四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために「挑戦」します!

地域の高校を守ることは、地域を守ることだ

2023年06月30日 | 論評・研究

 30日㈮28日~30日には文化生活・教育常任委員会が開催された。

 初日の報告事項では教育委員会から「魅力ある府立高校づくり懇話会」での主な意見をまとめたものが発表された。

 北部地域の府立高校に関して、「北部地域では交通利便性の課題や学校間が離れているなどの事情がある。多様な学びができる程度の学校規模がないと、子ども達が求める学びが保障できないことになる。小規模な学校だけが点在することになれば、高校教育としての教育効果も上がらなくなってしまう」という意見があったようで、上記の意見は文章の前半と後半で真逆の意見なので、「これは1人の意見か?」と聞いたら、「二人の意見をくっつけている場合もある」という回答があった。

 「これはどの委員の発言かは公表できるのか?」と聞いたら、「ホームページでは議事録を公表している」ということだったので、「それなら、この意見まとめの資料でも誰の発言かを明らかにしてほしい。何を言うかも大事だが、誰が言ったかという情報も重要だ」と述べた。

 また3日間にわたって、公立高校を所管する教育委員会、私立高校を所管する文化生活部の双方に求めたのは「公立高校と私立高校が複数存在する自治体」と綾部市のように「公立高校しかなく、それも1校しか存在しない自治体」とは区分けして、学校の存続に配慮すべきだということ。

 私は地域の高校を守ることと地域を守ることは同義だと考えているからだ。

 

 私立高校が「専願してくれるなら、推薦受験できる」「専願なら、奨学金や授業料免除の対象になる」と「専願」に誘導し、公立高校と「併願」させないようにしていることについて「地域によっては、歯止めをかける必要があるのではないか?」と思っている。

 そのことによって、今春、中丹地区で普通科がある公立高校では西舞鶴高校を除いて、全てが定員割れ(綾部高校▲6名、福知山高校▲25名、東舞鶴高校▲29名)している。教育委員会には「公立の入試制度にも工夫が必要ではないか」と指摘した。

 

 また、私学への補助金についても触れた綾部市の隣りの福知山市にある私立高校3校には毎年、1校あたり2億3000万円~4億5000万円、総額10億円近い運営費補助金が「あんしん修学支援金」とは別に、京都府から出されている。

 福知山市には毎年10億円が入り、綾部市には0円。その10億円を活用して、「専願」なら「推薦で合格」「授業料も免除」と謳って、綾部高校と「併願」させないようにしていることは不公平だと感じる。それなら、私立高校が存在しない市の高校にも、生徒の地元誘導策を図るための何らかのお金を京都府は出すべきだ。

 

 少子化で私立高校への入学者も毎年横ばいか減少しているが、私学運営費補助金は令和元年度の189億円から、令和5年度211億円と22億円も増額されている。私学への補助金が「聖域化」されているのではないかと指摘した。公立高校はやっとトイレが一部だけ洋式化されたくらいで、私立高校に比べると設備の点などでの差を感じる。

 府内の私立高校は、ほとんどが京都市内にあり、北部では福知山市が一番多い。どうしても人口の多いところに、私立高校は集まる。

 それゆえ、京都府や教育委員会と文化生活部は府域の均衡ある発展を維持するために、公立しかない地域の高校をどう守るのか、そこにどうお金を入れるのかについて考えてもらいたい。

 私学に補助金を出している文化生活部には、公立しかない地域の子どもについては、公立と私立を「併願」をしても「専願」と扱うことを求めるとか、それに応じる私学の運営費補助金の配分比を有利にするべきだと提案した。

 

 「私学の自主性」はもちろん尊重されるべきだが、私学に京都府が補助金を出せているのは、憲法89条の「公の支配に属さない事業への公金の支出禁止」に当たらないとされているからだ。教育委員会が府立高校の入試制度を自分たちで決められるように、私学は「公の支配」に属しているはずだということを文化生活部も念頭に置いて指導すべきだとも指摘した。

 こういった公立高校と私立高校の問題も、南北格差や過疎高齢化の是正に重要な視点だと考えており、引き続き、取り上げていきたい。


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この一週間

2023年06月26日 | 京都府議会

 この一週間府議会のため、綾部と京都の行ったり来たりの日々でした。ブログ更新に間が空いて申し訳ありませんでした。

 26日㈪本会議一般質問石田宗久府議会議長と自民党3期・4期との意見交換会出席京都泊

 27日㈫本会議一般質問夕方、綾部に戻り、事務所での打ち合わせや書類整理、手紙書きなど。

 28日㈬朝から京都に向かい、午後文化生活・教育常任委員会出席報告事項の聴取と議案の質疑を行った。(常任委員会での質問内容は改めて、ブログに書きますのでここでは割愛します)

 京都府薬剤師連盟(河上英治会長)役員さん議連の顧問団(片山誠治会長)との意見交換会出席現状の薬剤師業界が抱える課題についての勉強会と懇親会を行った。京都泊

 29日㈭10時半から京都府議会スカウト議連(渡辺邦子会長)幹事として、ボーイスカウト京都連盟の皆さんと共に連盟長の西脇隆俊知事を訪問し、功労章である「たか章」の授与式立ち会った。

 11時からはきもの振興議連(荒巻隆三会長)勉強会に出席した。丹後織物工業組合田茂井勇人理事長京都府の商工労働観光副部長、染織・工芸課長らから、丹後における織物生産の現状と課題について話を聴いた。

 午後文化生活・常任委員会に出席し、議案の採決と教育委員会の所管事項の質問。

 京都泊。

 

 30日㈮10時から監査委員として、定例監査会議に出席。

 毎月末には前月末の現金出納を確認するために定例監査会議が行われることになっている。今月は会計管理者からの書類が整っておらず、確認ができなかった。なぜか?という理由を質問したが、それも分からないということだった。

 その後は今後の監査対象の振り分け簡易監査結果の報告、監査の日程調整などが行われた。

 午後文化生活・教育常任委員会に出席し、文化生活部の所管事項の質問。

 終了後、綾部に戻り、綾部市スポーツ協会(小寺哲朗会長)加盟団体交流会綾部市空手道連盟会長として出席した。


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児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会

2023年06月25日 | 論評・研究

 25日㈰遅めの朝ご飯インスタントの麻婆豆腐を作って、麻婆丼にした。麻婆丼は一番くらい大好きな食べ物だ。

 午後からは事務所に行き、書類整理やブログ書きなど。

 17時半から、オンラインによる「児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会」発会の集いに参加した。千葉県議岩波初美さん(鎌ヶ谷市)呼びかけ人としてこの会の代表に就任され、私も副代表になることになった。

 この会の役員や会員の皆さんとは一度も直接お目にかかったことはないのだが、こういう形で組織が生まれていくことに、コロナ後の社会の面白さを感じる。

 この会の目的は…

「本会は、児童相談所にかかわりのある住民への相談対応を行う地方議員を中心に構成する。近年、虐待による児童死亡事例が抑制できない一方で、その反動として証拠も実害もない中で親子分離を強行するという行き過ぎた児童虐待対応が、全国各地で発生している。

 こうした児童相談所機能の不全は、児童相談所に絶大な権限を与えると同時に、多様で難しい役割と高度な判断を児童相談所組織に全面的に押し付けるという、我が国の虐待防止システムが現実からかけ離れて設計され運営されてきた結果である。

 児童の生命と安定した生活環境を保障するために、誤認での一時保護発生抑制と、公正で透明な児童相談所運営を実現させる目的で本会を設置する。

 同時に児童福祉法の原理である、児童の最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう、保護者がその第一義的責任を負い、その保護者とともに行政が責任を負う、この原理を尊重する国と地域を形成するために本会は機能する」

 …と、文章的には少し難しいが、児童虐待の防止強化と共に、「冤罪」からどう親子を守るかについても考え、そのための法整備等の働きかけをするために、地方議員が連携して声を上げるという趣旨であり、そこに賛同している。

 私も数年前、誤認保護によって8ヶ月間、親子が音信不通で引き離されたケースの相談を受けた。このケースでは保護者が親族の援助等でお金を工面され、二人の弁護士を立てて裁判された結果、裁判所の仲裁で京都府に申し立てを取り下げさせることができたが、こういったことがあまりにもブラックボックス化していることに当時、絶望感を抱いた。

 今日の発会の集いに参加して、精神科医の先生からお話を聴く中で、全国にはそういう事例がたくさんあることや、そのことで悩んでおられたり、精神疾患になられた方がたくさんおられることが分かった。

 

 昨年、令和4年2月府議会の一般質問で、私は下記の質問をした。

 児童相談所業務に対する第三者の評価・検証についてお伺いします。
 児童虐待によって幼い子どもが傷つけられたり、命を奪われたという報道に接するたびに、頼るべき存在である親から虐待を受けた子どもたちは何を頼りに生きていたのだろうか、どうにか助けられなかったのかと悲痛な思いになります。それは、どなたも同じだろうと思います。児童相談所や市役所がその家庭を把握していた場合は余計にそう思います。児童相談所でも努力していただいていることは理解しておりますが、さらに一歩を踏み込む勇気と、それを組織として後押しする仕組みが必要だと感じます。
 京都府では、今議会に「子どもを虐待から守る条例」を提案いただき、児童虐待防止の強化を図ろうとしていただいております。虐待が疑われた場合は、調査の前にまずその児童を保護し、児童の安全を確保した上で、保護者から丁寧に事情を聞くべきだと考えます。そして、保護者と児童相談所の意見が食い違った場合には、その保護が適正であるかどうか、第三者機関が公平に審査できる仕組みが必要だとも考えます。
 3年前の2019年2月議会予算特別委員会健康福祉部の書面審査において、私は福知山児童相談所が、ある児童を保護したケースを取り上げて質問しました。そのケースでは、保護者が虐待を認めなかったとして、児童相談所が児童養護施設への送致を決定し、裁判所に申立てを行いましたが、結局は児相がその申立てを取り下げざるを得ませんでした。それは、裁判所による調査の結果、虐待があったという事情はうかがわれないとの意見書が裁判長に提出されたからです。こういった調査は、児相が裁判所に申立てをする前に自らが行うべきものであったと考えます。
 なぜこういう事態が起こったのか、私は関係者の話を聞きました。保育園、市役所、児童相談所のそれぞれがあやふやな情報と思い込みによって、こういう事態に至ったことが分かりました。福知山児童相談所が裁判所に証拠資料として提出した当該児童への聴取記録は、予算特別委員会で一部を読み上げましたので府議会の議事録にも残っておりますが、私はこれは誘導尋問だと申し上げました。一方的な思い込みによって、結論ありきの調査が行われていたと言わざるを得ません。
 京都府の社会福祉審議会の中には、児童福祉専門分科会児童相談業務評価検証部会という、いわゆる児童相談所の業務を評価・検証する組織がありますが、このときは、評価検証部会の委員の一人が裁判で児相側の弁護人も務めておりました。チェックする側とされる側が同じ人物で、適正な評価・検証が行われていたとは思えません。この親御さんは多額の費用を工面され、弁護士に依頼されてお子さんを取り戻すことができました。もし弁護士費用が払えなければ、泣き寝入りしておられたかもしれません。その場合は子どもを虐待した親だと無実の罪を着せられ、何の問題もなかった親子は音信不通の状態で成人になるまで会うこともできなくさせられていたでしょう。児童虐待と同様の悲劇を生むところでした。
 私は、今回の新しい条例によって、子どもたちへの虐待が根絶されることを強く望んでおり、虐待が疑われる場合には、積極的に保護を行うことについては大いに賛同いたしますが、その一方では、児童相談所の思い込みによってのみ様々な判断がなされることのないよう、第三者による適正な事業評価・検証の仕組みを取り入れるべきだと考えます。
 新しい条例案の概要には、そういった仕組みの導入について具体的な記載がありません。3年前の反省も生かし、新しい条例の制定によって児童相談所に対する評価・検証の仕組みをどのように再構築されるおつもりなのか、お答えください。

 

 これに対し、長谷川学健康福祉部長の答弁は…

 四方議員ご指摘のとおり、子どもの命を守るため一時保護が必要な場合には、ちゅうちょなく行うべきである一方、一時保護は子どもの行動の自由や就学の停止など権利を制限することとなります。さらに、親権の行使等に対する制限でもあるため、判断の適正性や手続の透明性の確保が不可欠であると考えております。
 そのため京都府では、今議会で提案しております「京都府子どもを虐待から守る条例案」において、権利の擁護として虐待を受けた子どもから意見を聞く機会等の確保に努めること、また児童相談所の機能強化として、その機能を適切・効果的に発揮することができる運営体制の強化に努めることを規定しており、今後、条例の内容を具体的に実現していくため、弁護士などが子どもの意向確認を行う仕組みや、児童相談所の権限を適切に行使できるよう第三者による評価・検証を導入することとしております。
 さらに、国においては、今月3日の厚生労働省社会保障審議会専門委員会で、一時保護の司法審査の導入に向けた報告が取りまとめられたところであります。報告では、児童相談所が親権者等の同意を得られないまま一時保護を行った場合には、裁判所が保護の適正性について審査することとなっております。この司法審査の導入を含む児童福祉法の改正案については、現在開会中の通常国会に提出される予定と伺っております。
 今後とも、子どもの最善の利益を守る観点から、国の動きも踏まえながら、児童相談所の判断の適正性や手続の透明性の確保が図れるよう、運営の強化に努めてまいりたいと考えております。

 …というものであった。

 

 児童虐待から子どもの命を守るには「間違っていてもいいから、疑いがあれば躊躇なく一時保護し、保護した後で中立機関が事実関係を調査して間違っていればすぐに保護者の元に返す。その間違いについて、児童相談所の責任を問わない」という仕組みを創らなければならないと考えている。

 4年前に3期目当選を果たした年である令和元年度、私は府議会で子育て環境の充実を図る特別委員長を務め、令和2年5月に京都府知事に対して「児童虐待防止条例(仮称)」の制定を提言した。

 それを受けて、令和4年3月「京都府子どもを虐待から守る条例」が制定されたが、仏を作ってさらにそれに魂を込められるように、今後も児童虐待対策の内容の充実に取り組みたい。

 

 こういった京都府議会の本会議や委員会でのやり取り京都府議会HPの「会議録検索」で発言者名や発言語句から検索することができますので、興味のある方は検索してみてください。


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みんなでコラボ㏌中丹

2023年06月24日 | 教育・子育て

 24日㈯午後、京都府中丹教育局主催「みんなでコラボ㏌中丹」綾部市川糸町京都府総合教育センターで開催されたので出席した。

 この事業は、綾部市、福知山市、舞鶴市のPTA連絡協議会が共同で実行委員会を組織主管しておられる。

 全体研修の講師奈良県から来られたノブリの森代表森かほりさんで、「自己肯定感をはぐくむ子育て」と題して講演された。英会話講師から結婚を機に会社勤務を辞めて翻訳業を始められ、海外の育児書の出版に携わったり、子育ての講演活動などをしておられるそうだ。すでに二人のお子さんは社会人と大学生になっておられるとのことだった。

 ご自身の子育て経験を通して学んだ子どもとの接し方の話だったが、心理学的な要素のお話だったので、我々、一般の親からすると「そこまで考えないといけないんだろうか?」と感じるところはあった。

 閉会挨拶福知山のPTA会長さんがおっしゃっていたが、今の10代、20代の若者とどう接するか戸惑っている企業幹部は多いと思うので、この講演「子育てを通して見えるZ世代との付き合い方」というタイトルにして、内容にそういうアクセントをつけると、森さんは企業研修で引っ張りだこの講師になられるのではないかと感じた。

 

 全体研修が終わると失礼して、事務所に戻り、来客やブログ書き、書類整理など。

 18時半からNEXT(今川信吾代表)総会出席2年に1度の役員改選代表選挙が行われたが、今川代表が再選され、その他の役員もそのまま残留ということになった。

 NEXTは1998年9月18日に設立したので、今年の9月で満25年となる。25年前というと、私は24才だったので、東京から綾部にUターンして1年も経たないうちにこういう会を立ち上げたんだったな感慨深い。

 当時、綾部ローターアクトクラブの会員でもあったが、21世紀市議会という若者の政治参加を目指す団体の運営もしていた。21世紀市議会も中心メンバーには綾部ローターアクトクラブOBOGが多かったので、その活動も自然とNEXTに吸収されていった。

 設立から15年ほどまでは、月刊タウン誌発行、綾部に人を呼ぶツアーや地域通貨研究会などの各種勉強会の開催、男女の出会いの場づくり、フリーマーケット、メーリングリスト、ラジオ番組、古典文学講座の会場設営や綾部もみじまつりの竹行灯設置等の他団体のイベントの手伝いなど、いろいろやっていたが、今はラジオ番組と例会、綾部もみじまつりの手伝い程度集まるたびに飲み会をしているくらいで、それでも細々と継続している。

 他のどんな会よりも「ゆるい会」ですが、集まると綾部をどう活性化させるのか、熱っぽく情報交換、意見交換もしています。

 会員には年会費1000円というだけで、居住地や年齢などに制限はなく、出席義務もありませんので、興味のある方はぜひ声をかけてください。


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土改連の総会など

2023年06月23日 | 京都府議会

 22日㈭から京都へ。結構強い雨が降っていた。

 11時45分から、新技術と社会づくりに関する特別委員会の正副委員長会に出席。

 12時半から議員団会議、13時15分から本会議にて代表質問自民党からは渡辺邦子府議(伏見区)、能勢昌博府議(長岡京市・乙訓郡)が登壇された。

 知事、副知事、正副議長らと北部府議の懇談会である公舎会に出席した。

 

 23日㈮、10時から京都大学農学研究科の准教授と会い、綾部での外国人の生活実態調査についての相談を受けた。外国人と接点のありそうな綾部の方々を何人か紹介した。逆に京都北部や綾部の課題で研究してほしいことも提案した。

 11時から京都府議会土地改良議員連盟(近藤永太郎会長)総会出席した。農村の過疎化の現状を考えた時、今のような農道や水路などを共同維持・負担している仕組みは成り立たなくなるだろう意見を述べ、守るべき農地の範囲を設定して、そこは全額公費で守る新しい仕組みの検討を国に持ち掛けてほしいと要望した。

 12時半から議員団会議、午後は本会議で一般質問

 維新・国民議員団梶原英樹府議(山科区)昨年度末の予算特別委員会で私が質問した府立高校のタブレット端末の利用に関する問題を引き継いで質問してくれた。教育長答弁「来年度から全ての府立高校でMDMという管理ソフトの利用を廃止する」とのこと。新聞報道では「これでソフト費用の1万円が浮く」と書いてあるが、私はそれだけではない考えている。

 MDMの廃止によって、どんなタブレットでも学校のWi-Fiに繋げるようになれば、高価な学校指定のiPadを買わなくてもよくなるし、保護者負担はグッと軽くなるものだ考えている。

 この問題は引き続き取り上げて、保護者負担の軽減を求めていきたい考えている。

 

 終了後、常任委員会での質問のための調査代表幹事、政調会長と意見書の内容に関しての協議を行った。

 綾部に戻り、19時半に駅前の宗右衛門カフェで、まちづくりの相談などを受ける。


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歌手の大林幸二さん

2023年06月21日 | アート・文化

 21日㈬先週、京都府議会の6月議会が開会し、今日から代表質問が始まった。自民党から中村正孝議員(亀岡市)登壇された。北部の看護学校の建替え精神障害者の一般医療費の無償化などを求められた。

 今朝の京都新聞では「府、農林センター移転へ、綾部・畜産センターに数年先」という見出しで、亀岡市にある農林水産技術センターの綾部市以久田野への移転を大きく記事にしてもらっていた。早く具体化できるように取り組んでいきたい。

 

 先日、歌手の大林幸二さん昨年末にルビノ京都堀川で開催されたクリスマスディナーショーのDVDを送って下さった。お祝いのメッセージをお贈りしただけなのだが、2枚組のDVDをご丁寧に送っていただいたので、ありがたく拝見した。

 大林幸二さんは東京生まれの岡山県出身京都産業大学に進学され、その後、歌手になられたそうだ。科研電機浅倉修社長京都岡山県人会の副会長を務めておられる縁で、数年前に綾部ロータリークラブのクリスマス例会に来られて初めてお出会いした。出会ったのはその一度きりだが、その後も律義に年賀状などをいただいて交友している。

 昨年末のディナーショー経営しておられる祇園のスナック「チャップリン」40周年歌手生活35年を記念して開催されており、DVDには祇園チャップリンや大林幸二さんのこれまでの歩みが映像でまとめられており、よく分かった。

 祇園チャップリンは有名な京都のナイトクラブ「ベラミ」の系列店であり、大林さんの師匠である歌手の岡崎麻矢さん、そのご主人で司会者の丹羽信治さんが「ベラミ」から独立して立ち上げられたそうで、それを大林さんが今も引き継いでおられる。

 「ベラミ」のことは山口組三代目が狙撃されたベラミ事件でしか知らなかったが、昔は系列店がたくさんあったそうだ。しかし、今は祇園チャップリンだけになっているとのこと。

 ディナーショーの様子を拝見して、人の入れ替わりや浮き沈みの激しい芸能の世界で、これほどまでに律義に師匠のことを支え、亡き後もそれを守っておられる大林さんは素晴らしい方だと感じた。これからも京都を代表する歌手として頑張っていただきたい。


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論理教育を今年も推進

2023年06月20日 | 論評・研究

 20日㈫衆院選が遠のいたので、今のうちに設定すべき予定を入れておこうと考え、まずは今年度もさらに「論理教育」を推進するために、「論理エンジン」の開発者である出口汪先生と連絡を取り、9月上旬に再び綾部にお越しいただくことにした。

 綾部小学校、綾部中学校、綾部高校のそれぞれ校長先生に連絡して、懇談の機会を作っていただくようにお願いした。さらには昨年から「論理エンジンキッズ」を使っていただいている中筋小学校、吉美小学校の先生方も含め、皆さんと出口先生との懇親の場を作りたいと考えている。

 午後には綾部小学校を訪ねて、校長先生と教育主任の先生から綾部小学校での論理教育の現状を聴かせていただいた。昨年から引き続き、「論理タイム」という時間で学習を進めながら、その学習効果の評価研究活動を進めていただいているということだった。

 校長先生は今年度新任されたが、出口先生の本を購入して読んでおられて、「一度、会ってお話したいと思っていました」と出口先生の来綾を喜んでいただいた。

 「論理エンジンキッズ」は今年から「論理エンジンスパイラル」という無学年型の新教材に変わったようだが、これまでから綾部小学校で使っている1~4にはほとんど変化がなく、7~12が新たに加わったというお話だった。

 論理エンジンスパイラルに変わった狙いは、https://comimag.jp/article/581の記事に詳しく書かれている。

 

 公立学校しかない綾部市では「小中高一貫教育」の仕組みを創り、さらには学校に「塾」の機能も有料で持たせていくことを私は構想している。塾での利益は教員の待遇改善やさらなる学習の充実に活用する。また、出口式みらい学習教室」で2歳児からの教育環境も創り、若い子育て世代が「綾部の教育」に魅力を感じて全国から綾部市に「教育移住」してくるようにとも考えている。

 今回の出口先生の綾部訪問はその足掛かりにしたいと思う。

 

 一方で、綾部市教委で今年度、論理教育等を研究するために新たに付けてもらった予算たった総額60万円で、たくさん手が挙がりすぎたので、1校あたり6万円ちょっとだそうだ。給食食材費の一部補填をするよりも、子ども達の未来にどう投資するかを教育委員会には考えてほしい。

 今こそ、綾部に必要なのは「米百俵」の精神だと思う。

「この米を、一日か二日で食いつぶしてあとに何が残るのだ。国がおこるのも、ほろびるのも、まちが栄えるのも、衰えるのも、ことごとく人にある」

「この百俵の米をもとにして、学校を建てたいのだ。この百俵は、今でこそただの百俵だが、後年には一万俵になるか、百万俵になるか、はかりしれないものがある。いや、米だわらなどでは、見つもれない尊いものになるのだ。その日ぐらしでは、長岡は立ちあがれないぞ。あたらしい日本はうまれないぞ」(新潟県長岡市ホームページより)

 

 は、久しぶりアサヒビール愛好会「ほろにがクラブ」(平野正明会長)出席した。2時間ほど、様々な方々と懇談しながらビールを飲んだ。


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農研機構の旧綾部研究拠点(上野地区)の売却処分説明会

2023年06月19日 | 議員活動

 19日㈪久しぶりに綾部で一日、事務所におり、次々と来客があった。

 その中のある方が、高速道路の四車線工事に絡んで、ため池に橋脚が建ったため、池の容量が減って下流に影響しているという話をされ、「綾部の人はおとなしくてあまり強く要求しないが、工事の時に国と約束しておくんだった」と嘆いておられた。

 

 19時から、国の独立行政法人である農研機構の旧綾部研究拠点(上野地区)の売却処分にかかる説明会綾部小学校で行われたので出席した。

 綾部小学校の隣り約19,900㎡の土地が売却されることになり、今日の午前中にその入札説明会があって、8月25日に撤去工事完了、31日に土地売払の入札が開札されるとのことだった。

 農研機構側の説明は5分強で、質疑応答では誰も手が挙がらなかったので、私が手を挙げていくつか質問や要望を行った。

  •  入札説明会には何社が参加したのか?
  •  入札資格には「農研機構が有効と認める転用事業計画を有し…」とあるが、この計画に対して、地元自治体である綾部市の意向はしっかりと汲むのか?
  •  同じく農研機構が保有する青野町の土地は入札最低金額が高くて落札者がなく、再度、入札となるようだが、落札者が出るように入札最低金額を下げるなど、入札条件を変更するのか?
  •  青野町の土地では文化財調査にどれだけの期間と費用がかかるのかが分からないので、民間事業者が落札に尻込みしていると聞くが、上野町の土地の文化財調査はどうなのか?
  •  スムーズに落札され、周辺住民に迷惑をかけない、綾部市にとって良い活用が進むように、入札条件などに知恵を絞って早く進めてほしい。

 転用計画については「事前に綾部市に意見を求める」ということであり、周辺住民の皆様に反対が出るようなことにはならないようにする」との回答もあった。

 文化財調査について、上野町は綾部市の道路拡幅のために市が優先取得する土地の試掘にはすでに先行して入っているが、「今のところの感触では本格調査が必要そうだとは聞いていない」という回答もあった。

 

 質問者は私1人だけだったので、これだけ聞いても19時15分に、15分間で説明会は終了した。

 こういう時に、綾部の人はあまり発言しないものだが、国や外部の業者のよる説明会では何らか質問や要望をしておいた方がいい。地元に迷惑をかけないようにと、強く言っておくことは緊張感を持って進めてもらうことにもなるからだ。

 府議会でもそうだが、何も発言しなければ、綾部市にとってプラスには動いていかない。こういう様々な機会に訴えてこそ、大きなプロジェクトにもつながっていくものだ。

 市議も参加しておられたので、こういう時は綾部市民を代表して、何かは発言すべきだったと思う。一般の方々が発言しにくければ、議員が何か発言していくという積極的な姿勢が政治家には必要だ。それが政治家としてのアンテナを研ぎ澄まし、能力を向上させていくことにもなる。

 ただ黙って出席しているだけでは、仕事をしていることにはならない。こういう時こそ、議員バッヂを付けて、しっかりと発言する姿勢で臨んでほしい。


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本田太郎推薦議連の総会

2023年06月18日 | 政治活動

 18日㈰10時から、綾部駅北京都府北部産業創造センターにて、衆議院議員本田太郎推薦議員連盟(種清喜之会長)総会来賓として出席した。

 議事の協議、役員改選、新入会員の紹介等の後、京都府北部選出の6人の府議がそれぞれ来賓挨拶を述べた。

 京都府北部が抱える人口減少、それによる人手不足の課題に対し、外国人労働特区や海外経済導入特区などに北部の議員が団結して取り組んでいかなければならないと訴えると共に前回の衆院選の後で府議団の総意として要請したことであるが、本田代議士にはまずはご本人自らが家族と共に北部に拠点を構え、北部の人口を増やすために「まず隗より始める」という姿勢を示すことが大事だと改めて求めた。

 本田代議士からは国政報告があり、今国会で成立した法案等について、京都府北部にも関連することを説明いただいた。

 国土強靭化対策の継続空家対策の強化(管理できていない空家と自治体が認定すると土地の固定資産税は建物があっても5~6倍になる)管理できない森林を国に寄贈(一定の費用負担あり)できる新制度興味深く聴かせてもらった。

 国政報告だけで終わったので、せっかくなら、会場からの質問や要望の時間を取れば、もっと意思疎通ができて良かったのではないかと感じた。

 終わった後、外国人労働者の府北部への積極導入に関して、丹後で取り組みを始めようと動いておられる議員さんに声をかけていただき、一度、話をさせてもらうことになった。

 その後は事務所にて、藤岡康治市議の6月議会での質問に関して意見を求められたので、最新の京都府の動向を説明した。

 その後も1時間半ほど、様々な綾部市の課題等について意見交換した。先日、綾部市議会では、公共交通の課題に対して、あやべ福祉フロンティア等の市内の事業者を招いて話を聴いてもらったようで、藤岡市議には以前、フロンティアで清山荘センター長を務めてもらっていたので、フロンティアの今後の活動についても話をした。

 午後事務所で、ブログ書きや書類整理など。しばらく留守にしていたので、いろいろと溜まっていた。


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自民府連大会とフロンティア総会

2023年06月17日 | あやべ福祉フロンティア

 17日㈯昨夜は京都駅前に泊まり、今朝はホテル近くで朝ご飯を食べ、昼頃まで喫茶店で時間を潰そうかと思ったが、京都駅の周りは観光客が多く、ゆっくりと入れそうな店もなかった。そのため、烏丸御池駅まで行き、喫茶店に入った。

 午後ANAクラウンプラザホテルにて、13時から自民党京都府連の議員総会出席空席だった衆議院京都2、3、6区の候補者がようやく今朝決まったそうだ。6区には同期の園崎弘道府議が挑戦することになった。頑張ってほしい!

 14時からは自民党京都府連の第73回大会出席した。本当なら昨日、解散かと思っていたので拍子抜けだったが、秋には行われるのではないかという観測が走っている。今回決断できなかったとすれば、今後さらに状況が悪くなって、ズルズル越年という可能性もあるかな?とも思っている。

 15時半の特急で綾部に戻り、17時から亀甲家にてNPO法人あやべ福祉フロンティア(玉川弘信理事長)総会に出席した。今年4月に新任された森慎一事務局長の進行により、まずは玉川理事長が開会挨拶をされた。

 昨年の総会曽根庸行前理事長が入院されて欠席という中で開催され、玉川理事長、若林豊副理事長に新たに就任いただいた。その後、7月13日に突然、曽根前理事長が亡くなられるというフロンティアにとっては大きな激動の一年でもあった。

 議事を進行する議長には大槻悟さんが指名され、議事はこれまでにないほど、スムーズに進行された。

 総会後の懇親会では顧問として乾杯の発声をさせていただいた。

 あやべ福祉フロンティア平成11年(1999年)8月30日設立総会を今はなき、味方町の若者交流スペースりんくにて開催したので、今年の8月で24年、来年の8月で満25年を迎えることになる。私は設立から21年、副理事長と事務局長を務めたので手元の資料を見ると、初年度の収支計算書では収入が87,600円(正会員会費20,000円、移送事業6,600円、寄付金31,000円、綾部市からの助成金30,000円)、支出が83,250円(移送事業3,600円、通信費270円、消耗品費72,480円、雑費6,900円)で次年度繰越金は4,350円となっている。事業計画書には20名の従事者の記載だけで何名移送したかは書いていない

 今は1300名を超える利用者と年間4万回を超える利用回数、職員も15名ほど雇用して、年間予算が7,000万円弱と活動や組織の規模は大きくなったが、私たちが最初に持ち寄ったのは「ボランティア精神」だけだった。平成11年12月3日の法人登記の際に作った財産目録にはわずかに「現金8,550円」だけが記されている。

 これからも創設時の趣旨、原点を大切に活動していくことこそが、フロンティアにとって最も大事なことだと思っている。

 懇親会では、新しく運転ボランティアとして関わっていただいて初めてお出会いする方、久しぶりの方、初期の頃からの懐かしいお顔など、席を回り、いろいろなお話をさせていただいた。フロンティアの事務所が最初は私の事務所の中にあったことを知る方は、もうほとんどおられなくなったが、こうやって新しい人に加わっていただいて、活動を繋いでいただいていることは本当に嬉しい。

 カラオケの大トリでは曽根前理事長を偲び、サザンオールスターズの「蛍」を唄った。


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6月府議会の開会

2023年06月16日 | 京都府議会

 14日㈬午後、所属する文化生活・教育常任委員会初回委員会に出席し、理事者紹介や所管事務の概要の説明等があった。

 15時からは議会選出の監査委員と代表監査委員とで、今後の監査業務についての意見交換を行った。

 どういう分野の監査をしていくのか、それを誰が担当するのかを決めていくための事前の打ち合わせで、去年の監査項目の説明を受けたり、こちらも分からないことをざっくばらんに質問できて良かった。

 数字の突合は常勤の代表監査委員や監査委員事務局の職員が日常的にやっているし、会計的な監査は税理士の監査委員もおられるので、私たち議会選出の監査委員は税金や有効に目的に沿って使われているか、目的が府民ニーズと合致しているかという観点で監査していくのかな?と考えている。

 

 綾部に戻り、京都府木材組合連合会の下部組織である京都木材流通センター(綾部ストックヤード)、京都木材加工センターの幹部の方々と意見交換した。共に綾部市小畑町にある施設で、ここには森林組合系統で伐採される木の多くが綾部に集まってきている。

 何度か視察などをしたことはあるが、せっかく綾部にあるのだから、もっと地元とうまく繋がれないかと最近考えるようになり、今日の会を開いてもらった。

 

 15日㈭13時から、新技術と社会づくりに関する特別委員会正副委員長会に出席。13時半から特別委員会の初回委員会を開催した。今年度京丹後市選出森口亨委員長の下で第一副委員長を務めることになっている。

 京都泊で、府域の均衡ある発展に関して、ざっくばらんな意見交換を行った。京都大学硬式野球部近田怜王監督とも出会ったので、綾部高校に一度、指導に来てほしいとお願いした。

 

 16日㈮京都府森林組合連合会森井一彦専務が来られて、京都府議会森林・林業活性化議連会長として要望を聴いた。

 それを受けて、国の森林環境譲与税の配分方法についての意見書を自民党府議団からの提案で出したいと考えており、団の代表幹事、政調会長とに資料を渡して話をした。

 13時15分からは本会議府議会6月定例会が開会し、西脇隆俊知事が提案理由等を説明された。その後、全員協議会、先議分の採決、予算特別委員会などが行われた。

 グランヴィア京都での「府議会議員の集い」に出席した。全府議と西脇知事以下、理事者の皆さんが一堂に会し、今期のスタートにあたって、新議員の紹介等が行われた。

 この日は京都駅近くのホテルに泊まった。


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LGBT法案と少子化対策案

2023年06月13日 | 論評・研究

 13日㈫午前中は晴れていたが、午後曇りになり、そのうち雨となり、豪雨が間を置いて、二度ほどあった。

 国会ではLGBT法案が衆院を通過する一方、岸田首相が少子化対策案を発表した。

 LGBT法案の採決では、トイレに行って採決に参加しないという議員がいた。反対なら反対と処分を恐れず主張して、反対するなり欠席すれば良いし、「処分逃れ」で反対したように見せかけるというのは卑怯だ

 LGBTに関して、私は考えが転換したのはコロナ禍の最中だった。行事が全てなくなり、飲みに誘われることもなく、土日は一日中、家にいるという生活が続いた時、Amazonプライムで映画を観ることを覚えた。

 その時に観た映画には「ボヘミアンラプソディ」「グリーンブック」「ロケットマン」という歌手がメイン人物の映画もあった。…そこに登場した歌手フレディ・マーキュリー、ドクター・シャーリー(役名)、エルトン・ジョン、彼らは同性愛者だった。日本映画「怒り」でも、妻夫木聡、綾野剛がゲイカップルを演じていた。

 LGBTは私たちの社会ですでに共存しているのだと感じ、その方々が生活する上で差別を受けたり、不利益をこうむっているのだとすれば、それを補う制度を作らなければならない時代になっていると思った。

 日本は島国で、我々は自分と違う(と思い込んでいる)異質な存在に対して、拒否感や恐れを感じやすい。しかし、これからの時代それをどう乗り越えるのかに知恵を絞る時代になっていくのだと思う。

 LGBTの方々が芸能やファッション、音楽の世界に多いのは、その特性にあるのだと思う私たちが「異質」だと感じている人達は、世間の固定観念に縛られることなく、自由に発想し、創造し、私たちに新しい世界を開いてくれてきたのではないだろうか。

 昔、ドイツの独裁者ヒトラーは「劣性」民族であるとしてユダヤ人を虐殺し、同様に障害者や同性愛者も虐殺した。

 差別の根幹には異質な存在を「劣性」だと思わせる考え方や社会の仕組みがある。男性が同性愛者を装って、女湯に入ってくることを恐れる女性の気持ちもよく分かるが、それはそれをどう防ぐのか、防ぎ方を考えていくことや処罰を重くしていくことについて検討するべきだ

 

 少子化対策については、以前から「多子」に対する支援をするべきだと思っているが、今度の案では必ずしもそうなっていない。三人子どもがいても、一人が高校卒業すると三人目は二人目扱いされるという妙な案だ。

 児童手当が増えても扶養控除がなくなれば、逆に負担が増える世帯も出てくる。

 子育て支援と少子化対策は似ているようで違うということを念頭に、もう少しよく検討してほしい。

 

