四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

奥上林の小唐内(こがらち)へ

2021年02月23日 | 議員活動

 23日㈫天皇誕生日祝日議会も休みで、温二郎の希望が通り、子ども達とマクドナルドを食べた。

 午後は事務所事務仕事たこ焼きを作った。涼子器具のセッティング焼くのを手伝ってくれた。たこ焼きが嬉しかったのか、涼子は上機嫌で、いつになく学校でのことなど話してくれた。

 

 24日㈬、朝から京都へ。12時半から議員団会議、13時15分から本会議で一般質問。終了後、予算特別委員会の全体会

 明日25日から予算特別委員会の書面審査が始まるが、今回は委員から外れているため、しばらく議会は休みで、綾部にいる日が増えることになる。

 

 25日㈭、10時に梅原哲史市議竹内俊基さん相談事で事務所に来られた。

 その後、奥上林地区岩見修一連長からの依頼で、奥上林老富町小唐内小浜綾部線の工事現場へ。綾部の市街地から30キロ以上あり、自動車で40分ほど福井県との境であるが、ここも大切な地元だ。

 地元の渡辺弘造市議とも落ち合って、現地を確認し、地元住民からの相談事項土木事務所長に連絡した。

 相談者の自宅を訪ねて、改めて状況をお聞きした後、渡辺市議と岩見連長とで、あやべ温泉に行き1時間半ほど、上林地域のまちづくりの課題等について懇談農業振興、移住・定住、日本一の教育、あやバスの今後、フロンティアの福祉有償運送、保育園問題などなど。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほんぷ

2021年02月22日 | 京都府議会

 22日㈪、朝から京都へ。12時半から議員団会議、午後は本会議の一般質問。終了後、予算特別委員会の全体会に出席した。帰りに沓掛インターに乗るまで大渋滞していた。

 

 自民党府議団《本府(ほんぷ)》話題となった。

 《本府》が指すものには、①地域としての京都府 ②行政組織としての京都府 の2つの意味があると思われるが、府議会で知事はじめ理事者が発言する場合は、②の「行政組織としての京都府」を指している場合が多い。

 われわれ京都府議会議員京都府民であり「地域としての京都府」に属しているが、「行政組織としての京都府」の一員ではないので、《本府》と発言するのは「二元代表制の片方を担う議員が行政に取り込まれてしまっていることになる」という意見があった。

 私も同様の考え《本府》は使っていない議会の発言の際には《京都府》と言うようにしている。手元にある清水書院の国語辞典にも《本府》は掲載されていない。《ほんぷ》《本譜》と《本夫》しか載っていない。

 京都新聞の記事でも《本府》とは書かれない。《京都府》と書かれている。京都新聞は滋賀県も取材エリアに含むからかと、隣り兵庫県の県紙・神戸新聞を調べるとそちらでも《本県》とは書かれず、《兵庫県》と書かれていた。

 一方、宮崎日日新聞、山形新聞、福井新聞、上毛新聞…など、地方紙では記事に《本県》と書いているところが多い。

 鹿児島県南日本新聞《鹿県》と書いており、新聞の場合は字数の関係で《本県》と略しているのかもしれないし、県紙は行政と一体のようになっているので、行政との一体意識もあるのかもしれない。新政府に蜂起した薩摩藩鹿児島では、県民意識に県庁との距離感があって、《鹿県》なのだろうか?と思ったり。

 京都府議会議事録を調べると、京都府教育委員会《本府教育委員会》とは言わず、《府教育委員会》と発言されており、京都府警察本部《当府警》とか《当府警察》と発言しておられる。府の組織が全て同じ言い方でもないようだ。

 《本府》と《当府》の違いは、大分県佐伯市「公文書の手引き」の中に「《本市》と《当市》に関し、特に使い分けについての定めはないが、多くが次の見解によっているので、原則としてこれによる」として下記のように定められている。

すなわち、

(1)「本市」は、市内を対象とするときに用いる。したがって、市民への通知文書などでは市内が対象だから「本市」を用いる。

(2)「当市」は、市外を対象とするときに用いる。したがって、他市への照会、回答文書などでは市外が対象だから「当市」を用いる。

となっている。

 《本市》も《本府》も、もともと公文書作成の際に定められた行政用語ではないかと思われ、一般の方々には聞き馴染みがないため、やはり議会での質問の際には《本府》の使用を避ける方が良いように感じる。

 

