四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために「挑戦」します!

朝の「近所案内」

2024年04月18日 | 教育・子育て

18日㈭今朝は少し早く起きて、フィンとロッキーを散歩に連れて行った。

 最初熊野新宮神社へ。「氏神」なので「ファミリーゴッド」と説明し、綾部恵比寿神社は「ビジネスゴッド」と説明したが、意味がよく分からないという顔をしていた。

 続いて、大本本部の神苑へ案内した。

 ちょうど大本職員の出口拓生くんがいたので、オーストラリアからの留学生だと説明すると「どうぞ、どうぞお参りして行ってください」と信徒の皆さんが長生殿で朝拝しておられるところにも入れてもらった。

 木の花庵に案内して、由良川に出て約40分の「近所案内」だった。

 今日の朝ご飯は洋食。昨日よりも食が進むようだった。

 昨夕、スーパーでロッキーが見つけた「プッチンプリン」も食べた。YouTubeで観たことがあるそうだが、食べるのは初めてとのこと。プチっと裏の突起を折るのと、ぷるぷる揺れる様子を見て喜んでいた。味も「美味しい」と興奮していた。

 調べてみると「プッチンプリン」は卵を使わず、豆乳などで作ってあるプリンのようだ。オーストラリア人が好むお菓子も甘いので、彼らは甘いものが好きなのだろう。

 食後フィンがお父さんに電話していたので、僕もフィンのお父さんと挨拶した。

 お父さんに「私は日本語が話せません。英語が話せますか?」と聞かれて、「少し」と答えたら、互いにしばらく沈黙し、お父さんは「Nice to meet you(はじめまして)!」と言い、「Nice to meet you!」と答え、またしばらく互いに沈黙し、「ハーイ」と微笑んで会話は終わった。

 子ども達は学校に行く前にもオーストラリアのカードゲーム。涼子や温二郎もこれに相当はまっている。

 8時過ぎ綾部高校まで彼らを送って行った。

 

 昼間事務所来客や書類整理など。

 綾部市中央公民館にて、綾部市PTA連絡協議会の総会出席した。令和5年度金定成和会長(物部小)から令和6年度中島祐子会長(吉美小)バトンタッチされ、他の役員の皆さんも改選された。

 4月1日付で新任された小林治教育長も挨拶された。

 昨年度の最後の会長会「連Pでは、今まで通りの事業をするのではなく、一度、事業は休止して、むしろ横の連携を深めるために会長や役員同士が懇親をする場を作るなどした方が意義があるのではないか」と提案し、前年度の会長にはそれで了承していただいた。

 私は綾部中学校ブロックの役員の皆さんにもその意図を伝え、自らは広報委員会に入って、そこでも意見を述べた。広報委員会としては「今年度の広報紙発行は休止して、次年度以降の活動を検討する一年にする」ということになり、むしろ、昨年まではなかった広報委員会の交流会を二学期に実施することが決まった。

 今年度は新たに「役員意見交換会」という事業が行われることになり、こういった場で次年度以降の連Pのあり方を話し合っていけるのではないかと期待している。

 時代も変わっており、これまで通りのことをやるだけでなく、「交流」をメインに親同士、親と先生が親しくなって、子どもや学校、教育にプラスになることを考えていくべきだと思う。

 

 家族フィンとロッキー、高校生と小学生の姪っ子達を連れて、和食さとで「しゃぶしゃぶ」を食べてきたようだ。

 彼らはしゃぶしゃぶや寿司を食べ、ソフトクリームの食べ放題を喜び、何度もおかわりしていたようだ。フィンはフランスに家族旅行した際に「しゃぶしゃぶ」を食べたことがあるそうだが、その時はつけダレが辛かったが日本のは美味しいと言っていたとのことだった。

 家に帰ってくると、また子ども達はカードゲームをしていたが、さすがに今朝は早起きして特にフィンは疲れていたようだった。


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ホームステイ2日目

2024年04月17日 | 教育・子育て

17日㈬ホームステイの受け入れのために、いつもとは別の部屋で寝ている。馴れないので寝にくい。自分がホームステイしているようだ。

 朝は7時過ぎにフィンとロッキーを起こし、一緒に朝ご飯を食べた。今日の彼らのメニューはご飯やみそ汁、焼き鮭といった和食だった。ヤクルトはオーストラリアにもあるようで、喜んで飲んでいた。

 彼らはお弁当を持ち、8時15分に綾部高校まで送り届けた。今日は由良川キャンパスに行ったり、体育の授業や部活動などを体験するそうだ。

 

 午前、午後と事務所に来客。数週間前から喉の調子が悪く、いまだに声がうまく出ない。生姜湯、のど飴、竹酢液など、いろいろ試しているが、うまくいかない。

 17時綾部高校にフィンとロッキーを迎えに行った。この時間には部活動も終わっていると聞いていたが、職員会議が入ったため、遅れてこれから部活が始まるということだった。フィンはソフトボール部、ロッキーは書道部を体験するというので、様子を観に行った。

 綾部高校の生徒にとっても、外国人と英語で話す経験は日頃はできないので良い刺激になっているのではないかと感じた。書道部の女の子達はキャーキャー言いながら、ロッキーに優しく教えてくれていた。

 18時部活を終えた彼らに「何を食べたい?」と訊ねると「うどん!」ということで丸亀製麺で食事。「牛すき焼きうどん」を「美味しい!」と食べていた。オーストラリアでは「牛すき焼きうどん」は2000円ほどするそうで「日本は安い!」とも言っていた。

