Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

遠州一人旅 5日目

2022-03-26 | 旅に出た
最終日だけ比較的遅い朝。
無料朝食は手袋して料理を取ります。
うなぎごはんがあった。あとケールの
スムージーとかマシュマロとか。
本当は4泊全てのホテルで無料朝食
あったんだけど、この日以外は出発
早すぎてありつけなかった。
頭の中は前日の達彦でいっぱい。
これってKOI?(違う)

この日は浜名湖北側の庭園めぐり、
「遠鉄ぶらりきっぷ」でバス移動。
三ヶ日の大福寺や摩訶耶寺までは
回りきれないのでまたの機会に。
最寄りバス停へのバスがない時間帯
なので片町バス停から結構歩いて
長楽寺まで。朝から歩いて暑い。
柑橘の花の甘い香り。玄関の箱に
300円入れて外から庭を見ます。
ドウダンツツジの植栽中心の
満天星の庭、一説には小堀遠州の
庭らしいですが、鯉をカラスに
食われないようにするためか池に
網張ってたのは残念でした。
回遊してたけど暑くなって軒に
避難して涼んでました。

浜松湖北高校でバス下車、
実相寺へはバス停から後半急坂が
あります。流石に息切れするので
誰もいないしマスク外して上った。
だいたい400mで40m強上ってる。
小堀流の枯山水庭園、天秀園と
書いた板が掲げられてたので
これがお庭の名前でしょうか。
見てたら和尚さんが出てこられ
ました。江戸初期の庭で、中根
庭園研究所に調査依頼したり
重森家の教授が講座で訪れたり
したものの、昔は保育園を経営
してて普通に子供が遊んでた
そうです。今でも猫がやってきて
砂を掘ってトイレするらしい。
そうか、枯山水庭の砂は猫に
とってはトイレに最適なのか…。
猫に小判、猫に庭園、猫には
人間が大事にするものの価値は
分からないですね(笑)。
最近、庭園ファンサイトに
取り上げられて絶賛されてから
訪問者が増えたらしいです。
バウムクーヘン1個いただいた。
丸い膨らみが3つある築山、開基者
夫妻のお墓になってるみたい。
この辺りは都市部じゃないから
庭園が空襲を免れていると。
先程の急坂、そばにある小学校の
子供たちは足腰が鍛えられるそう。

バスの終点で降りて方広寺。
後で行く龍潭寺との共通券を購入。
バスが渋滞に加え途中で精算に
手間取った団体がいたことで
遅れて到着した上に、石仏が多い
哲学の道が思いの外上り坂で、
昼食を予約していた12時を
少し過ぎてしまいました。
赤い亀背橋を渡って受付に到着。
1500円を払って会場の宿坊に
案内いただくと席に精進うな重が。
臨済宗の禅寺であり「ありがたく
いただきましょう」という
食事五観を唱えてからいただく。
他には漬物とゴマ豆腐と葉物と
麩の入った味噌汁。植物性だけど
何故か鰻の味、裏側の海苔が
ポイントでしょうか。よく噛むと
魚よりはシャキシャキしてる。

その後堂内をゆっくり拝観。
開山堂の庭園(開山の庭)は
屋外から覗ける場所があります。
本堂の釈迦如来像は脇の普賢・
文殊菩薩とともに金色、
室内のすぐ近くに燕の巣。
裏にらかんの庭。上を見上げて
雨で顔が削れた羅漢が印象的。
家康の書状や、後醍醐天皇の
皇子が開基前に中国に渡って
持ち帰った壺などの宝物展も
してましたが人が密集してて
長居してません。鎮守半僧坊
大権現を祀る半僧坊真殿には
上り龍下り龍の彫刻。瓦屋根が
立派なので離れた場所から
眺めたり上から見下ろしたり
すると素敵ですね。
サンダル履いて上った先の小さい
涅槃の庭は最近のものかと。
三重塔はバス停とは反対側の
受付の外なので近くには行けず。
親王の寺ということで皇室専用の
勅使門があります。七尊堂は
室町前期の県内最古の建築。
帰りは江戸宝歴年間作の石橋の
羅漢(橋がアーチ型)などが
あるらかん坂を下りました。
樹齢の古い杉も何本か。

