朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

あべのハルカスの広告

2013-11-21 | もろもろの事
近鉄電車のドア横に、小ぶりの広告が登場しています。



あべのハルカス」、地上300m日本一の超高層ビルだそうです。・・(そうなんだ、日本一高いビル!)

すでに近鉄デパートとして一部は開場していますが、来年3月に全面的に開業することの広告です。



大阪は、梅田周辺で大規模なビル開発とデパート改装競争が激化していて、阿倍野にお客さんを取り戻せるか、近鉄グループにとって正念場になりそうです。

「ラッピングバス」という手法で、路線バスの車両全体を広告媒体にする技術が開発されました。
大判のフィルムにカラープリントすることで、写真同様な色彩が得られてインパクトの有る広告画像がえられます。しかも、ペンキで色を塗るのとは異なり、契約期間が終了すると、フィルムを剥がすことが簡単にできます。

京都市内のバスにも、家電量販店やサプリメントの広告ラッピングバスが、動く巨大広告として走っています。

ですが、この近鉄電車のドア横にある広告が、意外にもよく目立ちます。

プラットフォームで電車を待っていると、車両が入ってきて目の前の視線にピッタリとはまるのですから。
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岡崎疎水、竹内栖鳳展

2013-11-20 | 京都の文化(秋)
岡崎公園疎水の畔に並ぶ桜並木が紅葉していました。



桜開花の頃にはここに船が浮かびます。



平安神宮の大鳥居がシンボルとなって聳えています。



足元には、



京都市美術館の裏庭にまわると、トウカエデの赤い木々が池の静水に反射して二倍の美しさを見せていました。



竹内栖鳳の展覧会と、その下絵を読み解く展示会を開催していました。

日本画の本流を歩きながら、西洋画の技法を取り入れて新しい流れを創作した画家です。ライオンの大胆な構図はまるでデザイン画のようでした。

猫の毛の薄く霞むソフトな描き方に、立ち止まって長く見つめてしまいました。どうやって描くのだろうかと。


(引用:京都市バスのプリペイドカード)

これも有名な絵です。空をとぶ天女の姿を描くため、身体の筋肉や骨格をスケッチしました。そのために当時の女性にモデルをお願いしたのですが、着物を脱ぐとき一瞬の恥じらいをとらえて、絵画として完成させています。・・その下絵も残っていて、顔の表情を修正した貼り付けの紙もそのまま展示されていました。


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叡電もみじのトンネル、実相院、岩倉具視幽棲旧宅

2013-11-19 | 京都の文化(秋)
例年、この時期になると鞍馬に行く叡山電車の二ノ瀬駅の手前の木々をライトアップします。



線路の両側にカエデの木がかぶさるように茂っているので「紅葉のトンネル」として親しまれています。(11月14日)



岩倉駅で降りて、実相院まで散歩しました。(片道20分)



農家の庭の柿がみごとでした。



境内の木々はまだ少し早いようです。このお寺は「床紅葉」、つまり黒く磨かれた床板にうつる庭の紅葉で有名です。



玄関前の色づきのよいカエデだけを拝見しました。



岩倉具視幽棲旧宅です。明治維新の立役者の一人、京都の公家として宮中において薩長に与して徳川幕府の転覆をはかりました。維新後は、明治政府の要職を占め日本の近代化に貢献したのです。

ここも塀の外からの見学でした。笑

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京都伏見Sakezo's Bar

2013-11-18 | 京都の文化(秋)
日本酒の消費が年々減っています。



京都市は、条例で「乾杯には日本酒で」と定めました。なんとか、若い人へのプロモーションと、外国にはワインに見習ってそのバラエティを広めようと努力しています。



京都の一等地「烏丸四条」にあるココン烏丸ビルの1階で、こんなイベントをやっています。期間限定です。



アフロヘア風のお兄さんの名前が「Sakezo」で、その髪型は酒造蔵の杉玉からきているそうです。



店内はこんな感じで、簡易テーブルと立ち飲みがありました。



燗酒も注文ででき、温度計で燗の具合を測っています。



利き酒セット。



ちょっとしたお酒のアテもあります。
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松葉ガニ

2013-11-17 | 京都の文化(秋)
旬の松葉ガニを食べに行きました。



時々行く日本酒専門のカウンター式の店です。



この蟹には、立派なタグがついていました。トレーサビリティ。



この店の大将(といっても若いけれど)は、丁寧に、食べやすいようにさばいてくれます。この足も、爪を持って押すとスルッと身が出てきます。



カニの味噌はこの様にして。



食べ終わると、燗酒を入れて、蟹酒になりました。



これは、コッペガニ。

同じズワイガニの種ですが、メスは小さくて、このような別名でよばれています。

これが、また、絶妙な旨さです。



太刀魚の焼いたんを途中で頂いて、



かに雑炊に続きます。



最後は、味噌汁でシメ。

幸福(口福)な夕べになりました。

(店名:吉田さかみち

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白龍園の紅葉

2013-11-16 | 京都の文化(秋)
昨年から季節限定で公開が始まったこの庭園で紅葉を楽しみました。



叡山電車の二ノ瀬駅(鞍馬の2つ手前)から歩いて10分。10月26日から12月1日の期間、1日100人限定です。



個人(会社)所有の庭園で、子供服の青野(株)の創業者が50年前に趣味で造園を始めました。

現在は三代目の社長と社員さんその家族たちが大切に維持しています。



この大きな石灯籠は、寛永寺(東京上野)にあったもので上部の笠石に葵の御紋が彫り込まれています。米国ワシントンD.C.ポトマック河畔にもほぼ同じ灯籠があり、もとは一対であったと察せられています。