 日本人の感覚では丸亀製麺でもそんなに安いということはない。オーストラリアは平均給料が日本の倍で、物価も高いのだろう。しかし、日本がだんだん世界から取り残されつつあるようにも感じた。

 涼子と温二郎は今日は塾に行っているため、その迎えの待ち時間にスーパーでお菓子などを買った。彼らはポッキーを何種類か欲しがり、それでグリコがブルーベリー味のポッキーを出していることを知った。

 行き帰りの車の中では阪神ー巨人戦の中継が流れていて、野球のルールを質問された。オーストラリアでは野球はマイナースポーツで、クリケットがメジャーだとのこと。

 その後はライトアップされた福知山城へ。オーストラリアでも「忍者」は人気があるそうだ。

 オーストラリアの男の子は写真を撮る時に、サッカー選手のように腕組みをするのが通例だそうだ。日本人のように「ピース」をしたりはしないと言っていた。

 塾を終えた温二郎を迎えて家に戻った。子ども達が小さい頃に遊んでいた戦隊ヒーローの玩具にフィンが興味を示した。オーストラリアでも日本の戦隊ヒーローの人気が高いらしい。

 一日の最後今日もオーストラリアのカードゲーム。順番にカードを出していって、二枚連続で同じ動物のカードが出れば、手で押さえて一番早い人が総取りするという単純なゲームだが、子ども達は楽しいようだ。瞬発力が必要で、年の大きいフィンが一番強い。UNOに負けたフィンがこのゲームを出してきて、以来ずっと4人はこれをやっている。

 今回のホームステイ受け入れは、うちの子ども達には大変良い経験になっていると思う。この4日間で、英会話教室に半年通うくらいの価値があるのではないだろうか?

 兄弟で一番社交的な小源太がいればもっと良かったかもしれないが、涼子と温二郎も英語で話すという体験は大変楽しいようだ。


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オーストラリアの学生を受け入れ

2024年04月16日 | 教育・子育て

 16日㈫昼間事務所に来客等。

 夕方、綾部高校に行き、我が家にホームステイで受け入れるオーストラリア人の2人の男の子、14才のロッキーと15才のフィンを迎えた。

 彼らは日本語を少し勉強している子達で、今回は2週間ほど日本に滞在し、東京、京都、広島などを回る途中、綾部で4泊5日ホームステイする。昼間は綾部高校で授業や交流事業、クラブ活動などに参加することになっている。

 彼らの学校St Augustine’s Collegeというオーストラリアのクイーンズランド州ケアンズのパラマッタ パークにあるカトリック系の男子校だそうだ。

 日本人にとって家にお客さんを受け入れるというのは大きなことだが、コーディネーターの安藤恵子さん「特別なことをしなくても、普通でいいんですよ」と気楽におっしゃるし、うちの子ども達にとっても良い経験になるだろう使っていなかった部屋を片付けてホームステイを受け入れることにした。

 彼らはお土産にぬいぐるみやお菓子、キーホルダーなどをたくさん持ってきてくれていた。我が家の英語レベルは非常に低く、意思疎通がちゃんとできているのか分からないが、彼らは日本が初めてのようなので、5日間、楽しく過ごしてもらえたらと願っている。

 夜ご飯にカレーライスを食べ、食後はUNOやオーストラリアのカードゲームを子ども達でやっていた。子ども同士はすぐに馴染んで、楽しそうにずっとゲームをしていた。

 彼らはポケモンのことに非常に詳しく、ドラえもんやくまのプーさんのぬいぐるみなどにも強い関心を示していた。


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カブトムシの幼虫を育てませんか?

2024年04月15日 | イベント参加

15日㈪午後大下浩一技術次長はじめ、異動で新任された中丹東土木事務所の課長さん方が挨拶に来られた。

 河川砂防課長、道路計画課長が代わられたので、砂防や急傾斜事業の進捗状況や道路工事の状況についてもお聞きし、早期完成を要望した。

 15時には野球に関する新事業の提案に来ていただいた。綾部高校野球部OB会長でもある原田商店の原田直紀社長を紹介した。スポーツ、アミューズメントで綾部を活気づけ、若者の移住定住にもつなげられないかと考えている。

 

■GWに「カブトムシ」の幼虫掘り出し体験を!

 山家地区の上原町(山家駅のあるところです)では若い皆さんが中心となって「水源の里かんばら」で地域活性化に取り組んでおられます。

 その「水源の里かんばら」の企画で、今年のGW、5月5日の午前中に「カブトムシ幼虫堀り」のイベントが開催されます!

 夏休みに向けて、カブトムシの幼虫を掘り出し、自分で作った飼育キットで「カブトムシ」を育ててみませんか?

 親子で、おじいちゃんとお孫さん、甥っ子さん、姪っ子さんを誘って、ぜひご参加ください!募集定員は10組(1組4名まで)です。お申し込みはお早めに!

