四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

綾部ファイターズの卒団式

2022年02月26日 | 家族

 26日㈯、朝8時に田野グラウンドに行き、綾部ファイターズ(大槻進代表)の卒団式の準備参加した。小学4年から野球を始めた温二郎6人の同級生と共に、晴れて卒団することになった。

 この2年間は皆勤賞で、暑い日も寒い日もほぼ休まずに練習や試合に参加できたことは精神や体力を強くしたし、良いチームメイトに恵まれて充実した時間を過ごせたと思う。温二郎、おめでとう!

 卒団記念の「親子試合」に出場した後、卒団式が行われた。

 温二郎背番号「7」で、5年生までは外野の補欠で代打等で途中出場することが多かったが、6年生になってレギュラーとなり、途中からは外野からセカンドにコンバートされ、それにも順応できていた。

 これで少年野球は一区切り。中学校に進学しても勉強とスポーツを両立させ、ゲームはほどほどに、友達と仲良く頑張ってください!

 

 午後は事務所にて、事務仕事

 夜は西田昌司参議院議員を囲む若手経済人の会に誘われて、綾部の会員の皆さんとオンライン参加した。

 西田先生の持論「赤字国債を発行して公共事業をやると、政府の借入金が増えて、民間企業の預金が増える」という簿記会計の仕訳の話は分かるが、実体経済ではお金が政府の思惑通りには回ってくれない。

 「やってみればいい」論だけでは、国全体を動かすことは難しい。どこかモデル都市を決めて、その都市の公共インフラ整備に政府が100%資金を提供して、それがどうなるかやってみれるなら、どこの自治体でもやってみたいだろうが、なかなか難しいだろう。

 公共インフラを整備するとしても、人それぞれにどのインフラをどう整備するのかのイメージがバラバラで、この会でもそれは行動戦略的に、今はあえて「まとめようとしていない(まとめようとしても意見が一致しない)」のだろうが、その具体策(計画)が必要だと発言された方々は皆さんおっしゃっていたので、次はその議論が展開されていくのだろう。

 終わった後、綾部の参加者の皆さんとしばし懇談したが、若い経済人の皆さんが政治に関心を持って、こうやって議論する場が生まれることは素晴らしいことだと感じた。


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府立高校生が各自でiPadを買わなければならない

2022年02月24日 | 教育・子育て

 24日㈭朝9時半からの予算特別委員会、教育委員会の書面審査に間に合うように7時過ぎには綾部を出た。昨夜から再び雪となり、綾部の町はうっすらと雪化粧して美しかった。

 9時半から予算特別委員会の教育委員会の書面審査に出席。

 一番最後で質問し、来年度から実施される府立高校で各生徒がiPadを購入する件について、教育委員会の考え方質した

 iPadがタブレットの中で最も性能が良いことはよく承知している。一方でデメリットなのは価格の高さ(大量購入しても価格を下げない)入手の難しさだ。

 来年度、府立高校のほとんどが授業にiPadを採用する(府教委がiPadを推奨している)ので1万台の調達が必要となり、府教委はこれをApple社が決めている教育向け代理店(全国で12社ほどしかない)にプロポーザルで入札を求めたところ、1社(ソフトバンク)しか手が挙がらなかったため、約6万円×1万台=約6億円の購入を1社との「随意契約」で発注することになったという。

 かつ、ソフトバンクは直接、高校にiPadを売らず、その間にさらに業者が入るが、ソフトバンクからiPadを仕入れられる会社は府内に4社しかなく、そのうちの1社が福知山市、2社が舞鶴市の企業だという。府内全域の府立高校に販売するのに、それは偏りすぎてはいないか?また、ここに企業間の競争が働いて、適正な価格となっているのか?様々な疑問がある。

 この購入にあたっては、年収472万円以下の世帯の生徒には2万円、それ以外には1万円を府教委が補助するが、本体とアプリ、設定費で6万円に加えて、保証料が7~8千円、タッチペンが必要だと1万円総額8万円近くの負担になる場合もあり、補助金の2万円範囲内でのタブレットも検討すべきではないかと思うが、府教委はなぜかiPadありきになっており、それがこのいびつな販売状況につながっている。

 一昨年、10月には広島県教育委員会のパソコンやタブレット納入をめぐって、NTT西日本など14社が公正取引委員会の調査を受ける事件があった。

 国が進めている「GIGAスクール」構想には、日本人が「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)」に打ち勝つための人材育成という意味があるのに、「GAFA」一角のAppleに日本人が巨額の「上納」をしているというトンチンカンさ文科省や教育委員会はなぜ気がつかないのか?

 彼らが「気がつかない」ことのしわ寄せが、子育て世帯の負担増となっていくことには鋭いメスが入るべきではないだろうか?

