19日㈮、昨日、子ども達が綾部高校と綾部中学校から、それぞれ「図書館からのお願い」というカラー刷りの文書をもらってきて、「違和感を覚えた」と憤慨していたので内容を見てみた。
内容を見て、たしかに…子ども達が思うのもやむを得ないと感じたので、朝一番で小林治教育長に電話をかけた。
教育長からの説明によると、最近、綾部高校の生徒で図書館でひどく騒ぐ子達がいたそうだ。図書館職員が綾部高校に相談し、先生は「連絡をいただければ、すぐに駆けつけて注意します」とおっしゃったそうで、そういう対処をお願いするか、見つけた時にその生徒に直接注意すれば良いのではないかと思った。
あまりにひどくて身の危険を感じるのなら、警察に通報してもいいし、夕方に時々、警察官に巡回してもらえればそういう行為も抑止できるだろう。
わざわざ市民の税金でカラー刷りの文書を作って関係ない生徒にまで配るのは「時間もお金も無駄使いだ」と教育長に抗議した。
うちの子ども達はこの文書を読んで「子どもは図書館に来るなと言われているように感じた」ということだった。「勉強する時の鉛筆の音がうるさいから下敷きを使え」ということなら、下敷きを図書館で用意して貸し出せば良いと思うし、「赤ちゃんや幼児が泣き止まない時は、一旦、入口側のオープンギャラリーなど、図書館の外でお子様をなだめて、落ち着くまでお待ちください」という文言も、京都府が進めている「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に逆行しているなと思った。
※「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」とは・・・公共の場で泣き始めた赤ちゃんを懸命に泣き止ませようと焦るママの姿をきっかけに始まった取り組みで、周囲が「焦らなくても大丈夫」「泣いても気にしませんよ」という受容の気持ちをステッカー等で見える化することでママ・パパを優しく見守り、子育てにあたたかな風土をつくります。(京都府HPより)
幼い子どもが騒ぐのは当たり前のことで、それを許容できる社会にならないといけないと京都府では知事を先頭に運動しているので、綾部市立図書館にもそういう理解を求めたいと教育長に申し入れた。
また、綾部市立図書館に関しては、幼い子どもが遊ぶスペースが併設されており、そもそもの図書館コンセプトが幼い子どもを積極的に受け入れる造りになっている。迎え入れるようにしておいて「子どもがうるさいのが困る」というのは何かのトラップなんだろうか?
幼い子どもが来るということは多少は騒がしくなるということであって、それが嫌なら子どもが遊ぶスペースは別の場所に作ったら良かったし、今からでも入口に大人用の難しい本を並べて塞いでしまったら良いと思う。
「居眠りやゲームも禁止」「館内でのおしゃべりはご遠慮ください。友達や親子で隣り同士に座った場合にはご注意ください」というのも、おしゃべりのレベルの問題があろうかと思う。ひそひそ話をするくらいは許してもらわないと息が詰まる。居眠りも本を読んで眠くなってしまって、多少うつらうつらすることもあるだろう。
教育長には「図書館は綾部市民の知の拠点になるべき施設であって、図書館の使い方を一方的に決めるのではなく、綾部市民がこう使いたいと思える図書館を創り出すようにしてほしい。これはダメ、あれはダメというマイナスの言葉を綾部市の子どもや若者に発信するのはやめてもらいたい」と抗議した。
9時半からは中丹東土木事務所の細井浩一所長らが来られて、今年度の府民協働型インフラ保全事業の審査結果について説明を受け、意見交換した。
できるだけ拾い上げられるものは拾い上げてほしいと日ごろからお願いしており、どうしても採択できなかったものについてはその理由を詳しく説明してもらっている。今月末には申請者に結果が返されるということだった。
午後は京都府夏の交通事故防止府民運動のスタート式があやテラスで開催され、地元府議として出席した。
せんだん苑こども園の子ども達や警察音楽隊、カラーガード隊が来られて、賑やかにスタート式が祝われた。
午後はげんたろう新聞のラベル貼りのお手伝いにも来ていただいていた。
夜は情報交換の会食。その後、来週で閉店されるスナックに最後の訪問。
閉店とお聞きしたので体調を崩されたのかと心配していたが、そうではなく、昼間の仕事が忙しくなってそちらに専念されるためとのこと。それなら良かった。しばらくお話して、カラオケを歌って帰った。
これからもお元気で、ご活躍をお祈り申し上げます。
写真は、帰りに本町1丁目の交差点にて。
今朝の新聞には、北陸新幹線の敦賀以西ルート建設費の国交省による試算が報道され、2.1兆円と言われていたものが2倍以上の3.9兆円~5兆円かかるとのこと。おそらく、これでも済まないだろう。
私が以前から指摘しているように、現行の小浜京都ルートの難しさはお金だけの問題でない。もっと大きな問題が横たわっており、なぜそれに国会議員や国交省、JRが気がつこうとしないのか理解に苦しむ。
「国土強靭化」と言えば、何でも許されると思い込む変な風潮があるが、責任ある立場の方々の言葉が異常に軽くて薄い。しっかりしてほしい。