 飼育キットはペットボトルを利用するので、成長の様子を観察することができます。運が良ければ蛹室(ようしつ)が見られるかもしれません。幼虫が成虫になる様子を観察すれば、良い夏休みの宿題にもなります。

▷カブトムシ幼虫掘出し&飼育キット製作

▶日時  令和6年5月5日㈰  9時30分~
▶場所  綾部市上原町 かんばら橋下
▶参加料  1組2000円(幼虫2匹まで持ち帰り可)
▶持ち物  手袋、帽子、長靴 or 運動靴

▷スケジュール

9時30分 JR山家駅 集合
9時50分  オープニング(上原共同集会所)
10時15分  現地に移動
10時30分  カブトムシ幼虫の掘出し体験
11時00分  飼育キット作り、飼育の説明
12時00分  解散(予定)

▷Google申込フォーム

https://forms.gle/zenn9ALBTAKsLLVH6

▷お問い合わせ(月~金 10時~15時)

水源の里かんばら(野口)090-3651-7367

※申し込みフォームにはメールアドレスも記載してあります。メールでの問い合わせは24時間可能です。

【お願い】「水源の里かんばら」では、飼育キットに使うペットボトルを集めておられます。不要な丸形のペットボトル(1.5リットル)があれば、「水源の里かんばら」に連絡してあげてもらえれば嬉しいです。


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第2回あやべ水源の里トレイルラン

2024年04月14日 | スポーツ

13日㈯綾部中学校の小林治前校長4月1日付で綾部市教育長に就任されたため、令和5年度のPTA本部役員と先生方に呼びかけて、夜ふじ田「小林教育長の就任を祝う会」を開催した。

 小林校長は綾部中学校で校長を務められたのは1年だけだったが、その1年で綾部中学校の生徒も先生もずいぶん前向きな考え方に変わったと思う。PTAの飲み会も常に笑いの絶えない和やかな雰囲気先生方とも良い関係ができたと思っている。

 これからは綾部市全体の教育を前向きに改革していただくことに期待して、我々、一緒に活動させていただいたPTA役員はこれからも綾部中学校と綾部市の教育を応援します!

 帰りのタクシーがなく、ふじ田から綾部方面へ数人で歩いて帰り、途中、二次会で「やきとり大吉」へ。

 他の人達が大吉が初めてだったので店主の清水くんを紹介し、彼はやきとりを焼く技術が高く、Iターンで綾部に骨を埋めるべく頑張っており、今後も贔屓にしてもらうようお願いした。

 

14日㈰午前中妻から本棚の組み立てを命じられ、涼子と二人で取り組んだ。

 数日後からオーストラリアの中高生の男の子がホームステイにやってくるので、部屋を片付ける必要があるようだ。

 

 午後第2回あやべ水源の里トレイルランの大会会場に足を運んだ。昨年はスタートを見学したが、今年はゴールや表彰式の様子を観たいと思った。

 今年は昨年の1.5倍、800名の参加があったそうだ。暑いくらい天気の良い日になった。

 会場に着くと15キロコースの選手は続々とゴールしており、主催のFanTrailsの奥宮俊祐代表が「お疲れさま~」と声を掛けて迎えていた。

 50キロの1位選手がそろそろゴールだと聞いたのでしばらく待っていると、相当、走りのしっかりした選手が1位でゴールに躍り込んできた。

 女子の1位選手もゴールに飛び込んできて、すかさず奥宮くんが「女子1位!」とインタビューしていた。

 香港からの団体客も参加しており、一緒に記念撮影した。ゴードン(写真向かって右端)という青年が経営するフィットネスクラブの利用者のツアーで、参加者は皆、香港の一流企業の会社員だそうだ。

 会場には様々な出店もあり、去年よりずいぶん増えていたのではないだろうか。メインスポンサーである日東精工㈱のブースも今年から出してもらっていた。

 16時からは50キロの部の表彰式が行われた。男女別の1位から6位までが表彰された。

 年代別の表彰も行われ、皆さん受賞を喜び、楽しんでおられた。

 参加された方からは「昨年よりもシャトルバス等が改善され、エイドの内容、担当の方も素晴らしく、さらに良い大会になっていると感じました」という嬉しい感想もあった。

 綾部の豊かな自然を楽しんでいただき、綾部ファンを増やす取り組みとして、これからも年々良い大会になっていくことを期待している。

 FanTrailsの奥宮俊祐代表はじめ、スタッフ、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました!


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げんたろう新聞 第159号

2024年04月12日 | 議員活動

12日㈮午前中綾部市立病院の眼科を受診。第二日赤よりも綾部市立病院の方が検査機器が良いのが入っているのではないかと思った。

 今週初めに「げんたろう新聞」第159号が完成したので、近所は自分で配って回っている。小径にも春の訪れを感じる。

 今回の「げんたろう新聞」の1面児童相談所の問題を取り上げた。

 昨日も朝から1時間ほど、オンラインで全国の同じ問題意識を持つ方々と意見交換したが、こういった問題はいつ自分が巻き込まれるか、自分の地元の有権者が巻き込まれるか分からない問題で、そういった時に児童相談所に保護された子どもと親や弁護士や議員等が面会や手紙のやり取りができるように保障することが必要だと思う。

 多くのケースに関わっておられる議員や弁護士からは「児相は解体すべきだ」という声が上がってくる。

 市外等へ郵送しているものは昨日出したので、さっそく、お手紙で感想をいただいた方もあった。

 

 夕方には中丹広域振興局の企画・連携推進課長らに事務所に来てもらって、昨年度の地域交響プロジェクト交付金の「被災地支援プログラム」の交付状況を確認した。

 綾部市からは189件で約3230万円が被災地支援に支払われた。福知山市は248件で約4200万円、舞鶴市は27件で約430万円だということだった。福知山市は市の職員さん達が相当頑張って地域を回られたそうだ。

 この補助金は一時期、補助率が10分の10から3分の2に下げられていたことがあった。それを10分の10に戻すよう何度も府議会で求め、2年前の2022年の6月議会の代表質問で知事から「10分の10に戻した」という答弁を引き出した。