 また、すでにiPadを持っている世帯それを学校に持ち込む場合は、学校のWi-Fiには原則、接続させない(学校が許可する場合には機器の初期化や様々な誓約を求められる)としていることもあり、まずは学校側のWi-Fi環境の整備が先ではないかとも思う。

 午後は政策企画部の書面審査。夜は京都泊まり

 

 25日㈮、午後から農林水産部の書面審査。夜は綾部に戻り、活力京都・綾部会の役員会に出席した。


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足立敏之参議院議員、来綾

2022年02月23日 | 選挙

 23日㈬祝日議会は休み

 午後、来客。16時半から、足立敏之参議院議員自民党綾部支部事務所にお越しになり、自民党綾部支部役員、綾部建設業協会役員と懇談会を行った。

 足立先生は元国交省技監であり、西脇知事とは入省同期建設産業の方々の推薦で6年前に参議院(全国比例区)で初当選され、今夏に再選を迎えられる。

 ご出身が福知山市夜久野町で、今もお母さんが一人で暮らしておられるため、京都府北部の事情もよくご存知であり、我々にとっては国交省とのパイプ役として大変お世話になっている。

 地方経済を下支えする意味でも、公共事業の必要性を強く訴えられ、建設国債はここ数十年、増加することなく、借りては返してとちゃんとできているので、着実に地方のインフラ整備を進めていかなければならないとおっしゃっており、同感した。


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京都市内での「子ども宅食」継続へ支援を!

2022年02月21日 | 教育・子育て

 21日㈪京都へ。午後、府議会の予算特別委員会・府民環境部の書面審査に出席。今日は同じ会派の議員に時間を譲って、質問なし。

 夜は綾部に戻って、代表を務めるあやべMBTプロジェクトの役員会に出席。本当は市長選が終わって2月に入ったら、第1回のあやべMBTミーティングを開催しようと考えていたが、コロナのまん防延長もあって、しばらく延期している。

 役員会では互いの近況報告の後、ミーティングの開催形式等を相談し、コロナが落ち着いているだろう4月13日㈬に開催することを決めた。今後の会合場所のりえちゃん「オスキーニ」を借りることに決まった。

 

 22日㈫朝8時前綾部を出て、京都へ。朝から雪まじりの天気。すごい寒い。事務所のストーブの温度計は3℃だった。

 和知までは吹雪いていたが、丹波町以南は快晴。

 10時から予算特別委員会・健康福祉部の書面審査今回も殿(しんがり)で質問

 「子ども宅食」事業について。令和2年度から国100%補助(上限972万円)の市町村事業として実施されており、府内では京都市、宇治市、亀岡市、長岡京市、向日市社会福祉法人やNPO法人が補助を受けて、子どもがいる生活困窮者の自宅へ食料等を送っておられる。

 先週、京都市内で同事業をしておられる社会福祉法人の理事長から連絡があった。「来年度から国2/3、市町村1/3になるので、京都市は財政難を理由に事業を止めることになって困っている。京都市が1/3を負担してくれなかったら、国の2/3も取れない」と嘆いておられた。

 今日の予算特別委員会では健康福祉部「京都府はその実態を把握しているか?」とまずは質問した。

 この法人は今年度、京都創造者賞を受賞されており、その受賞式の感想をこのブログに次のように書いている。今日の質問ではそれを引用した。

京都創造者大賞2021(2021年11月9日付ブログ)

…「宅食」を届けた先にコロナで仕事を失ったシングルマザーがおられて、お手紙をくださったそうだ。「宅食にお菓子を入れていただいていたので、子どもの友達を家に呼ぶことができ、子どもが大変喜びました。ありがとうございます」と。切ないエピソードだが、そういうところに手を差し伸べていただいている活動は偉大だ。

 理事長は「私たちの活動は本来は京都府や京都市といった行政がやること。私たちは京都府・京都市株式会社の社内ベンチャーみたいな存在。《親会社》にはもっとしっかりしてほしい」とおっしゃった。…

 もちろん、政令指定都市の京都市の事業に京都府が資金援助できないという「ルール」はよく分かっている。でも、コロナ禍で様々な特別ルールがある中で、せめてコロナが収まるであろう来年度までだけでも京都府と京都市で何とか知恵を出してもらえないか?削減できる補助金といってもおそらく1300万円ほどで、京都府や京都市にとっては捻出が難しい金額ではない。

 健康福祉部の副部長からは「京都府が国に提案して作った事業でもあり、京都市との間に入って調整する」という答弁があり、「困っている子ども達を助けてあげてください」とお願いした。

 予算特別委員会での質問の様子京都府議会のHPネット中継されており、数日後には録画でもご覧いただけます。

 

 予算特別委員会の終了後に、府議会の政策調整会議があり、19回の会議を経て完成した府内産木材利用促進条例ようやく我々の手を離れ、議会運営委員会の理事調整会議に渡ることになった。

 今議会の閉会日に議決して、次年度以降、府内産木材の利用促進をしっかりと進めていきたい。


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西脇知事の事務所びらき

2022年02月19日 | 選挙

 19日㈯この1週間は京都に3泊したこともあり、ブログを書く時間がなく、土日に「連投」することになり、申し訳ありません。

 土曜日の午前中西脇知事の選挙事務所びらきに出席した後、選対本部の部長会議に出席した。コロナ対策もあり、事務所びらきの出席者は選対本部の正副本部長、正副事務長、選対各部長と一部の事務局員に限って行われた。

 12時25分京都駅発の特急で綾部に戻り、午後は事務所で事務仕事留守にしていた分、処理すべきことがたまっている。

 