 「本府におかれましては…」という使い方府議会ではよく聞くが、これは「弊社におかれましては…」と言っているのと同じで、日本語の用法としておかしいので、《本府》を使用する際には、せめて「本府においては…」と謙遜した使い方をするべきだろう。

 民間企業では自社を呼ぶ場合《弊社》《当社》と言って《本社》とは言わないが、役所は《本省》や《本庁》と言ったり、裁判官や警察官が《本官》と言うことはあるので、《本府》には若干、「お上意識」も混ざっているように感じる。

 新聞社自らを「本紙」と呼ぶのは、報道機関「ペンは剣よりも強し」との気概を表現しているのかもしれない。テレビ国の許認可事業であるからか、本放送局とは言わないようだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綾部への移住希望の方々をご案内

2021年02月20日 | 哀悼

 20日㈯、午後は事務所相談での来客

 また別の訪問先でたまたま最近、綾部工業団地に立地していただいた㈱ファーストダウン白井雄樹社長にお目にかかり、挨拶させていただいた。

 まだ34歳と若く、新進気鋭の経営者だった。カット野菜の加工販売の事業をしておられるが、他にも農業に関する様々な事業に関心をお持ちとのことで、京都府農林水産部長をご紹介することにした。

 夕方には、綾部移住に関心を持っておられるご夫婦泊まりで綾部見学に来られたのをお迎えし、夜は宿で懇談

 ご主人は二度目、奥様は綾部が初めてのため、綾部市の地域性などを説明した。

 

 21日㈰朝から夕方まで、ご夫婦を綾部案内した。最初は綾部特産館を観てもらい、その後は上林の物件見学へ。口上林で2件、中上林でも何か所かご覧いただいた。

 前回、ご主人が気に入られた上林城の風景奥様にも観てもらい、城山に上がって、中上林地区を一望していただいた。ここは戦国時代まで豪族・上林氏が居城とし、織田信長の勢力に上林氏が滅ぼされた後、江戸時代になって旗本・藤懸氏が陣屋を置いた。

 あやべ温泉別の移住希望者とも落ち合い、仁王門へ足元が悪かったが、国宝をご覧いただいた。深い山の中であり、無防備に国宝が建っていることに皆さん驚いておられた。

 その後は一路、綾部市の西部地域へ向かい、豊里地区で1件見てもらった後、三豊さんイチゴのハウスを見学し、最後はJA京都にのくに野菜直売所買い物していただいた。

 ご夫婦が帰られた後、さらに1時間くらい、後から合流された移住希望のご夫婦綾部の状況等を事務所で説明した。

 コロナ以降、綾部に関心を持たれる方が増えており、歴史や風土の説明をしながら案内することが多くなった。

 

 夜は元綾部市議会議長川北淳さんの通夜式参列

 川北さん農協を退職された後、23年前の平成10年の市議選で初当選され、3期12年、綾部市議を務められた。平成18年から2年間は市議会議長を務められた。

 自民党綾部支部では過去に副支部長を務めていただき、現在も相談役としてお世話になっていた。

 14年前の私の最初の府議選の際には、現職市議として、雪の深い上林を一軒一軒、あいさつ回りに連れて回っていただいた。

 その後も、ずっとお世話になっており、ご病気になられて話すのが不自由になられてからも、家を訪ねると「上がれ、上がれ」とおっしゃっていただいてお話したり、お酒がお好きで会合にもよくご出席いただいていた。

 夕食前に仏壇にお茶を供えた後、そのまま仏壇の前で座り込んで亡くなっておられたそうだ。通夜でお顔を拝見したら、ただ眠っておられるだけのようなお顔だった。

 心からご冥福をお祈り申し上げます。ありがとうございました。

※写真は平成21年12月20日に開催した自民党綾部支部主催「政治経済懇談会」にて、川北淳副支部長(当時、前列右から3人目)と谷垣禎一総裁(当時)と中上林支部の皆さん


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この一週間

2021年02月15日 | 議員活動

 15日㈪終日、京都にて、自民党府議団の政調副会長として、控室詰めの当番を務めた。

 16日㈫、午前中は中丹東土木事務所八田所長に来ていただいて、お願いしていた案件の説明等を受け、その後は「綾部環状道路」これからどう進めていってもらうのか?など、今後の課題についての意見交換など。