《2022年 6月議会 代表質問》

【四方源太郎質問】…災害復旧に関して、さらにお聞きします。

 これまでの災害復旧に大変効果があった「地域交響プロジェクト」の「被災地支援プログラム」についてです。

 この被災地支援プログラムは、元は平成25年に地域力再生プロジェクト支援事業交付金の「災害復旧支援枠」として創設されたものです。災害で発生した土砂・瓦礫の撤去、被災家屋の清掃作業等が支援の対象となり、上限30万円ですが補助率10分の10と、大変使いやすい補助金でした。

 これが平成31年度に「地域交響プロジェクト交付金」へと制度が変わり、ユンボやダンプの借り上げ費用やオペレーターの人件費等の業務委託費の補助率が、従来の10分の10から3分の2へと引き下げられました。

 これについて、昨年6月議会で「被災者に負担を求めないよう補助率を元の10分の10に戻すべきだ」と求めたところ、「検討します」と答弁がありました。

 検討の結果、どうなったのかお答えください。

 

【西脇知事答弁】…次に、地域交響プロジェクト交付金による災害復旧支援についてでございます。

 地域交響プロジェクト交付金は、住民共助による地域課題の解決につながる活動を広く支援しており、その中でも特に災害発生時には迅速な復旧・復興が極めて重要であることから、被災地支援プログラムを設けております。

 毎年、交付金の制度内容につきまして検証を行っており、被災地支援プログラムにつきましても、より活用しやすい制度とするため、住民だけでは対応できない重機の借り上げなどの専門業者への委託料や工事請負費の補助率を3分の2から10分の10へ変更したところでございます。

 今後とも、災害から府民の命と安全を守り、地域住民の皆様が安心して迅速な復旧・復興を進める力が発揮できますよう、市町村と連携し、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。


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第10回あやべMBTミーティングで夜はふけて

2024年04月10日 | MBT

10日㈬第10回あやべMBTミーティング開催した。綾部の異業種交流会として2年前の4月に第1回を開催して、ここまでよく続いたものだと思っている。

 今回は26名の参加で、うち10名は新規の参加者だった。毎回、最初に「MBTとは何か?」「異業種交流会の意味」などを主催者として説明している。

 開会挨拶の後は、事務局長の種清喜之くん発声で乾杯。

 2年間継続できたのには、事務局次長後藤光くん運営それを補佐してもらっている事務局万事屋山さん山下哲也くんれいわオート村上英文くんおうちの御用聞き「家工房」内堀連太朗くん飲食や二次会の段取りをしてくれる由良のりえちゃんそして参加していただく皆さんのおかげだと感謝している。

 今回も様々な業種の方に参加いただいた。便利屋、自動車整備、解体、農家民泊、ゴミ収集、制服リユース、商工会議所、うどん店、会社員、議員、米粉製品販売、建築デザイン、農家、介護職員、大工などなど。

 最初はそれぞれの席で交流した後、途中から自己紹介やビジネス宣伝等の時間となる。ビジネスの新たなお客さんが見つかったり、イベントの告知があったり、共通の趣味の仲間ができたり、必要な物の貸し借り、譲渡なども生まれている。

 今回は、会社のイベントで出店してもらえませんか?とか、社内報でお店を紹介してもいいですか?という連携の兆しもあった。

 今回も今まで以上に綾部の発展に関して熱く語り合っていただいたと思う。

 次回は7月に開催する予定です。

 あやべMBTミーティングには入会金、年会費等は必要なく、会費は参加費のみで、LINEグループに登録すれば会員登録も完了です。入退会は自由ですし、出席義務もありません。年齢や居住地などによる参加制限も特に何もありません。

 お知り合いを誘っていただくなど、自由に使っていただいて結構ですし、無理な勧誘や押し売りなどは困りますが、常識的な範囲でやっていただくことは何でもOKです。

 議員も参加していますが、この会は政治活動とは全く関係がありません。ただし、議員に要望や相談、質問、意見を言う、批判するなどは自由にやっていただいて構いません。


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綾部中学校の入学式

2024年04月10日 | 教育・子育て

10日㈬9時半から綾部中学校(小林昌宏校長)の入学式PTA会長として出席。147名が新1年生として入学した。

《PTA会長としての祝辞》

 春らんまん、今日の佳き日に綾部中学校にご入学された皆さん、誠におめでとうございます。保護者の皆様におかれましても、お子様の晴れのご入学を心からお祝い申し上げます。

 小学校を卒業し、中学生となった皆さんは、もう子どもではなく、大人への階段を登り始める青年となりました。小学校の6年間は長く感じたかもしれませんが、中学校の3年間は短く感じるのではないかと思います。「少年老いやすく、学成り難し、一寸の光陰、軽んずべからず」という言葉があります。一日一日、ひとつひとつのことを大切にして、時間を有効に使い、勉強、スポーツ、文化、友達との遊びに励んでください。

 今の皆さんがやることに無駄なことは一つもありません。成功も失敗もすべてが良い経験となります。様々なことにチャレンジして、綾部中学校で、さらに大きく、強く、成長していただくことを願っております。

 思い返せば、私もこの綾部中学校の卒業生であり、38年前には新入生としてこの入学式の席に座っておりました。

 中学1年生の時はクラスで一番身長が低く、140センチ弱しか、なかったかと思います。今は177センチほどになっていますので、背が低いということはありませんが、学生時代は周りの同級生を見上げて生活していました。

 しかし、あきらめることはありません。私は中学2年、3年で30センチ近く身長が伸びました。皆さんの中にも、今は背が低くても、この3年間でぐんと成長する子がたくさんいると思います。背を伸ばすには、ご飯をたくさん食べて、夜は早く寝ることが大事です。