 20日㈰京都新聞に府議団ニュースが掲載され、先週の一般質問の内容も載せてもらった。

 

 午後は小源太の英検試験の送迎福知山公立大学へ。

 ここはずいぶん昔、府議になる前の落選中のことなので13年ほど前かまだ京都創成大学だった頃に2年間、NPO論の非常勤講師として通ったところ。それ以来、ほぼ来たことがなかった。

 「シラバス」という言葉を初めて聞き、初めて作った。懐かしい思い出だ。学生相手に話すのは緊張した今思えば楽しい時間だった。「会社制度の父」として「渋沢栄一」のことも説明したり、グンゼやユニセフ、あやべ福祉フロンティア、地域通貨ゆーらの話もしていた。


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大雪でも安全に走れる警察車両の配備を求める

2022年02月18日 | 京都府議会

 18日㈮昨夜から雪が降り、朝は積もっていた。やはり例年、厄神さんまでは雪が積もる。これが過ぎると少しずつ春の足音も聞こえてくる

 今日は電車で京都へ。午後は予算特別委員会文化スポーツ部の書面審査。夜は京都泊

 14日に登壇した一般質問の最後の項目❹警察車両の配備状況について質問と答弁の要旨を下記に掲載します。

■大雪でも安全な車高の高い警察車両が必要ではないか?

 大雪の中、現場に駆けつけなければならない府北部の警察署や山間部の駐在所には、四駆で車高が高く、雪に強い車両が必要であり、雪だけでなく、大雨での道路冠水やぬかるみの中を進まなければならない場合もあると考える。現在の府北部の警察署及び交番、駐在所への警察車両の配備状況はどうか。また、大雪や水害にも対応できる車両配備の現状と今後の増強計画について、所見を伺いたい。

【警察本部長の答弁】府北部の7警察署とその交番・駐在所には現在120台のパトカーが配備されておりますが、この地域では積雪量も多いことなどから、このうち 113台が四輪駆動です。もっとも、ぬかるんだ場所の走行により適した四輪駆動かつ車高の高い車両は京都市内に所在する機動隊には配備があるものの、北部署には現在のところ配備されていません。
 四方議員ご指摘のとおり、近年、全国的に自然災害が頻発しており、府警察においても特に積雪量が多く、また豪雨時の土砂災害の危険性が高い山間部を管轄する警察署には四輪駆動でかつ車高の高いパトカーを配備する必要性は以前より増してきていると認識しております。
 原則としてパトカーは国費で配備され、その配分も警察庁が定めるとされていますが、府警察としましても、今申し上げた使用環境の変化を捉え、今後、悪路での走破性の高いパトカーの必要性を警察庁に説明してまいりたいと考えています。


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予算特別委員会が始まる

2022年02月17日 | 京都府議会

 17日㈭今日から府議会の予算特別委員会(井上重典委員長)令和4年度予算の書面審査がスタートした。3月7日の総括質疑まで、新年度予算の審議を行う。

 昨日、一昨日は京都泊まりで、朝の京都の街の風景

 初日総務部の書面審査会派ごとに割当時間があり、自民党府議団では1、2期の議員が毎回質問し、3期以上は時間を譲るために交代で質問することになっていて、今日の総務部、来週の健康福祉部、教育委員会で質問する。

 総務部には「財政調整基金」「骨格予算」「綾部警察署敷地にある綾部市所有地」のことについて質問した。

 京都府の「財政調整基金」(いわゆる自由度の高い貯蓄で、災害や急な支出が必要になった時に取り崩して迅速に予算対応するための基金)2,100万円しかない。予算規模がずっと小さい綾部市でも10億円ほどはある。

 これまでから私も含め、複数の府議「京都市のような財政難に陥らないように」と財政調整基金の上積みを求めていた。

 来年度予算の記者発表資料「今後の財政運営資金の確保」と謳い、「財政調整基金」(30億)と記載があったので、京都府が意見を聴いてくれたのかと思っていたら、とんだ勘違いで、これは知事選後に「肉付け予算」を作るための予備資金であるとのこと。再度、財政調整基金が必要ではないかと訴えると共に、今回の予算を「骨格予算」とする必要があるのか?と質問した。

 「骨格」と言っても、予算が控えてある(前年度比マイナス)のは、土木が約10%、農林が約3%、教育が約2.5%で土木が突出している。

 土木事業の1割は知事選後の6月定例会に上程されるため、議決は7月上旬、箇所決定がお盆前、事業執行は早くてお盆過ぎからで、すでに台風シーズンが到来しているし、土木事務所にも建設会社にも年度内に予算執行するためには時間的なしわ寄せが来る。災害対策のための河川整備は急を要するのに、知事選があるからと悠長なことをしていていいのか?と指摘した。

 これまでは「当たり前」だと思っていたことも、時代が変わると「非常識」になっていることがある。その最たるものだと思う。

 

 綾部警察署の敷地の奥側3分の1昭和52年から綾部市の市有地が使われている。府内で市町村の土地に建っている警察署は綾部署だけだ。平成25年9月定例会決算特別委員会の総括質疑で、当時の山田啓二知事にこの是正を求めたが、いまだに京都府は綾部市に地代を払っていない。

 「当時、様々な事情があってこうなっているのだろうと思う。これだけを是正すれば、他の市町村とも様々な是正点が出てきてしまうので勘弁してほしい」という今回も同じ答弁だった。

 それならそれでもいいが、「その代わり、京都府の土地を綾部市がタダで使うというケースもあるということですからね。タダより高いものはないという言葉もありますから」と念を押した。


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綾部高校の施設・設備の更新を求める!