神宮寺バス停で降りて井伊谷宮に
お参り。鯉のぼりが横に架かった
参道。くぐりながら進む。
この地で亡くなった宗良親王を
祀る神社です。厄と書いて息を
吹き掛けた土器の杯を難転厄割石に
投げて厄除けができます。
隣の龍潭寺に行った後で戻ってきて
私もしてきました。自分の人生
大人になってからはだいたい順調で
そんなに不幸とは思ってないけど、
細かいアンラッキーはたまにあるし。

観光ラストは龍潭寺。流石に人が多い。
井伊谷宮から回ってきたからまずは
井伊家の墓所から。何年か前に
大河ドラマになった直虎の墓もある。
まずは補陀落の庭?という枯山水。
いくつかお堂を回って小堀遠州の庭園。
これは見事、飽きません。
旅行のトリにふさわしい名庭!
手前に心字池、紫の花菖蒲、
奥に石組とツツジの築山。
仏を表す石に座禅石がある寺院庭園の
特徴と、出島の亀に西側築山の鶴が
ある蓬莱庭園の特徴を併せ持ち、
右の方が小さい石が多いのは遠近法
らしいです。護岸に木の杭を打つのは
元からなんでしょうか。バスの時間
まで余裕あったし30分くらい見てた。
流石に脳内陸上じゃなくて庭園モード。
赤揃えの甲冑や旗など井伊家関連の
特別展も開催してました。

「折角静岡県来たんだから行って
みようぜ」と夕食はさわやか
浜松に戻る途中にある浜松和合店に
17時前に着いたところ10分待ち。
人気で待たされることで有名な
さわやかですが、休日にしては
短い待ち時間、というか普通の
ファミレスと変わらない待ち時間。
実はこの店舗は郊外で観光客が
あまりやって来ないからか
比較的空いてるんだそうです。
郊外店ゆえ一人客が浮くが(笑)。
げんこつハンバーグ250gとBセット
(サラダ+ライ麦パン、バター
付き)でオニオンソース&肉汁
ありを選んで1562円。
先にサラダと、ハンバーグ用の
ナイフが。続いて牛型の鉄板に
載ったハンバーグとパンが来た。
ハンバーグは最初げんこつの名の
とおり丸くて、その場で店員が
2つに切って切り口を鉄板に
押しつけソースを掛けます。
肉汁やソースが飛び散るので
敷いてる紙の手前半分を持ち上げ
服に飛ばないようにします。
南瓜とブロッコリーとポテトが
一口サイズで添えられてた。
ハンバーグ美味しいけど
ボリュームあって満腹になる。
少食の人は200gのおにぎり
ハンバーグの方がよいかと。
中がレア気味であまり熱くないので
熱い方がいいなら鉄板に押しつける
べし。ナプキンには爽の漢字。
会計でロゴ入りミント飴貰った。
目の前の道が渋滞してたおかげで
逃したと思ったバスに乗れた。

1時間1本の新幹線ひかり出発まで
時間なかったので、お土産に
うなぎボーン648円だけ買って
慌ただしく帰りました。
掛川までは車窓で在来線で見た
景色やエコパを確認しながら、
新富士では夜闇に消えかかった
富士山を見ながら、久々に楽しめた
旅の終わりを惜しみます。
しかし旅行すると活力がみなぎるね。
体動かして綺麗な空気吸うことが
いかに健康にいいか分かりました。
感染に注意しながら旅行続けたいです。


《写真ブログ記事》
静岡県・浜松 長楽寺
静岡県・浜松 実相寺
静岡県・浜松 方広寺
静岡県・浜松 龍潭寺
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