 また、私は今ではこうして人前で話すことが多い「府会議員」という仕事をしていますが、中学生の頃は人前で話すのが大の苦手でした。生徒会役員はもちろん、学級委員すらやったことがありません。当時、人前で話すと顔が真っ赤になるので、それを想像するだけでも恥ずかしさで一杯になっていました。

 でも、今はこうやって人前で話すことを仕事にしています。苦手であるからこそ、できるだけの準備をして、丁寧にやろうと心がけます。それで、苦手なことが得意なことに変わることもあるのです。

 人間関係においても、気が合わないと思っていた人と何かのきっかけで親しい友人になることがありました。自分一人で思い込まず、決めつけず、中学生活で思い悩んだときには家族や友達、先生などにそのことを話してみてください。解決できなくても、少し心が安らぐはずです。

 今年度、綾部中学校生徒会の目標は「日本一の学校になる!」ということだそうです。生徒会の新聞を読むと、役員の皆さんは「本気で学校を変えます」「日本一の学校をつくります!」と前向きに変化を起こそうとしていることがよく分かります。すでに「日本一、進んで挨拶ができる学校」「進んで掃除ができる日本一」などの目標を定め、様々な取り組みが始まっているようです。生徒会の新聞には「できる、できないは関係なく、挑戦する心を大切にしたい」と書かれていて、その前向きなやる気を大変頼もしく感じています。

 私たちPTAも「挑戦する心」を大切に、前例にとらわれない、風通しの良い綾部中学校を創るため、生徒会の皆さんを応援し、共に活動したいと思っています。

 毎年の生徒大会では校則に対して様々な意見が出されてきました。何十年も前に決められたルールを何も考えずに、ただ守れと言われて従うのではなく、今の学校生活をもっと快適にするために、自らでルールを決め、互いに戒め合って、しっかり守ろうとすることこそが大事なのです。

 昨年度のPTAでは、生徒や保護者の皆さんの意見を取り入れ、アンダーシャツの色の自由化や女子のボウタイの廃止、土日や長期休み、課外活動時の自転車利用の自由化、平日の自転車通学地域の拡大などを先生方と協議して実現しました。

 また、昨年は一人の保護者からの提案がきっかけとなって、数年ぶりに「PTA合唱」を復活させることもできました。多くの保護者にとって、合唱は学生以来、数十年ぶりのことでしたが、校長先生、教頭先生だけでなく、若い先生方にも多く参加していただき、みんなが一緒に歌う一体感は非常に心地良く、良い思い出となりました。

 新入生の皆さんも、今日から、同級生、先輩方と力を合わせ、声を出し合い、「日本一の綾部中学校」を創るために頑張ってください。

 私たちPTAは皆さんの夢の実現を力いっぱい応援することをお約束し、お祝いの挨拶とさせていただきます。

 令和6年4月10日

 綾部中学校PTA会長 四方 源太郎

 次男の温二郎今年度、綾部中学校生徒会の副会長を務めており、「歓迎の言葉」を読み上げていた。(2人並んでいて奥にいますが、小さくて隠れています)

 綾部中学校生徒会の今年度の目標「日本一の学校になる!」を実現するためにPTAも精一杯協力します。共に頑張りましょう!

 昨年度の卒業生中丹地区内の全日制では綾部高校82名、福知山高校12名、西舞鶴高校6名、府立工業高校17名、京都共栄学園4名、福知山成美高校20名、福知山淑徳高校7名、日星高校4名、舞鶴高専1名とそれぞれ進学したということだった。

 

 午後事務所来客が数名。

 昨日の綾部市医療公社理事会で、山崎善也市長が理事長を退任され、山崎清吾前副市長が理事長に選任された挨拶に来られた。山崎理事長には、府立医大の元事務局長としての人脈を活かして「綾部のために、もうひと働きを!」と期待している。

 今晩第10回あやべMBTミーティングを開催する予定。詳細は改めて。


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綾部高校と府立農大の入学式

2024年04月09日 | 教育・子育て

日㈫朝から激しい雨となった。9時半から京都府立綾部高等学校(一井育校長)入学式に出席した。

 全日制普通科、農業科、園芸科、農芸化学科、定時制普通科、あわせて281名の入学が一井校長によって許可された。

 長女の涼子晴れて綾部高校の1年生になることができた。

 入学式では国歌、校歌の斉唱の際に「誰も歌っていないのか?」というくらい声がしないので、喉が枯れているにも関わらず大声で歌ったら、後で涼子に「一人大きい声で歌っているから腹が立った」と言われた。

 PTA会長には種清喜之市議が就任。昨年の副会長に引き続き、今年もよろしくお願いします。種清市議の長男は3年に進級、次男は今日、綾部高校に入学した。

 来賓控室では綾部高校のInstagramが話題になっていた。綾部高校の様子がよく分かりますので、ぜひフォローをお願いします。

綾部高校Instagram

https://www.instagram.com/ayabe_hs/

 

 11時半からは京都府立農業大学校(稲田佳奈校長)の入学式に出席した。

 昨年も定員20名に対し12名の入学で少なかったが、今年も同じ12名だった。農大は全寮制同級生や先輩後輩との絆も強くなるので充実した2年間を送ってほしい。

 この皆さんにとっては綾部市が「第二のふるさと」になるのだろう。綾部生活を楽しんでください。

 京都府知事代理で小瀬康行農林水産部長、京都府議会議長代理で林正樹副議長、4月1日付で就任された綾部市の岩本正信副市長が市長代理で挨拶された。

 13年出席していると府立農大の校歌も歌えるようになってきた。100年を超える歴史を持つ府立農大の伝統を感じられる良い歌だと思っている。

 