2022年02月16日 | 京都府議会

 16日㈬、午後は府議会本会議一般質問(3日目)に出席。

 先日の一般質問❸府立高校の在り方について質問と答弁の要旨下記に掲載します。

 教育長の答弁の後、運動部が使用するトレーニングルームや同窓会館の改修を再度求めたほか、インターハイの常連校として活躍しているカヌー部の部室が着替えをするのもタオルをカーテンにして間仕切りしている状況であることを伝え、改善を求めました。

❸府立高校の在り方について

 府教育委員会が「府立高校の在り方ビジョン」を策定する中、府立高校の在り方に関し、次の諸点について、所見を伺いたい。

■教育移住の推進を!

【質問1】地方の人口増加を図るための重要な要素は教育であり、教育移住に力を入れるべきだと訴えてきたが、「府立高校の在り方ビジョン」にはその記載がなく残念に感じる。府立高校は、地域活性化の拠点となり、時代の変化を自ら創り出す存在となることを願うことから、教育移住についても「在り方ビジョン」に反映し、府立高校を人口減少地域における人口増加対策の拠点とすべきと考えるがどうか。

【教育長の答弁】「教育移住」につきましては、教育の観点から移住先として選んでいただくためには教育環境や質を高める取組を進めることと併せ、学校等の魅力を発信していくことが大切であると考えております。そのため、このビジョンには府立高校が地域創生の核として社会的役割を果たすために地域とのつながりを活かした教育活動を更に推進していくことなど、様々な魅力向上策を盛り込んでいるところでございます。
府教育委員会といたしましては、移住等を考えておられる方々が府立高校での学びに興味・関心を抱き、この学校で学びたいと思っていただけるよう、ビジョンに基づき府立高校の強みを活かした魅力を更に向上させてまいりたいと考えております。

■府北部の府立高校を維持するための北部版ビジョンの策定を!

【質問2】「府立高校の在り方ビジョン」には「交通の利便性が高く、選択できる高校の多い地域については一定規模の教育環境の確保や学科等の選択肢をバランス良く配置するといった視点からの再編も検討する」との記述があるが、府北部のような交通利便性が低い地域への言及がない。
人口減少地域である府北部の府立高校にこそ、分校と本校の統合や学校再編など、将来を見通した課題の検討と対策が必要であり、今回の「在り方ビジョン」で触れないのであれば、府北部の府立高校に特化した「在り方ビジョン」が別途必要と考えるがどうか。

【教育長の答弁】府立高校の再編等についてでございますが、ビジョンの個々の事項の具現化につきましては、令和4年度以降に具体的な検討に入る予定としております。また、再編等につきましては、府内全域を対象とした上で必要に応じて関係市町村や教育関係者の方々等と協議する会議を立ち上げるなどして、具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。

■綾部高校の特進コースは令和4年度から「グローバル特進コース」に!

【質問3】綾部高校には府立高校で唯一の普通科特進コースが設置されているが、これまでの特進コースの在り方をどのように検証し、充実させていくのか。

【教育長の答弁】綾部高校についてでございますが、特進コースにつきましては、大学等への進学を目指す生徒のニーズに応えるため、進学特別講座や大学連携を行うなど、きめ細やかな指導が行われているところであります。
 さらに令和4年度入学生からは「グローバル特進コース」と名称を改め、文理の枠を超え、グローバルな視野を持って新しい価値観を創造する人材育成を目指し、更なる充実が図られる予定でございます。

■スポーツ総合専攻の充実のため、施設整備の推進を!

【質問4】綾部高校は府北部では唯一のスポーツ総合専攻を持つ府立高校であり、スポーツのレベルアップにも貢献しなければならないと考えるが、トレーニングルームや合宿所として使われてきた同窓会館の老朽化等の現状を踏まえ、ハード面の改善も含めた今後の充実方策はどうか。

【教育長の答弁】普通科スポーツ総合専攻におきましても、府北部のスポーツ拠点校として高い実績を挙げております。施設設備の老朽化につきましては、安心安全な教育環境の維持、教育活動の活性化等の面からも重要な課題と認識しておりますので、財源等の課題はあるものの、計画的に整備・更新してまいりたいと考えております。


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府立農大に新たな「農業スペシャリストコース」が創設されます!