 午後は綾部市役所山崎市長を訪ね、まちづくりに関する提案情報交換など。

 17日㈬、朝、高橋輝市議が来て、今度の市議会で代表質問をするそうで情報交換した後、京都に向かい、12時半から議員団会議、午後は府議会の代表質問

 夜は綾部に戻って、若宮神社厄神さんお参り夜にお参りしたのは初めてだったが、たくさんの若い人が来られていた。毎年ながら、露店もたくさん出ていた。

 18日㈭、12時半から議員団会議、午後は代表質問

 19日㈮、11時に北区上賀茂建設中介護施設京都府議会森林・林業活性化議員連盟(会長:四方源太郎)見学した。京都府農林水産部にも声をかけて、今後の参考にと、林業振興課長に一緒に見学してもらった。

 岡本忠蔵元府議が勤務しておられる㈱リヴ建設を請け負っておられて、府内産(京都市内産)材を約40%使用していただいているそうだ。

 鉄骨造りと木造と比較すると建築単価は木造の方が安く、耐火性なども変わりがないそうだ。建物のクッション性も良く、働く人に膝や腰への負担も少ないとのことだった。

 ただ「府内産材」と指定すると、単なる「木材」と指定するのに比較して2倍の調達コストがかかるらしく、その点には京都府も補助金を用意はしているので、うまく活用していただけるようにすることが重要だと感じた。

 12時半から議員団会議、午後は一般質問。一般質問後、農商工労働常任委員会を開催し、審査依頼議案の適否確認を行い、全員賛成であった。

 夜は綾部に戻り、事務所20時頃まで事務仕事


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月定例会の開会

2021年02月12日 | 京都府議会

 12日㈮、朝から京都へ。11時45分から農商工労働常任委員会正副委員長会議。12時30分から議員団会議を経て、13時15分から本会議府議会2月定例会開会した。

 西脇知事の施政方針演説を聴き、いったん休憩全員協議会当初予算案等、議案の説明総務部長から受けた。

 コロナによる時短要請に伴う協力金の追加補正等先議すべき議案の審査のため、農商工労働常任委員会を開催。適否確認では全員賛成予算委員会全体会の後、ふたたび本会議にて議決した。

 本会議後は薬剤師連盟の顧問議員で、健康福祉部との意見交換を行った。

 

 13日㈯夕方から約束があり、久しぶり大阪へ。コロナで社会は止まっているが、今のうちにコロナ後を見すえて仕込んでおかなかればならないそういうことが今、何件か、入っている。

 特急が間引き運転になっており、京都からは普通電車で帰った。綾部まで特急の倍の2時間ほどかかった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森辞任、後継川渕

2021年02月11日 | 論評・研究

 11日㈭、今日は建国記念の日祝日妻や子ども達はそれぞれクラブや野球や買い物などで出かけていったので、午前中一人、自宅で留守番午後事務所に行った。

 昼頃、「東京オリンピック組織委員会の森喜朗委員長が辞意」という速報が流れた。

 これだけ世界的な騒ぎにもなれば、辞めるしか収拾のしようがなという判断になったのだろう。

 昨日は、最大スポンサーであるトヨタの社長「森発言」を批判するコメントを出し、それが辞任を決定的にしたように思う。

 しかし、トヨタ社長も自ら会見せず、役員にコメントを読ませというのは、どうなのだろうか?

 その手法「トヨタが大切にしてきた価値観」では「正解」なのかもしれないが、日本を代表する企業であり、オリンピックの最大のスポンサーであっても、自ら直接、森氏に忠言できないという現実が、日本に横たわる大きな問題の根源だろうと感じた。

 森氏が辞めて、後任は元Jリーグチェアマンの川渕三郎氏だ報じられている。

 川渕氏能力が高いことも、経験、人格識見すべてが委員長にふさわしいこともよく分かる。しかし、コロナ禍でのオリンピックを半年後に控えた状態で、80代の川渕氏に火中の栗を拾わせることは、私も現役世代の端くれであるが、これでいいのかと情けなく感じた。日本を支えているはずの現役世代である40代、50代、60代の我々はこれを良しとしていいのだろうか。

 ああいうコメントを出して引導を渡した64歳のトヨタの社長「この苦しい役割を自分に任せてくれ」森氏に直談判し、「トヨタも全面的に協力して、オリンピックを必ず成功させる!」「聖火ランナー、ボランティアの皆さんには、共にオリンピックを創っていく仲間として協力してほしい!」呼びかければ、「さすが、トヨタ!」「オリンピックを何としても開催しよう!」国民の気持ちが動くのではないだろうか。

