四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

京都府での稲作と米粉の可能性

2020年11月25日 | 京都府議会

 25日㈬朝8時過ぎ綾部を出発し、京都へ。

 10時半から、府道広野綾部線改良促進協議会(平野正明会長)役員の皆さん、京丹波町側片山誠治府議と共に、整備促進に向けて京都府建設交通部富山英範部長要望活動を行った。

 広野綾部線すでに山家地区の部分と京丹波町側は完成しており、残すは綾部地区の野田踏切から先の改良であるが、踏切拡幅等は物理的に困難であり、綾部市と京都府との間で、寺町~田野町~安場町~上延町へ抜けて鳥ヶ坪交差点へつながる「綾部環状道路」構想を推進すべく、京都府への働きかけを行っている。

 11時45分からは農商工労働常任委員会正副委員長会議に出席。

 13時半から、農商工労働常任委員会を開催した。今日のテーマ「コメの六次産業化」について、参考人をお招きして、意見交換を行った。

 参考人には、八幡市稲と筍で農業を営んでおられる京都辻農園辻典彦代表綾部市米粉事業を営んでおられるiicome合同会社宮園ナオミ代表にお越しいただき、それぞれの事業を説明していただいた。

 京都辻農園では、稲の「列状間引き」を行っておられるそうだ。それによって収量が増え、品質も高まり、病気にも強くなるという画期的な農法だった。また、稲にローラーをかけて強くして、虫や鴨に苗を食べられずに代わりに雑草を食べてもらえるという効果も出ているらしい。

 40年かけて少しずつ土を盛り上げ、相当大きな筍の白子栽培をしておられた。

 宮園さん綾部で活動しておられるので、これまでから米粉の活動のことは知っていたが、総合的に説明を受けたのは初めてだった。

 米粉の製粉技術近年、革新を遂げて、小麦粉の代替がほぼできるようになっているということ。小麦粉アレルギーの人は増えているが、それにも対応でき、輸入に頼っている小麦粉を米粉に代替していくことで、食糧自給を高めることができるということなど、早めに京都府が取り組んで全国の先進地になることによって、府内の稲作に良い影響を及ぼすことができる。

 現在、府内には製粉できるところがないので、それを府内に作ること重要だ。

 米粉の認知度や利用が拡大していくことで、今後、さらに技術革新や機械のコスト削減は進んでいくと思うので、最初京都府が直営で製粉工場を運営し、民間事業者がそれを使いながら利用拡大を進めていくのがリスク低減できて良いのではないかと感じた。

 委員会終了後京都府木材組合連合会愛甲政利専務らにお越しいただき、自民党府議団農林水産部会長として府内産木材の利用拡大について意見交換

 

 17時半からは大相撲京都場所実行委員会(桝本頼兼実行委員長)役員懇親会に出席。桝本実行委員長は欠席のため、本部長の父が開会挨拶を述べ、乾杯の発声名誉実行委員長の荒巻禎一元京都府知事大変お元気だ。

 今年は大相撲の巡業が全て中止となり、京都場所が開催できなかった。次はいつ開催できるのか、全く見通しは立っていないが、いずれ開催できる時期がくればと願い、役員の交流の席が持たれた。

 ここ数年、来てもらっている沖縄の歌手、高江洲昌平くんと山田義秀くんが沖縄音楽で和ませてくれた。彼らも今年初めての県外ツアーだったそうだ。観光客向けのタコライス弁当を販売して、なんとか食いつないでいると説明しながらも「僕らはコロナには負けません!音楽を捨てません!」と力強く決意を述べてくれた。


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