2022年02月15日 | 京都府議会

 15日㈫、朝9時から活力京都・綾部会総務部会を開催。綾部における知事選の進め方についての確認を行った。

 会議後、京都に向かい、12時半から議員団会議。13時15分から本会議の一般質問(2日目)

 昨日の一般質問❷において、綾部市位田町以久田野にある京都府立農業大学校の今後の充実・発展について質問しました。

 西脇知事から「農学科に新たな農業スペシャリストコースを創設する」との答弁がありました。

 また今後、農大生の実践力を活用した技術開発力向上の必要を訴えたところ、農林水産技術センターや企業・大学との幅広い連携のために「農業大学校のあり方検討会」に新たな専門家も加えて議論を深めていくこと知事から表明されました。

 里山ねっと・あやべ森慎一事務局長から「府議会でも話をしてほしい」と依頼されていたこともあり、答弁を聴いた後、さらに農大のアピールをしたいと考え、農大生が開発した「和紅茶・綾千代」のことについて発言した。

 この質問の翌々日の京都新聞「和紅茶・綾千代」の記事が掲載され、タイミングが良かった。

❷京都府立農業大学校の充実・発展について

 一昨年、創立から100年を迎えた府立農業大学校の前身は、1920年に京都府愛宕郡下鴨村に開校した府立農事試験場の練習生制度であり、その後、移転、統合、組織再編を経て、1981年に府立農業大学校として、現在の綾部市以久田野の地に開校している。

 府立農業大学校が立地する同地域が、京都府における農業後継者育成および若い農業者による実践的な技術開発の拠点となることを望むが、府立農業大学校の更なる充実・発展について、どのように考えているのか、知事の所見を伺いたい。

【西脇知事の答弁】

 農業大学校は、100年の長きに渡り京都府の農業人材の育成拠点としての役割を果たしており、これまでに輩出した約3,300人の卒業生は、地域農業や農村を支えるリーダーとして活躍するなど、京都府農業の発展に大きく貢献してまいりました。

 今後の農業大学校は、こうした即戦力人材の育成と技術習得の場としての役割に加えまして、経営の高度化や多角化、更には田園回帰の動きなど、急速な環境の変化に対応した農業人材の育成が求められており、教育内容の充実が必要になっております。

 具体的には、農学科では入学生の習熟度に応じたカリキュラムが必要であり、例えば、基礎力を持つ農業系高校の卒業生などを農業のスペシャリストとして育成するため、高度な農業技術や法人経営に必要なスキルが身につく、新たなコースの創設が求められております。

 また、研修科ではリモートワークの増加等により地方への関心が高まる中、兼業・副業など多様な形で農業に関わる人材を育成するため、半農半Xや定年帰農者、移住者等を対象にした基礎的な農業講座など、社会人入門コースをこれまで以上に充実する必要があります。

 加えまして、社会人の就農希望者については、農地の斡旋など、就農までを一貫してサポートする体制の充実が必要であることから、京都府生涯現役クリエイティブセンターや農業改良普及センターなど関係機関との連携強化が求められております。

 さらに就農・就業している方々からは法人経営のマネージメント講座をはじめ、スマート農業やEコマース市場への参入方法など、専門分野の知識や技術が学べる新たなコースの創設が求められております。

 今後、農業大学校の人材育成機能の強化を図るためには、農林水産技術センターや、企業・大学等との幅広い連携が必要なことから、「農業大学校のあり方検討会」に新たな専門家も加えまして、更に議論を深めてまいりたいと考えております。


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京都府「新たな条例により、児童相談所に対する第三者の評価・検証を導入する」

2022年02月14日 | 京都府議会

 14日㈪11時から府議会の政策調整会議に出席。「府内産木材利用促進条例」の中間案に対する府民の皆様からのパブリックコメントの内容について報告を受け、委員間で意見交換を行った。

 12時半から議員団会議、13時15分から本会議で一般質問(初日)3番目に登壇し、下記の4項目について質問知事、教育長、警察本部長、健康福祉部長からそれぞれ答弁があった。

❶児童相談所業務に対する第三者の評価・検証について

❷京都府立農業大学校の充実・発展について

❸府立高校のあり方について

❹警察車両の配備状況について

 1項目ずつ、質問と答弁の概要を掲載します。

❶児童相談所業務に対する第三者の評価検証について

 児童虐待防止の強化を図るため、今定例会に提案されている「京都府子どもを虐待から守る条例」によって、子ども達への虐待が根絶されることを強く望み、虐待が疑われる場合の積極的な保護にも賛同する。

 その一方で、保護者の訴えに耳を貸さず、児童相談所の思い込みのみで保護や児童養護施設へ送致するという判断がなされることのないよう、第三者による適正な事業評価・検証の仕組みが必要と考える。

 条例案にはそういったことについて具体的な記載がないが、そうした仕組みをどのように導入、再構築するのか、考えを聞きたい。

【健康福祉部長答弁】

 四方議員のご指摘のとおり、子どもの命を守るため、一時保護が必要な場合には躊躇なく行うべきである一方、一時保護は子どもの行動の自由や就学の停止など権利を制限することとなります。

 さらに、親権の行使等に対する制限でもあるため、判断の適正性や手続の透明性の確保が不可欠であると考えております。

 そのため、京都府では、今議会で提案しております「京都府子どもを虐待から守る条例案」において「権利の擁護」として、虐待を受けた子どもから意見を聴く機会等の確保に努めること、また、「児童相談所の機能強化」として、その機能を適切・効果的に発揮することができる運営体制の強化に努めることを規定しており、今後、条例の内容を具体的に実現していくため、弁護士などが子どもの意向確認を行う仕組みや児童相談所の権限を適切に行使できるよう第三者による評価・検証を導入することとしております。                  