 

 「老害」という言葉は、厳しい動物の世界には存在しないだろう。

 ライオンでもサルでも、自分を倒す若者が出てくるまでボスは君臨する。それによって強い生命力がつなげられている。

 自民党青年局が「国会議員の定年制」などと提言しているが、私は賛同しない。

 政治家の最後は、次の世代が台頭して倒されるか、自ら体調を崩す、問題を起こすなどして辞任せざるを得なくなるか、後継を決めて引退するかしかない。

 「老害」の問題よりも、当たり障りないことを良しとし、陰に隠れて責任回避している60代以下の「若年寄」の方が、世の中を悪くしているように思う。自戒も込めて。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

府道拡幅 思いすれ違い?

2021年02月10日 | 議員活動

 10日㈬、朝から京都へ。新聞を読まずに出かけたが、「京都新聞の丹後中丹版を読んだか?」複数の方からの問い合わせがあった。「京都府の道路予算の使い方はどうなっているのか?いかにも《お役所仕事》だ」というお叱りもあった。

 事務所から記事を送ってもらって読んでみる「府道拡幅 思いすれ違い」大見出しで、奥上林綾部市老富町府道小浜綾部線から大唐内自治会に入る府道老富舞鶴線の道路拡幅計画に対して、「地元と京都府の意見にすれ違いがある」という記事だった。https://news.yahoo.co.jp/articles/8fc221ff1948518f566ca9de97718f264948bde1

 これなら、京都府も府会議員も怒られるはずだ…納得した。

 でも「聞いている話と違うな」と感じ、土木事務所や地元住民に連絡して事実を確認したところ、どうも記事には「事実誤認」があるなと思った。

 電話した地域のリーダーの方「今日の午後にも、境界確定の同意を得るために、土木事務所の職員が来てくれる約束になっている」事業の推進に好意的であった。

 土木事務所「説明会の際には、地元から景観に関する要望も聞いており、それには対応するつもりでいる」とのことだった。

 地元住民からは以前から「大型の除雪車が入るのに道路幅が狭く、除雪が路肩に溜まると通行に支障がある。もっと拡幅できないのか?」要望があり、京都府に改良をお願いしてきた箇所でもある。

 ようやく今年度、資源エネルギー庁の原発避難路の整備予算を活用して、測量や事業調査が始まり、来年度以降に道路設計、用地買収、工事着手と順次、進めてもらうということで、地元自治会との話は順調に進んでいる聞いていたので、まさに寝耳に水だった。

 

 原発避難路整備予算数年前から、毎年約2億3千万円が資源エネルギー庁で予算化され、舞鶴市と綾部市に半分ずつ配分されている。これによって、たとえば口上林と東八田をつなぎ、除染場所の上杉体育館につながる上杉和知線(黒石峠)などは、以前の2倍以上の予算が確保できるようになったので、口上林側の道路拡幅が始まっている。

 原発避難路の整備予算はまだまだ金額が一桁以上少ない府議会では訴え、資源エネルギー庁や関電にも要求しているが、これはこれで必要で大切な予算だと思っている。

 

 記事を書いた記者にも電話して、「記事の見出しにあるように、思いがすれ違っているのだとすれば、それは土木事務所と住民ではなく、政府と地方自治体、都市住民と農村部住民ではないか」過疎地域における道路整備に理解求めた。

 「そういう捉え方をされることを意図した記事ではなかったが、一方の考えだけの内容になっていたかもしれない」反省しておられたので、「今後、さらに取材を深めて欲しい。福島事故から10年経ってもUPZ内の避難路整備は全く進んでいない。国にも関西電力にも、それを推進しようという誠意が全く見えないのに、原発推進だけが手際よく進められており、そういう矛盾を指摘してもらいたい」要請した。

 国交省「事業の費用対効果」などと言うことも、地方住民に対して失礼な話だと思っている。費用対効果が合わなくなったのは、これまでの国の政策の結果ではないのか。「地方住民の努力不足」みたいに言われるのは心外だ。地方の住民の方がよっぽど努力している。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年度・京都府予算案の概要