 18時から自民党綾部支部の種清喜之幹事長、酒井裕史事務局長(会計兼務)に決算内容を説明をしてもらい、大槻悟監査、荒木竜也監査に会計監査をしてもらった。1時間くらいかけて丁寧に見てもらった。

 19時半からはオンラインで約1時間、児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会の役員会に出席した。


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山椒の実

2024年04月08日 | 食・レシピ

日㈪朝ご飯昨日の山家さくら祭で購入した和木町の梅干し下替地町の山椒の実を食べた。山椒の実はピリピリした刺激があり、子どもの頃はそれを食べる大人が信じられなかったが、今は好物となり美味しく食べられる。

 「げんたろう新聞」159号が完成したので、午後にはラベル貼りのお手伝いにお越しいただいて作業をした。

 夕方、さっそく近所に新聞を配りに行き、その足で萬家へ。16時半から綾部市自治会連合会長会の歓送迎会に出席した。

 今年度綾部地区の平野正明さん奥上林地区の岩見修一さん退任され、綾部は長野幸富さん、奥上林は熊内得二さん新たに就任された。

 総連長は引き続き、高倉正明会長(豊里)が務められ、副会長には井上信治さん(口上林)村尾泰造さん(吉美)吉崎進さん(東八田)監査中堂秀二さん(中筋)久木康弘さん(物部)が就任された。

 地区の自治会連合会長は「連長(れんちょう)」と呼ばれるが、これは綾部独特の呼称ではないだろうか?昔で言うと「村長」さんに当たる。


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綾部八幡宮と山家城址

2024年04月07日 | 歴史の探求

日㈰10時から綾部八幡宮(大志万宣也宮司)春季大祭へ。よく晴れて、良いお祭り日和だった。

 綾部八幡宮平安時代平清盛の長男の重盛が創建したと伝わっている。重盛は現在は大本の御神体山となっている本宮山に熊野本宮、熊野新宮、熊野那智の三社を建立したとも伝わっている。

 綾部八幡宮では毎年、春季大祭に合わせて「お田植式」という昔の稲づくりの様子を寸劇にしたものが披露される。

 次の予定のために祭礼のみ出席し、「お田植式」は失礼して帰りかけたら、神社の役員の方に呼び止められた。「息子のところに孫ができて、名前を送ってきたんやけど、それが《四方源太郎》で、ワシ、ひっくり返ったわ~」とおっしゃっていた。知る限り、四人目の《四方源太郎》くん。ずいぶん若い跡継ぎができて嬉しい。

 

 11時過ぎに、山家城址で行われていた山家さくら祭へ行った。桜が満開大勢の人で賑わっていた。

 来賓紹介の後、餅まきをして、地元の産物を買い物した。最近流行りの「御城印」(黒谷和紙製、700円)も購入した。

 山家城戦国時代には豪族和久氏の居城であり、和久氏現在の場所からさらに山の上に上がった場所甲ヶ峯城(旧山家城)を築いて周辺を治めていた。

※2009年4月19日付blog「山家の城、釜輪の神事」

 

 現在の山家城戦国時代末期豊臣氏から当地を与えられた谷氏が築いたもので、江戸時代には山家藩1万石の拠点となった城である。綾部市では唯一の石垣を残る城でもあり、国指定史跡の登録を目指した活動に綾部市と地元で取り組んでおられる。

 谷氏は関ケ原の戦いで西軍に与し、田辺城(舞鶴城)の細川氏を攻めたが、「谷の空鉄砲」という逸話が残されているように東軍に通じていたのか、関ケ原後も山家1万石を安堵され、幕末まで続いた。

 綾部市内の十倉(口上林)、梅迫(東八田)、上杉(東八田)に分家があり、江戸時代には本家・分家を合わせると綾部の全域に多くの所領を有していた。現在の地でいうと、山家、口上林(十倉)、吉美、西八田、東八田、志賀郷、豊里(位田)が谷氏の領地である。


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清山荘の「あず木食堂」

2024年04月05日 | あやべ福祉フロンティア

日㈮良い天気になり、一気に桜も開花しそうだ。

 京綾部ホテルの廃業コロナ禍で数年開催できていなかったが、四方源太郎後援会(鹿子木旦夫会長)の本部役員、支部長、げんたろう新聞の配達等にご協力いただいている方々などにお声がけする「拡大役員会」を久しぶりに開催しよう後援会の高橋輝幹事長と種清喜之幹事長補佐に調整をお願いしている。

 山崎善也市長、本田太郎代議士にもお声がけし、知事、副知事にもどなたかにお越しいただきたいと思っている。

 今回は「あやテラス」で開催するが、コロナでしばらく後援会活動も止まっていたので、なかなか集まってもらえないかと心配している。まだ詳細を詰めてから案内はこれからですが、ぜひ多くの皆様にご参加いただければ嬉しいです。よろしくお願いします。

 

 自民党綾部支部(支部長:四方源太郎)の総会とその前の役員会の日程も決めて、種清幹事長や酒井裕史事務局長に役員への連絡や決算・予算や会計監査の準備を進めてもらっている。

 

 顧問を務めるNPO法人あやべ福祉フロンティア(玉川弘信理事長)からも理事会と総会の日程の連絡があった。役員改選の年でもあり、どちらも出席したいと思っている。

 自民党の役員でもあり、あやべ福祉フロンティアのボランティアでもある古和田進さんが事務所に来られ、「清山荘の食堂は最近、ボランティアに人気やで」と言っておられた。

 3月中旬から、これまでの直営体制を変え、魚菜酒房あず木(中ノ町)に運営委託することになった。まだ食べには行っていないが、限定数の日替わり定食(600円)が好評だそうだ。