 さらに、国においては、今月3日の厚生労働省社会保障審議会専門委員会で、一時保護の司法審査の導入に向けた報告が取りまとめられたところであります。報告では、児童相談所が親権者等の同意を得られないまま一時保護を行った場合には裁判所が保護の適正性について審査することとなっております。

 この司法審査の導入を含む児童福祉法の改正案については、現在、開会中の通常国会に提出される予定と伺っております。

 今後とも、子どもの最善の利益を守る観点から、国の動きも踏まえながら児童相談所の判断の適正性や手続の透明性の確保が図れるよう運営の強化に努めてまいりたいと考えております。


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活力ある京都をつくる会の総会

2022年02月12日 | 選挙

 12日㈯春のように暖かな日となった。早く春が来てほしい。

 午後は京都へ。今日は園部駅前の駐車場に車を停めて電車に乗った。

 16時から、ANAクラウンプラザ京都にて、西脇隆俊知事を支援する「活力ある京都をつくる会」(塚本能交会長)総会総会後の選対会議に出席した。自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党といった政党保守系無所属の議員さんと共に、西脇知事の再選を目指す体制が整った。

 西脇知事の1期4年災害やコロナで苦しい中での任期であったが、それをうまく超えられきた西脇知事の手腕に今後も期待し、4月の知事選では再選を果たされるように応援していきたいと思っている。

 選対本部では地域選対部・電話部の部長を務めることになった。吉井章副部長と共に頑張っていきたい。


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御用聞き生活支援サービスは動き始めています!

2022年02月11日 | MBT

 11日㈮コロナの感染者数はいまだ収まらないが、数には感覚がマヒしてきた東京都で何万人、京都府で2,000人と言われても驚かなくなってきた。

 PCR検査の陽性者数よりも発症者数、特に重症者数や高齢者の発症者数に注目し、そこに重点的に医療資源を投入することが重要だ。

 一方で、学校の学級閉鎖や学年閉鎖等の対応は見直しが必要だと思う。

 中学生の涼子はまた学年閉鎖で学校が休みとなった。子どもが重症化しないことは分かってきているので、メリハリの効いた対処が必要だと思う。高校では学級閉鎖は限定的で、綾部高校では最近は行われていない。中学校をこれだけ休みにする理由は何なのか?休ませるとしてもオンライン授業などの学習保障が何ら行われないのはどうなっているのか?と思う。GIGAスクールで導入したiPadはどこに眠っているのだろうか。

 今日は事務所で一般質問の原稿直しなど。

 夜に家で、一般質問の原稿を今回は涼子に聴いてもらった。これまでは小源太に聴かせていたが、高校生になるとちゃんと聴かずに感想を言っている気がする。中学生でも理解できる平易な文章にしなければならないと思っていて、これまでも子ども達に聴かせている。

 涼子には「話が長い!」と一刀両断された。「涼子たちは学校の先生に、まずは結論を言いなさいと言われる。話が長すぎて意味が分からなくなる」と言われ、今回は4つの質問項目を一括で質問するのだが、途中で切ることにすれば良かったかな、と思った。

 

 まん防で出鼻をくじかれたが、2月から始めようと思っていた御用聞き生活支援サービスの例会をやっていかなければならない。まん防で飲食しにくいし、人もたくさんは集めにくいので、2月は中心メンバーで3月以降の本格立ち上げの相談をしたいと考えている。

 良いチラシもできて、今後、竹内薬品の置き薬のお客さんにこれが届けられていくそうだ。

 早速いくつか「御用聞き」の案件も動いている。今のところの頼まれ事は、家に放置されていた粗大ゴミの運搬が多いようだ。下記のようなゴミの仕分け、処分を5,000円で引き受けて実行した「あやべ安心登録企業」である便利屋「万事屋山さん」から報告があった。


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代表質問始まる

2022年02月09日 | 京都府議会

 日㈬、午後、府議会の代表質問のため、京都へ。自民党からは荒巻隆三府議(東山区)登壇

 夜は京都からの帰り山家地区上原町集会所に寄り、上原町水源の里いきいき会の4名の方々「田舎留学」「教育移住」について懇談した。水源の里いきいき会上原町自治会が水源の里登録をする際にできた住民組織で、自治会の若手の方々を中心に地域活性化策をいろいろと考えておられるそうだ。

 その中の一人昨年開講した「げんたろう政治塾」第4期の受講生で、昨年11月に発行したげんたろう新聞第149号「教育移住」の記事を読んで話を聴かせてほしいと依頼があった。2時間ほど、いろいろとお話もできて、有意義な時間を過ごすことができた。このような形で気軽に声をかけていただければ、どこへでも話しに行きます。

 

 10日㈭今日も府議会の代表質問自民党からは中村正孝府議(亀岡市)、磯野勝府議(向日市)登壇された。

 2月14日㈪3番目(14時15分頃から約30分)一般質問に登壇します。

 府議会ホームページからインターネット中継(数日後には録画も視聴できます)されますので、ぜひご覧ください!

