Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

うそうそ時

2007-02-02 | どうでもいい知識
[うそうそどき](名)
夕暮れ、または夜明けの薄暗い頃。

「嘘嘘時」と思わず脳内変換しそうですが、
実は「薄」が転じた形の「うそ」だそうな。

「古語辞典の旅」第3弾は「う」その1。


うちつけ心
[うちつけごころ](名)
急に思い立った心。気まぐれ。

しかしこの「うちつけ心」で始めたことは飽きるのも早い…。


うつけ
(名)ぼんやりしていること。またそのような人。おろか者。

歴史ドラマ・歴史小説を見ていると、若かりし頃の信長に対して
よく使われる表現「うつけ」。ただ、「うつけ」モードの信長って
腰にひょうたん下げて汚らしい格好してて、どちらかというと
不良少年みたいに描かれてますよね。「ぼんやり」なのか…?


うかりひょん
(副)近世語
ぼんやりしているようす。うっかり。

こちらも似た言葉。
妖怪「ぬらりひょん」を彷彿とさせる語感がいいNE!!
是非「うっかり八兵衛」は「うかりひょん八兵衛」に
改名していただきたく。でも呼ぶには長すぎるか。


うろうろ眼
[うろうろまなこ](名)
落ち着かない目つき。

高見盛みたいなのを言うのでしょうか。
一瞬こういう目つきの定まらなさを想像したが。


ウニコール
(名)〔ポルトガル語unicorneから〕
(1) 一角。いるかに似た海獣。
(2) (1)の牙から製したという解熱・解毒剤。
(3) ((2)には、にせ物が多かったことから)うそ。でたらめ。

こんなカタカナ語が出てきて、しかも奇妙な図まで付いてて、
一瞬自分が読んでるのが古語辞典ということを忘れてしまった。
(2)ってポルトガルの薬だったのか、漢方の一種なのか、
日本にだけあった薬なのか(つーか本物なんてあったのか)。
(3)みたいな意味まで出てきたこと、ポルトガル人は
まさか知るよしもあるまい。ザビエルもびっくり!


「う」の続きはまた今度。
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