2021年02月09日 | 京都府議会

 9日㈫朝から雪が積もった。庭にはある程度積もったが、道路はなんともなかった。

 今週金曜日、12日から2月議会が始まる。先週5日には2月議会に上程される令和3年度予算案が発表された。

 京都府政史上初1兆円を超える1兆350億円の予算規模となったが、歳入コロナの影響による10%の税収減、それによって府債は前年度の当初予算比30%増(2月補正を加えると35%増)厳しい財政運営となっている。

 コロナ対策の財源は国に頼っており、国庫支出金前年度から倍増している。

 

 性質別の歳出は、人件費の退職手当が14%増、物件費、扶助費・補助費も30%増、普通建設事業費は当初予算ベースでは前年度比10%減(2月補正を加えると2.8%増)と国の補助事業の減少が大きい。(府単独事業は11%増)

 数年前からの災害復旧費は23%減災害復旧事業が落ち着いてきており、土木企業への影響が心配される。

 目的別の歳出では、衛生費が当初予算ベースで前年度比3.3倍になり、商工費も2.15倍コロナ対策の予算が大幅に拡大している。

 一方で、農林水産業費は7%減、土木費8%減、災害復旧費18%減となり、通常事業への影響が避けられない。

 

 各部の主要事項で、綾部市民に関係の深いものを下記に列挙します。

【知事直轄】

◎行政手続利便性向上推進事業費

《新規》4,424万1千円

行政手続きのオンライン化、証紙制度の見直し

 

【危機管理部】

◎原子力防災対策事業費(避難路整備)

《継続》2億2,900千円

府道上杉和知線等の道路整備等

 

【総務部】

◎きょうと地域連携交付金《継続》19億円

府と市町村が一体となって取り組む事業に支援

 

【政策企画部】

◎地域振興計画推進費

《継続》1億3,000万円

中丹地域振興計画の推進費(3,480万円)など

◎地域交響プロジェクト推進費

《継続》3億2,000万円

◎「海の京都」「森の京都」事業費《継続》

 

【府民環境部】

◎女性活躍応援塾事業費《新規》740万円

女性活躍応援塾の運営、輝く女性応援補助事業(上限30万円:2/3補助)

◎非正規雇用女性就労促進事業費

《新規》3億3435万円

コロナの影響で解雇・離職を余儀なくされた非正規雇用の女性を相談から就労までサポート

◎京都舞鶴港エネルギークラスター推進事業費《継続》500万円

再生可能エネルギーに加え、天然ガスや水素等のエネルギーインフラ整備に向けた調査等

 

【文化スポーツ部】

◎WITHコロナ文化活動支援事業費

《新規》2,500万円

文化庁指定の対象とならない府内に拠点のある小規模な舞台芸術団体等の公演実施に必要な経費を支援(50万円上限:2/3補助)

◎私立学校教育振興補助金

《継続》308億9,331万9千円

私立学生の就学費用負担を軽減

◎府立大学地域貢献活動強化事業費

《継続》3,000万円

「地域貢献型特別研究(府大ACTR)」の推進

◎医科大学機能整備計画検討費

《新規》5,200万円

「世界トップレベルの医学を地域へ」の実現に向けて、機能整備計画を検討

◎北部医療センター医療体制検討費

《新規》100万円

府立医大附属北部医療センターの医療体制を検討

 

【健康福祉部】

◎新型コロナウイルス感染症対策費

《継続(一部新規)》600億5,885万6千円

医療、ワクチン接種、検査の体制確保。社会福祉施設等への支援など

◎子育てにやさしいまちづくり事業費

《継続(拡充)》1億5,000万円

綾部市においては、雨天時でも子どもが遊べる場所の整備(上限3,000万円:補助率2/3:市町村事業に府が補助)

 

【商工労働観光部】

◎中小企業金融支援費

《継続》1,555億300万円

◎新しい商店街づくり総合支援事業費

《新規》1億1,000万円

商店街が多様な主体等と連携して地域課題を解決するための取り組み支援、商店街関係者等が技能・技術を習得するための取り組み支援

◎金融・経営一体型支援体制強化事業費

《新規》3億4,500万円

WITHコロナ・POSTコロナチャレンジ補助金(2億3,000万円)として、「知恵の経営ステップアップ補助金」を拡充し、「チャレンジ枠」(小規模事業者等 60万円上限:2/3補助、中小企業 80万円上限:1/2補助)を追加