 

 自民党京都府連の政治資金に関する問題月刊文藝春秋に掲載されたことにより、ご心配の電話やメールをもらっており、お騒がせして誠に申し訳ありません。

 自民党京都府連から京都府議、京都市議の政治団体への交付金(寄付金)とその使途については、政治資金規正法の収支報告義務に従って、毎年、選挙管理委員会に報告し、公開されております。私の政治団体では、政務活動費が充当できない政治活動の人件費、事務所家賃、光熱費等や交通費、組織活動費(会合への参加費)などに支出しております。

 今回の文藝春秋の記事では自民党京都府連の「内部文書」というものが公開されており、それが事実だとすれば問題があります。その「内部文書」なるものが、そもそも存在するのかの真偽は私には分かりません。これについての質問や問い合わせは各自が対応せず、自民党京都府連に任せてほしいと言われていますので、府連の責任で早急に調査がなされ、必要があれば記者会見による説明や訴訟の提起等がなされるものと考えております。

 政党において、組織の運営や会計の透明性が重要であることは明らかであり、今回の記事によって、党員の皆様をはじめ、ご支援いただいている方々にご心配をおかけしていることは大変申し訳なく思っています。


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夫婦別姓問題の意見交換と一般質問④警察車両の配備について

2022年02月06日 | 京都府議会

 日㈯大雪の予報だったが、風が強く体感温度は相当低いものの、雪はほとんど降らなかった。

 午後は、選択的夫婦別姓を推進する団体に所属している京都市近郊に住む30代の男の子綾部まで訪ねてきてくれたので、夫婦別姓問題について意見交換をした。彼の亡くなられたおじいさんが綾部の奥上林出身で、今でも家とお墓があって、定期的に家族でお墓参りにも来ているとのことだった。綾部駅からタクシーで奥上林まで行っているらしく、綾部に来ても他の場所に寄ることは少ないと聞いたので、一緒に昼食を食べて、少し綾部案内もしてあげた。

 夫婦別姓、夫婦同姓は「家」「家族」という問題に絡んでいる。それは福祉制度とも密接な関係がある。日本の福祉(高齢者介護、障害者介助、就職支援、結婚相談…)は「家族(核家族ではなく、一族という意味での)の相互扶助」によって支えられてきたが、これが「家族の相互扶助」から「行政サービス」に変わり、「家で面倒みる」のではなく、「税金で面倒みてもらう」になっている。

 政府や自民党が推進しているマイナンバー制度がマイファミリーナンバー制度とはならなかったこと配偶者控除のこれまでの制度改正などと照らし合わせてみると、日本政府は諸外国に倣って仕組みの合理性を追求していく方向性で、個人を主体とした国になろうとしているのだと思う。

 個人主義は利己主義に陥りがちで、われわれ農村部の政治家はこれを積極的に進めることに抵抗があるが、抗いきれない時代の流れもある。夫婦別姓に対して賛成と反対の間には、現実と理想が相容れないことによる争いがあるが、世代が変わり、都市部の比率が高まっている自民党の国会議員の中では徐々に個人主義派が支配的になっているのではないかと思う。

 仕事や生活のために田舎を出て行かざるを得なかったという現実があっても、田舎の家やお墓を守り続けてくれる人とは、いずれ理解し合えるのではないか?という話をした。

 その後、大本やグンゼスクウェアなどを案内し、綾部の歴史から発生している固有性について説明した。どういう観点からであれ、若い人が自分の時間やお金を使って社会の問題について考え、行動してくれることはありがたいことだと思う。政治家は様々な話を受け止めるべき立場であり、どんな考えの話も聴かせてもらおうと考えている。

 写真綾部案内で行った綾部高校・由良川キャンパスの玄関にある波多野鶴吉翁遺徳碑。波多野鶴吉翁はグンゼ創業者(二代目社長)であり、綾部高校の初代校長(高等養蚕伝習所長)でもある。

 

 日㈰、13時から清山荘にて、あやべ福祉フロンティアの理事会に出席。

 顧問として、昨年秋の理事会において、役員選考委員長に選出されており、次年度に向けての新役員を選考中だ。今日は途中経過を報告し、新たな理事長の候補者を提案させていただいた。その結果、理事の皆さんのご了解が得られたので、理事長内定者が決まった。

 

 2月14日に登壇する一般質問の最後の項目④警察車両の配備状況について下記に掲載します。

 最後に「警察車両の配備状況」について質問します。

 昨年暮れから年明けにかけて、京都府北部は大変な大雪に見舞われ、雪による被害や事故も多数発生しています。

 この豪雪は地球温暖化の影響だとか、シベリアから吹いてくる日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が2010年代に入って毎年のように日本に影響しているからとか、様々な原因があるのだと言われていますが、今シーズンだけで終わらない可能性もあると心配しています。

 大雪によって、国道、府道、市道さまざまなところで大型トラックや自家用車が立ち往生し、交通渋滞や通行止めを引き起こしました。立ち往生してどうにもならなくなったドライバーがやむなく110番され、警察に助けを求めたというケースが多々あったと聞いております。

 大雪の中、深夜や早朝であっても現場に駆けつけなければならない警察官には、車高が高く四輪駆動の車が必要でありますが、その配備状況を教えてください。都会の出身で雪道に不慣れな警察官が、セダンやミニのパトカーでそういう現場に駆けつけるのは逆に危険なのではないかと心配します。