 上は、人気のあった4月3日の日替わり定食「てんぷら盛(えび、さつまいも、しいたけ、オクラ)」です。

 ほうれん草のおかかあえ、厚揚げの炊いたもの、卵焼き「三種盛り」、ごはん、みそ汁、つけものが付いています。

 は、別の日の「開きエビと白魚フライ」の定食、三種盛り(ほうれん草と春菊のごま和え、ブロッコリーとツナのサラダ、炊き合わせ)です。

 清山荘(森慎一センター長、里町)あやべ福祉フロンティア綾部市から指定管理業務を受託している施設です。60才以上の綾部市民は入館料150円で、どなたでもご利用できます。(食堂のみ利用は入館料が必要ありません)

 上は「鯛のづけ皿」定食、三種盛り(コロッケ、もやしとウインナーの卵とじ、きんぴらごぼう)。下は「豚の角煮、大根、煮、卵」定食、三種盛り(グラタン、からあげ、ほうれん草とツナのサラダ)です。

 日替わり定食は限定数の販売ですので、売り切れる場合があります。詳しくは清山荘にお問い合わせ下さい。定食以外のメニューや何人かでの会食の予約などもご相談ください。

 

 あやべ福祉フロンティアのホームページでは「食堂」の情報は以前のままですが、他の趣味クラブの活動日や施設案内等はご参考にご覧ください。

 ➡ あやべ福祉フロンティア https://www.ayabe-wf.net/

 清山荘のFacebookページでは、食堂の日替わりランチや来館者の活動の様子を写真でご覧いただけます。

 ➡ 清山荘Facebook https://www.facebook.com/seizanfrotier


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党紀委員会

2024年04月04日 | 論評・研究

日㈭国会議員の裏金問題に対する自民党内の処分が党本部の党紀委員会で決まったが、国民の納得感は得られそうにない。

 政権与党である自民党の国会議員が党員や国民の信頼を失うことをした場合には、一般に考えられるよりも厳しい処分があるべきだというのが多くの国民の気持ちだろう。

 国民は年に20万円を超える収入があれば、雑所得として税務申告の義務がある。せめてそれと同基準で、年に20万円を超える不記載があった議員は議員辞職して出直すのが道理だろうと思う。そうでないと国民に納税や負担をお願いすることができない。

 処分の軽重の基準も曖昧なので、離党勧告を受けた塩谷立代議士、世耕弘成参議院議員は「法の公平性の原則」からして、訴訟に及べば、勝つ可能性はあるのではないかと思う。

 

■権力の謙抑性 

権力を持つ者がへりくだって控えめにすること

 党紀委員会や処分が重い意味を持つようになったのは「小選挙区制」の影響だと思っている。

 昔の「中選挙区制」時代には、新人は「無所属」で立候補し、実力で勝ち抜けば「追加公認」された。当時は党の力よりも個人後援会や派閥の力が大きかった。

 「中選挙区制」時代にも党紀委員会はあったが、選挙で自民党の対立候補を応援したり、対立して立候補しても、必ずしも党紀委員会の対象になるわけではなかった。

 「小選挙区制」になると「無所属」での立候補は比例復活や政見放送ができないなど、大きく不利になることになったさらには「政党助成金」という収入も「無所属」だと入ってこない。(政党に所属していても自民党では地方の支部や地方議員には全く入ってこないが)それゆえ、公認権を持つ党執行部の力が強くなった。

 私は「処分はされたことがない」が、これまでに二度、自民党京都府連の党紀委員会から呼び出しを受けている。二度こういう経験を持つ議員は京都府連では私だけだと思う。この経験がために法律家に教えを請い、法的な対策を勉強することができた。

 その際に「権力の使用は常に抑制的でなければならない」という法原則を示す「謙抑(けんよく)性」という言葉を教えていただいた。

 「郵政解散」「刺客の投入」による「小泉劇場」に踊らされて以来、日本の政治から「謙抑性」が失われたように思う。

 国民が同じように申告漏れをすれば、必ず立件される。今回、検察がほとんど立件しなかったのは「権力の謙抑性」で国会議員という立場に配慮したからであるのに、配慮してもらった側の自民党執行部が「謙抑性」を持たないという支離滅裂な状態になってしまっている。


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北陸新幹線の敦賀以西ルートについて

2024年04月02日 | 論評・研究

日㈫今日も新任の挨拶での来客等。

 衆議院議員本田太郎事務所小谷典仁秘書には今年度の国交省や農水省の箇所付け資料を届けてもらった。

 綾部市内での事業では、国道27号の渕垣町~下八田町区間に1億7200万円、味方町平林~戸奈瀬町区間には2億4900万円の予算がついた。

 京都府が進める府道の無電柱化計画には、広野綾部線(並松町)、福知山綾部線(宮代町)、福知山綾部線(天神町~西町)に予算がついている。

 にも、都市構造再編集中支援事業費に2520万円の補助、下水道施設の雨水整備計画に530万円、ストックマネジメント計画に基づく改築更新に5940万円、公共下水道の整備推進交付金に4738万円などが予算化されている。

 綾部市は都市の規模が小さいからか、災害が少ないからか、全体的には周辺の福知山市や舞鶴市に比べると予算配分が少ないようには感じる。

 