◎「産学公の森」推進事業費

《新規》4億3,600万円

産学公の連携プロジェクトの組成から製品等の試作・研究開発、実用化に向けた市場開拓、生産設備投資等を一貫して支援

◎企業連携型ビジネス構築事業費

《新規》2億2,000万円

連携型ビジネス創出支援事業(2億円)では①試作・実証コース:1グループ120万円上限:1/2補助(設備等経費15%以内)②事業展開コース:1グループ1,000万円上限:1/2補助(設備等経費15%以内)

◎「観光・伝統・食関連」産業連携事業緊急支援費《新規》5億円

コロナによって深刻な打撃を受けている産業が連携して行う工夫を凝らした取り組みを支援(2社以上または組合が対象:補助上限20万円×企業数+共通経費10~100万円:補助率2/3)

◎多様な働き方・テレワーク推進事業費

《新規》7,100万円

テレワーク導入に必要な情報通信機器、サテライトオフィス整備等に補助(補助上限50万円:中小企業1/2補助、小規模企業2/3補助)など

 

【農林水産部】

◎京都移住促進プロジェクト事業費

《継続》1億8,074万1千円

◎集落連携100ha農場づくり事業費

《新規》8,685万円

複数集落の組織化や農地管理の分離・委託による規模拡大・収益力向上および企業連携による人材確保を支援することにより、メガ団地(100ha農場)を形成する営農モデルを構築し、持続可能な地域農業を創出

◎「京都ブランド米」新展開事業費

《継続》7,300万円

新たに開発された「京式部」ブランド化と宣伝・販路拡大等

◎宇治茶ブランド世界発信事業費

《継続(一部新規)》4,240万円

宇治茶産地体制強化事業費3,000万円(新規)は輸出対応産地の育成や宇治種への改植等を支援

◎林業「森世紀」創造戦略事業費

《継続(一部新規)》7億9,604万3千円

ひろがる京の木整備事業は一部新規、建築物木造木質化促進事業費は新規。森林防災機能強化事業は拡充、豊かな森づくり総合対策事業は一部新規。豊かな森を育てる府民税市町村交付金は2億5,000万円→2億円に減らして、府独自事業の予算を拡充する一方で、森林面積によって配分金額が高まるよう見直しを行い、市町村平均は20%減のところ、綾部市は7%減にとどめる。

 

【建設交通部】

◎公共事業費《継続》611億6,400万円

◎単独公共事業費《継続》175億7,400万円

府民協働型インフラ保全事業費(2億9,000万円)も含む。

 

【警察本部】

◎交番・駐在所整備費

《継続》1億5,500万円

綾部市上林駐在所の建替整備費を含む

 

【教育委員会】

◎新型コロナウイルス感染症対策費

《継続(一部新規)》23億4,493万7千円

スクール・サポート・スタッフ(消毒等の補助)の全校配置、特別支援学校のスクールバス増便、学校の裁量による感染防止対策の実施等

◎スマートスクール推進事業費

《継続(一部新規)》7億1,460万円

1人1台端末の全府立高校での導入に向けた検証等

◎府立学校施設整備費

《継続》31億1,800万円

学校施設長寿命化推進費、府立高校のトイレ洋式化(各高校1棟)推進事業費など

◎コミュニティ・スクール推進費

《新規》729万2千円

学校と地域住民等が協働で学校運営を協議し、意見を述べられる「学校運営協議会」の設置を行うコミュニティ・スクールを府内の全ての小・中・高校、特別支援学校で導入する。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

推し、燃ゆ

2021年02月07日 | 家族

 7日㈰小源太「こんな面白い小説はない!」絶賛「読んでみて」貸してくれたのは、芥川賞受賞作「推し、燃ゆ」(著:宇佐見りん)せっかくなので読んでみたが、昔から芥川賞の受賞作を読んでうまく理解できたことがない。

 「推し」にお金と時間を捧げることで、自分のバランスを保っている高校生の内面を描いた小説だった。同じ高校生の心にはドンピシャ響いたのかもしれない。

 午後から事務所に行き、夕方まで事務仕事や書類の整理2月議会が終わったら、げんたろう新聞を復活させようかと、その構想を練ったり…。

 

 夜は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」最終回を観た。歴史が好きなので、もっと史実に忠実であってほしいいつも感じている明智光秀について、これまでの「謀反人」と違う「仁義の名将」というイメージで描かれたことは良かったと思う。

 出演者の急な交代コロナの影響もあってか、前半の斎藤道三との絡みが濃厚だったのに対して、後半の「丹波攻め」「山崎合戦」など、京都府を舞台とする部分がほとんど描かれなかったのが残念だった。

