のポイント使って
3000円で入手したので早速着用(山じゃなくて競技場で初着用かい)。
傘は後ろの観客の迷惑になるので観戦中は使用禁止です。
OB集団も見かけましたが、私の座ってるそばにはいなかったので
「別の大学の選手応援したら睨まれそう…」と怯えることなく
その時々で応援したいと思った選手を好きに応援しました。
4組某選手のファンが駅女さん含めて近くに4人ほどいました。
大学の応援は聞こえてこなかったので選手個人のファンですね。

1組時点ではまだ小雨でした。序盤は順大が引っ張ってました。
最後3人の争いから神大越川選手と東海小松選手に絞られ、
ラストで小松選手が1位に入りました。東海がフルメンバーで
挑んできたらおそらく外れてたと考えると層が厚いですね。
筑波大の池田選手が上位に来たのが印象的でした。
都道府県駅伝の中学区間2区走ってたのを覚えてますので。
筑波大は各組で1人は厳しくても1人は結構頑張ってました。
電光板表示で各組終了時点での順位が流れるのですが、
1組終了時点で筑波大が12位と発表され健闘に場内どよめき。
超余談だけど国士舘の八巻選手実物マジイケメン

2組で雨が本降りに。順大の花澤選手が飛び出して終始独走。
後ろの集団がゆっくり走ってたので一時期半周差に。
最後は差が詰まったけど花澤選手がそのままトップを譲らず
フィニッシュ。ガッツポーズも出ました!
高校時代は世代トップの一人ながら大学では病気や怪我で
苦しんできた選手ですが、ここ一番でチームを通過に導く走り。

3組では中央の意地を見ました。2人とも先頭争いしてるなーと
思ってたら、飛び出しました!うち舟津キャプテンが独走に。
観客席を煽るようなポーズも見せて元気でしたねえ。
異例の1年生キャプテンに就任したものの箱根予選落ちで
どん底を経験した選手ですが、キャプテンがチームに対して
「俺の背中を見ろ!」と言わんばかりの走りでした。

4組の選手登場。ば、坂東君でかっ!
長距離選手は生で見ると華奢だから余計に小柄に見えることも
多いけど、190cmもあったら小柄に見えるわけがありません。
坂東選手と山藤選手の身長差よ…途中並走シーンもありましたが
190-158=32cm差、コブクロ以上!(別に何も結成してないけど)
そういえば今年の箱根駅伝1区でも一緒でしたっけ。

当然トップ争いは留学生が繰り広げますが、3組まででボーダーより
下の順大塩尻選手・栃木選手のダブルエースも積極的。
日本人トップ争いは順大ダブルエースと神大鈴木選手・山藤選手の
ダブルエースの争いかな?と見てましたら明治の坂口選手が
上がってきました。日本人トップは坂口選手と塩尻選手の熱い争いと
なりましたが(そういえば3年生対決ですね)、最後は坂口選手が
制しました(というかラスト勝負になると塩尻選手いつも不利…)。
自己ベストとのことです。坂口選手もまた昨年血液の病気が発覚し
思うように走れなかった選手ですが、復活してきましたね。
塩尻選手も実は捻挫してたそうですが流石エースです。
その2人の後に鈴木選手が続きました。雨が降って涼しいからか
11位まで28分台と、この時期のこの地方にしては好記録続出。
國學院の向選手が7位と健闘!高3の時に都道府県5区で区間賞を
獲った選手ですが、4年生にしてついにブレイクでしょうか?

2組、3組、4組いずれも苦労人が魂の走りを見せまして、
何だか孫に対するお婆ちゃんのように「良かったねえ、良かったねえ」
と言いたくなっちゃいました(流石にそこまで年離れてないけどさ)。
「花澤に泣き、舟津に惚れ、坂口に唸る」なレース(敬称略)。
1組小松選手の苦労話もあるのかもしれないけど寡聞にして存ぜず。

結果発表、勿論1位は神大。メンバー落としても東海が2位。
この2校はどの組でも撃沈選手が1人も出ずにほぼ上位でまとめ、
タイム以上に他の予選会出場校とは格が違うなと感じました。※
國學院が3位に入ってきました。これまでは中堅選手の層が厚い
もののエースが不在という悩みがありましたが、エース候補が
出てきて目途が立ってきましたかね。大東と帝京は手堅かった印象。
本戦で見たかった法政も明治も順大も通ってよかった!
9位に滑り込んだのは城西で、日体が予選落ちしてしまいました。
変な組み方してるなーとは思ってましたが万全じゃなかったようで。
東海レベルじゃないと主力が欠けるときついってことですかね。
注目の筑波大は18位。経験不足の選手が多い(というか全員この
予選会は初めて)中で実力は出せてたんじゃないかなと思います。
予選会に出た留学生チームは全滅でした。全日本学連選抜では
昨年同様であれば1人留学生を選べるようなので、4組トップの
日大ワンブイ選手と、予選落ち大学の日本人選手から1人
(国士舘住吉選手あたり?)が選ばれるんでしょうか。

雨の中、選手と学連スタッフの皆様お疲れ様でした。
塩尻選手は週末の日本選手権を欠場するそうですが、
10000mの栃木選手とか3000m障害の三上選手とか
連戦になる選手は特に体調管理に気を付けて下さいませ。
…荻野選手も3000m障害で見たかったなあ。
1500mの連戦もたくさんいそうだけど多すぎて知らねー。
まあ1500mは短いし障害もないから大丈夫だろ(酷い)。

帰りが遅すぎて今後は現地観戦厳しいことが分かったので
観戦しなくてもいいようにみんなシード獲ってくれ(←全員は無理)。

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11/18追記。
他の予選会出場校とは格が違うどころか他のシード校とも
格が違ったようで本戦で1位2位でした(笑)。
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