 夜、評論家の高橋洋一氏が北陸新幹線の敦賀以西問題に対して、YouTubeで「北陸新幹線が敦賀まで開通もこの先は利権争い。米原終着でいいよ」と言っておられると、Twitter(X)で情報を得た。

 高橋さんも私と同じで「米原ルート推し」のようで、YouTubeを観て至極まっとうな意見だと思ったので、そういう感想をTwitterに書いたら、翌朝から「現行ルート推し」の方々に意見をたくさんもらっている。

 私の意見の発信はこのブログが中心ですが、FacebookTwitter(gentaro4)Instagramなどでも発信していますので、そちらもよろしければご覧ください。

 Facebookは主にこのブログの更新を転載するだけなのと、Instagramはほとんど発信なし(最近、もうちょっとやらなければ努力していますが…)ですが、Twitterは比較的自由にブログに書かないことも書いていますので、ぜひフォローして腹を立ててください。

 

 北陸新幹線については、私はもともとは舞鶴ルートを推進していましたが、それが残念ながら落選して、現行ルートに決まりました。現行ルートは「京都府の負担は受益に応じた額だけ」という条件だということで、渋々、了解しました。

 それが最近になって「負担のスキームはすでに決まっているから京都府だけ別条件では無理だ」という声が聞こえてきて、それなら「話が違う」と思っている。

 現行ルートで由良川の源流付近や芦生原生林の大深度地下にトンネルを掘ったり、京都市の地下にトンネルを通すなどもともと反対だし、京都府民の賛同が得られないと思うので、一番距離が短く、当初、関西広域連合や京都府で推進していた「米原ルート」にするのが良いと今は考えている。昨年の府議選前の京都新聞のアンケートにもそうお答えした。

 米原ルートへの反対意見「東海道新幹線が過密だから」「JR東海とJR西日本の間で合意できない」というものが最も多いが、静岡県知事が変わってリニアが進めば、北陸新幹線の敦賀以西より先にリニアが完成し、新幹線の乗客は大半がリニアに移るだろうし、JR東海とJR西日本が合意できないといっても、国交省がその二社を説得するのは、京都府内での反対運動を説得することよりはずいぶん現実的だろう。

 北陸三県の皆さんが早期に北陸と京都・大阪がつながることを望んでおられるのはよく分かるが、もし北陸三県の新幹線ルートが「富山駅、金沢駅、福井駅にしか停まらず、かつ線路や駅は大深度地下につくる。地下での工事は地上の数倍になるが、その負担は地元の自治体で」と言われたら、推進できたのだろうか?

 京都府が今言われているのはそういうことであって、「環境アセスメントすら地元住民に拒否されているようなところに通す必要がありますか?やるなら国の方で住民の説得や費用負担をしてやってください」とならざるを得ない。

 京都府が大阪府のように人口も経済力も大きい自治体なら、将来の伸びを見越して投資できるかもしれないが、京都府の規模では厳しいと感じるので、私は責任ある府議という立場で簡単に「推進する」とは言えないと思っている。

 舞鶴ルートの復活など、今後の条件次第では考えられる余地はもちろんあるが、今はこのまま敦賀終点になるのなら、米原乗り換えであっても米原ルートを選択する方が「全てにとって良い」と思っている。


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今日、誰のために生きる?

2024年04月01日 | アート・文化

日㈪新年度に入り、一気に春らしくなってきた。新任の挨拶にも順にお越しになる。

 15時にはアグリネクスト㈱寺本浩文社長と後藤正芳取締役を高橋輝市議に紹介した。お二人は綾部を中心に事業型の農業を考えておられるので、今後、情報交換や連携をしていってもらえたらと思っている。

 

 少し前に、輝くんから「今日、誰のために生きる?アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語」という本を借り、数日前にサラッと読めたので、その感想や久しぶりに様々なことを話した。

 今は2001年の「9.11」の頃と世相が似てきているとも感じている。アメリカが行き詰まり、日本にも閉塞感が漂う。

 この本を読んで思い出したのは「地域通貨」のことだった。今から22年前の2002年1月1日に地域通貨ゆーらを発行したが、その前に地域通貨研究会で「お金」の問題を研究していた。

 研究を始めた時ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデとNHKが合作した「エンデの遺言~根源からお金を問う」という番組を観た。エンデは「人間の価値とお金はイコールにならない」と説いた。

 「お金は人間が造った概念に過ぎないのに、人間の手を離れて人間を苦しめる悪魔のような存在になっている」と言ってはいないが、そういうことを言いたかったのではないかと感じた。

 信用創造」という概念がこの「悪魔」の根幹であり、それによって「忙」しくされた人間は心を失ってしまい、幸せになろうとして不幸せになってしまっているというのがエンデの指摘で、それはもっともだと思っている。

 エンデの有名な著作「モモ」では時間を奪いに来た「灰色の男たち」によって、村の人達の生活は忙しくなり、心を失って争いを始めていく様子が描かれている。

 「今日、誰のために生きる?」の本に出てくるタンザニアのブンジュ村には、まだ「灰色の男たち」が来ておらず、人間らしい暮らしが営まれているようだ。

 

 映画「イエスマン」(ジム・キャリー主演、2008年)に通じるところもある。

 映画では主人公があるセミナーで「どんな事に対しても『イエス』と答えることが、意味のある人生を送るための唯一のルール」と教えられるが、この本には「感謝の気持ちを伝えることが夢を叶える方法」だと書いてある。

 

 この本のSHOGENという著者は綾部市の隣りの京丹波町出身だそうだ。全ての存在は繋がっているのだろう。


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