 今後のことを考えると、府北部の警察署には四駆で車高が高く、雪にも負けない車両が必要であり、山間部の駐在所にもそういった車両を配備すべきです。

 雪だけでなく、大雨での道路冠水やぬかるみの中を進まなければならない場合もあるかと思います。現在の府北部の警察署および交番、駐在所への警察車両の配備状況はどうなっているのか、雪や水害にも対応できる車両配備の増強について、現在の状況と今後の計画についてお聞かせください。


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2月府議会開会、一般質問③府立高校の在り方について

2022年02月04日 | 京都府議会

 日㈮2月府議会が開会令和4年度当初予算西脇隆俊知事から提案された。

 会期中には予算特別委員会も開催される。今年は委員に選出されるので、できる限り良い予算にしていくために意見を言いたいと思っている。

 まん防の発令により、飲食店等への協力金の支給予算等を開会日に採決してしまう必要があり、本会議⇒全員協議会⇒予算特別委員会分科会⇒予算特別委員会全体会⇒本会議補正予算の一部が議決された。今年度はコロナによる追加補正予算が多く、自民党府議団を代表し、5月に続いて、2度目の賛成討論を行った。

 綾部に戻り、19時から西脇知事を支える綾部市民の後援組織である活力京都・綾部会(塩田展康会長)幹部役員会に出席した。

 4年前から引き続き、幹事長を務めており、他の役員構成についても皆さんの賛同をいただいたので、2月下旬には本部役員会を開催し、3月24日からの知事選挙の準備を進めていく。

 

 一般質問の登壇日2月14日㈪の3番目(14時15分頃から約30分間)決まりました。

 一般質問4項目のうち、③府立高校の在り方についての原稿下記に掲載します。

 次に「府立高校の在り方」についてお伺いします。

 現在、京都府教育委員会では「府立高校の在り方ビジョン」を策定されており、内容を拝見させていただきました。

 「はじめに」の次のページには「第1部 府立高校を取り巻く現状と課題 1社会の急激な変化」とあり、京都府の人口減少、特に子どもの数が減るという見通しが示されています。

 私は、地方で人口が減っているのは、政府による中央への人口誘導政策の結果であり、その政策をひっくり返せば、地方の人口は自然に増えると思っております。その地方の人口を増やす時に最も重要な要素は「教育」であり、「教育」を活用した「教育移住」に力を入れるべきだとも訴えております。「府立高校の在り方ビジョン」にはそういった訴えがどこかに反映されているのかと期待していましたが、記載がなく残念に感じております。

 「在り方」という言葉は辞書では「ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。物事の正しい存在の仕方」と説明されております。「府立高校の在り方」としては、地域の状況や時代の変化に平仄を合わせただけで良しとするのではなく、地域活性化の拠点となり、時代の変化を自らが創り出す存在であってほしいと願っています。「教育移住」についても「在り方ビジョン」に反映させ、府立高校を人口減少地域における人口増加対策の拠点とすべきだと思いますが、お考えをお聞かせください。

 さらに「府立高校の在り方ビジョン」の最も重要であろうビジョンは最後の方にサラッと遠回しに書いてあります。「目指す方向性 ①魅力ある府立高校づくりに向けた再編整備の検討」という部分です。こう書いてあります。「府立高校の再編については、生徒数の減少のみに着目した一律的・機械的な基準は設けないことを前提としつつ、地域の実情等を考慮しながら検討する」。

 それに続けて、「例えば」として「交通の利便性が高く、選択できる高校の多い地域については一定規模の教育環境の確保や、学科等の選択肢をバランス良く配置するといった視点からの再編も検討する」とありますが、京都府北部のような「交通利便性が高くない地域」のことには言及がありません。

 人口減少地域である京都府北部の府立高校にこそ、分校と本校の統合や学校再編など、将来を見通した課題の検討と対策が早急に必要ではないかと考えますが、今回の「在り方ビジョン」でこれに触れないのであれば、府北部の府立高校に特化した「在り方ビジョン」が全体ビジョンとは別に必要だと思いますが、それについてのお考えをお聞かせください。

 また、私の地元の綾部高校には普通科特進コースが設置されています。

 これは2013年6月議会の代表質問において、綾部高校の学力向上対策について私が質問し、当時の小田垣教育長の答弁によって実現した府立高校で唯一の特進コースであります。

 特進コースの「在り方」、すなわち、「特進コースとして当然そうでなければならない状態、正しい存在の仕方」について、これまでおよび現在の綾部高校・特進コースの在り方をどう検証され、今後さらにどう充実させていこうと考えておられるのかについても、あわせてお答えください。

 さらに綾部高校は京都府北部ではたった一校になってしまったスポーツ総合専攻を持つ府立高校でもあり、京都府北部のスポーツのレベルアップにも貢献しなければならないと考えます。

 しかし、綾部高校では生徒が筋トレを行うトレーニングルームは建物も器具も老朽化していますし、合宿所として使われてきた同窓会館は雨漏りで使えなくなっています。こういったハード面での改善も含め、今後どのように充実させていくお考えなのか、お答えください。


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