 本能寺の変に至る経緯は後半にあったと思うので、そこをもっと綿密に描いて欲しかったという声ネット上でも多数見受けられた。

 光秀徳川家康らと結託して織田信長を討ち果たしたが、想定外に早く戻ってきた豊臣秀吉によって滅ぼされた。その後は生き残って家康の側近、天海僧正として太平の世を導いた、という終わり方だっただろうか。

 天海僧正の物として伝えられている「麒麟前立付兜」「麒麟」「麒麟がくる」というタイトルと一致するのと、この兜に付いている大きな月型ドラマの中で信長を討つことを家臣に話すシーンで、光秀の背後に大きく描かれていた月にイメージされていた。

 本能寺に至る理由は様々あるだろうし、一つの理由ではないと思う。しかし、いつも疑問に思うのは、なぜ信長が光秀の動きを察知できなかったのだろう?ということ。

 それは、光秀があの日、京に入った(近づいた)のは信長の命令に従ってのことだったから、としか考えようがない信長は「家康を討て」との密命を光秀に与えたが、家康と通じていた光秀はこの情報を家康に流し、本能寺後の約束をして、逆に信長を討ったのではないだろうか。

 しかし、光秀の裏切りに信長が備えていなかったのは考えにくい信長が油断した理由は、家康を亡き者にしようという作戦が、光秀から信長に持ち掛けられたものだったからではないだろうか。

 光秀の行軍は逐一、光秀から信長に伝えられており、「しめしめ、予定通り…」と寝ていたら、朝起きて、「俺かよ!?」ということになったのではないだろうか。策士、策に溺れる、と。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道路にある凍結防止の溝

2021年02月04日 | 議員活動

 4日㈭、10時半から、篠田神社筍さんの祭礼参拝昨日の阿須須岐神社は茗荷で占うが、こちらは筍で秋の稲の出来具合を占うことになっている。

 こちらも早稲が良い、という結果が出ていた。

 祭礼の後、相根一雄筆頭総代に続いて、参拝者の皆さんに挨拶させていただいた。

 昼は地元・志賀郷本田文夫市議、隣りの物部種清喜之市議竹松うどん食事をした後、物部地区道路に関する要望があった場所での現地調査を行った。

 道路の凍結防止のために、縦向けに溝が掘ってあるのだが、これがバイクの通行の際にカーブでハンドルが取られて危険だ物部の隣りの豊里地区住民からの要望があった。

 要望者からのお話を聴きし、その場から中丹東土木事務所長に電話して、何か対応方法があるのか?と検討を依頼した。

 この場所は凍結による事故多発箇所でもあり、溝をなくすことはできないし、一部分でも溝をなくすことが可能か、不可能か、考えてもらうようお願いした。

 午後は来客が何件か。

 

 5日㈮、朝から京都へ。11時45分から府議会農商工労働常任委員会正副委員長会に出席。

 12時から、京都府薬剤師連盟の役員の皆さんからの要望自民党薬剤師議連の役員でお聴きした。コロナ禍の中「薬局勤務の薬剤師がエッセンシャルワーカーという扱いになっていない」ということもあるようだ。たしかに「マスク騒動」「イソジン騒動」「パルスオキシメーターや体温計の在庫不足」など、薬剤師さんへの負担も大きくなっている。

 私から「学校現場での学校薬剤師さんの役割も大きくなっており、薬剤師会として学校薬剤師のことも要望書に入れたら、より説得力が増すのではないか」意見を述べた。

 12時半から団会議、13時半から農商工労働常任委員会、委員会終了後、自民党府議団の議会改革検討会議に出席した。

 農商工労働常任委員会では、石田宗久府議(左京区)から質問があり、「京都市内の飲食店対象の第1期分の協力金の申請が2月1日で〆切となっているが、第2期と国の緊急事態宣言を受けての協力金の申請は2月8日からの申請で、これを混同して、第1期の申請を失念してしまっている方がおられるが、何とか受け付けられないか?」質問されたところ、「本来の申請期日を守っていただく必要はあるが、こういう事態で申請が分かりにくかったこともあるので、特別な事情がある場合は受け付けられるように検討したい」答弁があった。