丘の麓には池がありその上のカエデが赤く輝いていました。(11月14日)



あずま屋「鴬亭」に座って、額縁風に鑑賞します。



「百発百中」、日露戦争の日本海海戦の指揮をとった東郷平八郎元帥の言葉だそうです。



鞍馬石干支灯籠には、干支の動物が彫り込まれています。



鞍馬は、鞍馬石の産地としても好事家にはよく知られているとのこと。



龍吟亭の障子窓からみる木々。

初代社長、二代目、三代目と手作りであずま屋を建てていると聞きました。現在、5つあります。

園内の谷間を進むと、大きな杉の下に社が二つ並んでいました。



「八大龍王(不老長寿)」と「白髭大神(商売繁盛)」です。

この神様の一文字づつを頂いて、「白龍園」と名付けられています。

山の斜面を少し登ると、鞍馬川谷の眺望がひらけます。



真っ赤に色づいたイロハカエデ。多分。



ほとんど知られていない場所なので、静かに散策することができました。



谷間の湿度に守られて緑の苔がとてもきれいでした。



青野さんと社員のみなさん、ありがとうございました。
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京都賞2013

2013-11-14 | 京都の文化(秋)
稲盛財団が主催する京都賞の表彰式に招待されたので出席しました。(11月10日)



会場の國立京都国際会館の入り口。うんと若い時に、この会場で2,000人規模の国際学会、内半数が外国人、の事務局を担当し、この入口にならべた受付テーブルに座ってお客さんを迎えたことを思い出しました。(脚注参照)



裏千家による呈茶のおもてなし。



あいにく外の庭には小雨が降っていたので、池の周りを歩くことはできません。



歴代の受賞者のポスター。ノーベル賞の山中博士も掲示されていました。



本物のメダルが並べてありました。250グラムの金(20K)、大きな再結晶エメラルドと同ルビーが各4個付けられ、中央には神の木である楠のデザインがあり鹿児島出身で文化勲章受賞の
帖佐美行(ちょうさよしゆき)氏の彫金がほどこされています。

この再結晶宝石は、京セラの製品でもあり「イナモリストーン」と呼ばれているそうです。



一番大きなホールでの式典。正面の一段高い壇上には、京都市交響楽団が並んでいました。

臨席とお言葉は、高円宮妃久子殿下。

受賞者は、ロバート・デナード博士(米国、エレクトロニクス)、根井正利博士(米国(日本生まれ)遺伝学)、セシル・テイラー氏(米国、ジャズ音楽家)でした。

交響楽団の演奏に加え、京都聖母学院小学校合唱団の少女たち約50人が鮮やかな着物姿で登場し、「浜辺の歌」「まっかな秋」「地球はだれのもの」を聞かせてくれました。

詳しい受賞者紹介は、財団のwebをご覧いただくとして、



このデナード博士は、我々にも身近なPCやケータイ、デジカメに使われている半導体メモリーに関する画期的な発明をした人です。


(引用:Wikipedia”DRAM”)

1個のトランジスタと1個の静電気を貯める回路(キャパシタ)だけで1ビットのメモリーを構成する方法を考案しました。これを縦横、格子状に配置して高度に集積化することが出来るようになった結果、今日のとてつもなく大容量で高速度のデジタル・メモリー(DRAM(ダイナミック・ランダムアクセス・メモリー))が安価に実現されました。



この先生は、京大大学院で遺伝学を数学的に研究し、その後、米国の大学で生物集団の進化について研究成果をあげられました。スピーチで、「象の鼻はなぜ長くなったか」という疑問から出発されたそうです。



晩餐会も開催されました。



相当な数の招待者がグランドプリンスホテルの広い宴会場に着席していました。重要な役職や上位の審査委員は夫妻でよばれています。名簿が配布されたので見てみると、委員の方が女性で、その夫君との肩書も散見されました。ま、当然ですが。

フルコースの食事(前菜、スープ、真鯛・海老、牛フィレ・ロースト、デザート)、コーヒーとシャンペン(本物)、白ワイン(ブルゴーニュ)、赤ワイン(ボルドー)でした。



出し物は、「手打ちの義」祇園芸妓。



こちらは、日本舞踊「千代の友」祇園芸妓。

すべてが終わって、来賓が退場するとき、すぐそばを久子妃が通られたのですが、ボクの斜め前に座っていた同年代の女性(おそらく専門委員の奥様)と目があって、「また今度ね」と庶民的な口調で声を掛けていかれました。友人なのでしょう。



その後、なんとアフター・ディナーの部屋があり、音楽の演奏とカクテルやディジェスティフが振る舞われていました。

~~
稲盛財団は1984年に稲盛和夫氏により私財約200億円(現在財産784億円)を投じて設立されました。

脚注:
 三十数年前、当時は国際会議専門の支援会社は存在していなくて、ホテルやバスの手配以外はすべて手作りでした。海外との連絡もテレックスか郵便。ファックスもなし。登録受付とその確認、リスト作成に、NTT研究所の研究用コンピュータを特別に借りて使用させてもらいました。論文予稿集(電話帳サイズで3~4冊)(今はCDやDVD)の編集、印刷も手作業。
 会議前日の事前受付は、京都ホテル(現京都ホテルオークラ)で夜8時までやって、その後、国際会館へ帳票や荷物とともに移動。会議場受付では、外国人デスク(英語)と日本人用に分けて対応。クレジットカードだけしか持ってこなかった米国人がいて、キャッシングのためにホテルにタクシーで送ったり、等々てんやわんやでした。笑
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比叡山の紅葉

2013-11-13 | 京都の文化(秋)
天気はあまり優れなかったのですが、比叡山ドライブウェイを走って紅葉見物に行ってみました。



これは、ドライブのほとんど最後の場所でのライトアップです。真っ赤でした。



山頂の展望台から見た琵琶湖と大津。(11月11日)

根本中堂付近は軽く通過して、西塔の駐車場付近のカエデも真っ盛りでしたが、この時点では日陰となっていて、鮮やかさはイマイチ。



車道そばの斜面に一時的に夕陽が射してきて、カエデの色が濃くなりました。



横川(よかわ)の中堂周辺は、ほとんど終わり。



この木だけはまだ緑が残っていて、小雨に濡れて光っていました。



木々の間を抜けて、



元三大師堂に向かいました。このお堂は吉田兼好の徒然草にも出てくる場所です。当時は、ここ横川にはもっと多くの人が住んでいたそうです。現代は、ケーブルカーもドライブウェイもあるのに、少々のお寺しかありません。

親鸞上人が、若い時にこの横川で修行を積み、毎夜、京都の中心にある六角堂に往復したお話は有名です。しかし、その距離と高低差を考えると、その実行力と体力、精神力には誠に驚愕します。



大師堂境内のもみじ。



きれいな石仏が横川中堂の真下にあります。



この時は、ドライブウェイをさらに北に進みました。

奥比叡もみじ街道として、両側に素晴らしい紅葉がつながっています。



滋賀県側に下山する途中の紅葉公園では、ライトアップで赤いカエデを照らしていました。このページ最初の写真も同じ場所です。


【参考】京阪電鉄のポスター写真




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府立植物園の秋

2013-11-12 | 京都の文化(秋)


ハナノキ。この日(11月8日)、園内で一番きれいな紅葉の木はこれでした。

この木の花を真如堂の境内で見たことがあります。そのポストはここ



フウ。

非常にみごとな紅葉となる大木ですが、まだ早いようです。



赤い実がきれいです。ハナミズキかな。



盆栽のイロハカエデが、真っ赤。



蓮も冬の準備をしています。



背の高い穂、フイリダンチク(イネ科)。



南の取り付け道路のけやきが赤黄色になって夕日に照らされていました。

この日の歩行数は、自宅からの往復で2万歩近くの良い運動になりました。

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菊花展

2013-11-11 | 京都の文化(秋)
府立植物園の大芝生広場で展示会です。



菊電車ならぬ、菊自動車。まわりが広い芝生の広場なので、歩き始めの小さい子どをつれた人たちが遊んでいます。



菊の作り方には、色々な形式があってその分類ごとに展示され、金賞、銀賞、銅賞の札が掲示されていました。

どれも実にみごとなので、その順位について素人には区別がつきません。

上の写真は、ひとつの鉢の一本の菊から大輪の花を三つ咲かせるもの。



近くで見るとバランスのとれたこんなに立派な球形になっています。



これは、懸崖作り。小さな花がびっしりと咲いています。形は涙形で傾いています。

背の高さを30cmくらいに抑えた、福助という鉢もありました。

嵯峨菊の細くて縮れた花びらの大輪もみごと。本場、嵯峨野大覚寺にて展覧会が開かれます。



盆栽のように、石と絡めて、根をむき出しにする小花の菊の鉢がありました。

説明書によると、菊を成長させる時に根は竹の筒に土を入れてその土で育てるが、徐々に上部の土を取っていき根を長くする。盆栽の石にあわせて想定した根の長さになったら、その石に絡めて植え替えるのだそうです。・・趣味の世界ですね。



こんなしだれ桜のような菊の作り方もあり、驚きです。

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