 先日の中上林での「ホタルの夕べ」購入した瀬尾谷の粕漬けをご飯と一緒に食べてみた。ご飯にのせたり、酒のつまみとして食べると美味しい。

 奈良漬は白瓜で作るが、この粕漬けは黒瓜で作るそうだ。瀬尾谷集落の各家での製法の良いところを集めて、今でも集落の方々が全て手作りで生産されている。

 粕漬けや奈良漬け、白和え、ぬた、フキの佃煮、山椒の実、ゴマ豆腐など、子どもの頃は何でこんなものを大人は喜んで食べるのか?と疑問だったが、そういうものの味も分かる年齢になってきた。

 瀬尾谷粕漬け(ミニ)は1パック250円で、販売されています。ぜひ、ご賞味ください。


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神社にて

2023年06月11日 | 寺社行事

 11日㈰、9時に熊野新宮神社へ。当番氏子として月次祭の準備をして参拝した。雨が降っていたので清掃作業はなかった。終了後は撤饌、賽銭数え等を行って解散。

 午後事務所に来客2件。鳥獣害対策にとって、前向きな良いお話もお聴きした。綾部市に移住したいという人の家探しの相談もあった。

 

 12日㈪今日は朝から来客が続き、それに加えて連絡調整等で一日が過ぎた。

 綾部八幡宮でも夏越の大祓神事の日「夏まつり」をされるとのことで、小雲雅之筆頭総代と梅原哲史市議がPRに来られた。この日はあいにく、昼間は府議会で夜は綾部スポーツ協会の懇親会が入っており、伺うことはできないが「宣伝はさせていただきます」とお約束した。

 夕方には綾部市志賀久男企画総務部長、四方健史財政担当部長綾部市議会6月定例会に上程される議案等の説明に来られた。

 綾部高校の新旧校長、綾部中学校の校長と会食した。綾部高校の岸田敏明校長には大変お世話になったので、その慰労会ということで集まっていただいた。


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ホタルの夕べ2023

2023年06月10日 | 議員活動

 日㈮、朝から京都へ。12時半から自民党府議団の議員団会議に出席。

 綾部小学校PTA会長を務めていた当時PTA本部役員同窓会を開催。久しぶりに役員と先生の7名が集まった。

 7年も経つと子ども達はすでに巣立っていたり、当時の校長先生は教育長、教頭先生は校長先生、PTA担当の先生は教頭先生にと立場が変わっているが、近況を話し合い、思い出を語る楽しい場となっている。

 二次会に行くと、現役の綾部小学校PTAの役員さんのグループと偶然一緒になった。若いお母さん達が「PTAは楽しい、役員になって良かった」と前向きに活動してくれている姿が嬉しく、もう一軒、一緒に行った。

 

 10日㈯夕方から中上林で毎年開催されている「ホタルの夕べ」に行き、18時15分からの開会式渡辺弘造中上林地区自治会連合会長の挨拶の後、来賓の山崎善也市長、種清喜之市議会議長らと共に挨拶させてもらった。

 暗くなってホタルが見えるようになるまで皆さん、模擬店で買い物をしたり、地元住民のバンド二胡陳曼麗さん山崎市長と渡辺連長のデュオ演奏などのコンサートを楽しまれていた。

 公民館のトイレに行こうとしていたら、「源太郎さん、いつもブログ見てます!」と20代の男の子が声をかけてくれた。「自民党のことはそんなに好きではなかったんですが、ブログを見るようになって、自民党のことを応援するようになりました。頑張ってください!」と。

 「一緒に写真を撮ってもらっていいですか?」と言われたので、「どうぞ、どうぞ」と記念撮影した。

 昨夜「スナック初体験」という24歳の若者達と会った時「源太郎さんには高校にも来てもらっていて良く知ってます。直接会えて嬉しいです」と言ってもらい、名刺を渡して握手したら、すごく喜んでくれた。

 このブログも、若者が政治に関心を持つきっかけになっていて、継続してきた意味があったのだと感じ、これからも頑張ろう!と思った。

 

 政治に関わると商売にマイナスになる、仕事に差し障る、利用されるだけだ色眼鏡をかけてみる人たちが自分だけでなく、周りや若い世代にもそういった考えを広げたことで、政治的無関心層が増え、投票率が下がって、政治はバランスがとれなくなりつつある。

 政治的無関心が政治家の質を下げ、その政治家たちは不祥事を起こし、政治不信が増長し、さらに政治が悪くなるという負のスパイラルに入っている。

 政治は「まつりごと」と言われるが、「まつり」とは「真釣り」であって、真に釣り合い(バランス)が取れている状態のことを言う。世論調査の調査対象が多ければ多いほど結果が正確になるように、たくさんの人が関われば関わるほど、バランスのとれた政治が実現する。

 野球でもサッカーでも映画でも音楽やお笑いのライブでも、選手や俳優、歌手、芸人を知っていれば、ファンであるならば、お金を払っても観に行きたいと思うように、政治離れを防ぐには我々、政治家がもっと発信して、まずは「知ってもらう」ことが重要なのだと改めて感じている。


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大義の会

2023年06月08日 | 一般

 日㈭18時から大義の会(四方八洲男会長)例会に出席した。いつもはふしみやだったが、今日は亀甲家にて。

 今回就任されたばかりの日東精工㈱の荒賀誠社長私の二人が「未来に向かって」というテーマで、荒賀社長は日東精工のこと、私はまちづくりのことをそれぞれ30分ほど講演した。

 講演の後、会食があり、その後は質疑応答の時間があった。私に対しては、論理教育の今後の展開自分が大事にしていることなどの質問があった。


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