 委員会後には、私も委員長として商工労働観光部長に対し、「飲食店への時短協力金は売上の補償ではなく、あくまで一律の協力金として理解してもらっているので、後から様々な条件を付して、審査や支払いに遅れが生じたり、説明不足による不満が出ないように、柔軟な対応をしてほしい」と求めた。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

保育環境

2021年02月01日 | 教育・子育て

 21日㈪、昨日、保育園入所に関して「子どもが保育園に入れず、大変困っている。このままでは妻が10数年務めた勤務を辞めざるを得なく、生活が成り立たない。そういった実態を知ってほしい」というメールをいただいた。

 相談者安藤和明市議の地元にお住まいだったので、安藤市議に連絡して綾部市に状況確認をお願いしていたところ、今朝一番でご連絡いただいた。綾部市の担当課から直接、ご本人に状況確認をしていただくことにはなったが、ベストの解決策ができるだろうか。

 子どもを増やしてほしいとお願いし、「子育て環境日本一」京都府が目指しているのならば、居住地の近くで子どもを預けられる保育環境をしっかり整える必要がある。綾部市のような子どもの数が少ない都市でも、そんなことになっているのか?実態を把握できていなかったことを反省した。

 安藤市議これに対する見解「安藤新聞ブログ版」に書いておられたが、まさにそういった解決策を綾部市や京都府が検討していく必要があると感じている。

 下記、安藤新聞ブログ版から引用

 朝一番に市役所に連絡。

 数日前に保育園の入所申し込み後の通知文書が出されたようだ。今や、希望する保育園に入れるか否かで、働き方にも影響するほど綾部市の保育園の状況は厳しいものがある。

 子育て支援を重点化するという綾部市の方針にしては、目が行き届いていないところがあるのではないかと思う。

 しかし、一方では、民間保育園に依存する本市としては、保育園のキャパにも難しいところもある。綾部市の財政事情もあるが、今後、本当に子育て支援の重点化を謳うなら、子ども園の問題をもっと真剣に考えていかねば「うたい文句」とは裏腹な状況になろう。

 一案として、希望する保育園に入所できない現状を打開するためには、民間保育園・子ども園の経営にも影響するが、この際、この現状をしっかりととらえ、将来を考えて「今、休園している『綾部幼稚園』を『綾部子ども園』として再開したい」と保育協議会に持ち掛けてはどうかと思う。

 民間保育園・子ども園が難色を示したならば、現状を説明し、民間施設の更なる充実を要請し、受け入れていただくよう施設整備の支援してはどうだろうか。

 現状を打開していかねば、毎年同じことを繰り返すように思う。

 

 2日㈫、朝から京都に行き、自民党府議団控室当番を務めた。昼前には綾部市から相談を受けていた件で、府教委教職員人事課長と会って、教員の定数配置について現状の説明を受け、意見交換した。綾部高校の件でも少し問い合わせをした。

 午後は古林良崇府議(京田辺市・綴喜郡)からの依頼で、府議団の農林水産部会長として、京田辺市の茶生産農家の方から手摘み茶の生産のことでの要望をお聴きし、農林水産部の幹部にも状況を聴いていただいて善処を求めた。

 

 3日㈬、10時半から志賀郷阿須須岐神社にて、茗荷さんの祭礼にお参りした。毎年、境内の茗荷田の出来具合によって、稲の豊作を占っておられる。

 山崎善也市長も参拝しておられた。年末から緊急事態宣言等により、市長ともなかなか会って情報交換する時間が取れていなかったので、祭礼を待ちながら、少しそういった時間も取れた。

 昼には正暦寺玉川弘信住職御守を持って来られたので、今、構想している事業のことを説明して意見交換玉川さんとは綾部に帰ってきた20代の頃から一緒に青年団体NEXTを立ち上げ、共に地域づくりに取り組んでいる。

 午後は新年度予算の説明に、中丹広域振興局平田俊也副局長、鎌田誠企画・連携推進課長が来られて、話を聴いた後、意見交換

 「子育て環境日本一」と言いながら、保育園の環境が整っていない指摘し、「宙に浮いたような事業よりも、親が保育園に安心して預けられる保育環境の整備をまずやるべきだ」と求めた。

 「地域交響プロジェクト」にも「若者枠」を創設して、10代や20代の若者が企画するなら、多少、チャレンジに終わりそうなことでも助成する姿勢を見せて、若者のアイデアを掘り出すような仕掛けをしたらどうか?提案した。

 自分も含めて、「まちづくりのプレイヤー」が高齢化している気がする。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする