朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

韓国料理店

2007-12-24 | Weblog
旅の楽しみの一つは食事です。
 さっそく、夕刻ソウルの街に繰り出しました。歴史モニュメント南大門の近く南大門マーケット(衣類、雑貨やかばんが多い)をのぞいたあと、ヤマカンでこの子供っぽいアヒルの看板の店に入りました。店の前に水槽があったので、魚介類料理と思いました。
 さて、店員さんにメニューを頼みました。メニューの写真によれば、なんとここの料理は、①あひる鍋、②あひる肉の燻製(量多い)、③どじょう鍋(小なべ)、④どじょうてんぷら、の4種類だけでした。日本語も英語も通じません。そこで、指差し方式で、①と③を頼んだところ、「多すぎる」と身振りで拒絶されました。しかたなく①のみ注文。あとは韓国ビールとお茶。
 あひる鍋は相当に大きく、また煮汁は(色はそうでもないが)辛い味。恐る恐る食べていると、突然、通りがかった中年の店員さんがにらみつけて行きました。なにか間違いをしでかしたのか、と当方ビクビクついていると、彼女は大きなどんぶりと柄杓を持ってきてだし汁を汲み取り始めました。
 え~と、見ているとそのあとに、別のだし汁をどんぶりに持ってきて鍋に入れました。すなわち、辛味を薄めてくれたのでした。
 そんなことがあり、我々がよた話で盛り上がっていたら、隣のテーブルのおじさんが突然片言の日本語で、「これ、あひるの肉、食べなさい」と燻製肉を小皿に分けてくれました。その後、どじょうのテンプラも試食させてくれました。なかなか美味。むしろ、①よりも②あひる燻製が正解のよう。
 周りをみると、ほぼ全員が②をメインで食していました。またほぼ全テーブルが地元の人たちの模様です。
 ②の食べ方はこのスケッチのように、金属スノコ状の板にあひる肉と野菜を置き、鍋の上に乗せて、下から鍋に入っているダシの蒸気で温めて食べる。最後にうどんを下の鍋に入れる。
 隣のおじさんは近所のかばん屋さんの社長でした。(翌日買い物に行きました。いっぱい「まけて」くれましたが、事実は、多分「鴨」になったのでしょう。ローカル経済にも多少は貢献しなくては。[屁理屈ですが])=>エビで鯛を釣る、ではなくて、あひるで人をつる、かな。
 また、先ほどの汁を薄めてくれた方は女主人とのこと。親切ですね。やはり大手チェーン店より、オーナーがやっている個人飲食店がいいね。
 今回は仕事旅行での2泊だけなので、翌日の夜は焼肉を食べに行きました。この街では店員さんが肉を焼いてくれます。骨付きカルビの肉は、鋏でジョキジョキと切ってばらしました。「全く辛くない」といっていましたが、実際は我々にはかなり辛かったです。
 

 
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2 コメント

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う~ん!アヒル鍋ねぇ~。 (Hello from 福岡)
2007-12-24 16:46:05
ちょっと無理かもしれません。
北京ダックは食べれるけど
アヒルの肉ってどんな味なんでしょう。
臭い?
香辛料でかなりくせは抜けそうですが。
どじょうも駄目ですね、
泥鰌鍋食べれなかったので。
そのお店では何も食べれずお腹空かせたままトボトボ私一人出ることになりそうです。
それにしても市場の食材真っ赤、赤。
韓国語挫折中につき当分韓国料理も縁が無さそうです。
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偏食はいけません (gevene)
2007-12-25 05:28:31
Helloさん、書き込みありがとう。
アヒル、にわとりと同じ家禽ですから、赤み肉ですが臭みはありません。ブロイラーの白い鶏肉より固めですが、地鶏と同じ感じですね。ドジョウは、てんぷらの試食程度でしたが、あっさりして美味しかった。ビールのつまみにぴったり。
 この店の街頭に在った水槽は、この生きた泥鰌を入れて展示していたことを、帰りに知りました。入店時はシーフード店と思ってたので。
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