朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

近江富士(三上山)

2014-05-27 | 国内各地の風物
新幹線に乗って京都駅から東に向かい10分くらいすると、右手に均整の取れた三角形の山を見ることができます。



新幹線線路の近くの農道から眺望です。

東海道新幹線に乗るたびに気になっていたので、この日は登るために登山口を探してここにやってきました。



国道8号線に面した場所に、この御上神社があり、「みかみじんじゃ」と読みます。

この地域のは三上(みかみ)となっているのですが、神様と同じでは恐れ多いので別の漢字を当てたのでしょうか。それとも、集落と同じ名称では申し訳ないと敬称の漢字を神社に選んだのでしょうか。

神体山が「三上山」です。



8号線を渡って、田植えの終わったばかりの田んぼの畔を歩いていきました。

かきつばたの紫と黄色が爽やかでした。



少し前を、若い夫婦が小さい子どもを二人連れて歩いていました。登山をするようですが、3歳くらいの上の子は早くもお母さんにおぶられていて、下の1歳位の子はお父さんの背負子の中に座っていました。よほど山が好きなカップルで微笑ましい。



集落の家の間に表道がありました。イノシシが山から降りてくるのを防ぐため頑丈な鉄柵が作ってありドアを開けで入山しました。



すぐに急な山道になります。人気のあるハイキングコースなので、前方にも後方にも人の姿や人声が聞こえてきました。



この地点から山頂まで1.1kmで約35分と書いてあります。



道標がしっかりと整備されていますが、表示されている距離を足しても麓に書いてあった1.1kmより短いです。ま、いいですが。



中程には、割石と呼ばれている大きな岩が有り、人がどうにか通過できる割れ目があります。リュックサックを置いて、通り抜けてみました。身体を横にしても、背中と腹が岩に触れました。



このあたりから、登山道は岩の間や斜面を慎重に登って行きました。



モチツツジの花が満開でした。



展望所に到着しました。



野洲川を越える新幹線鉄橋が近くに見えていました。その先に琵琶湖、比叡山の山並みが広がっていました。



御上神社の奥宮が鎮座しています。

その少し奥に山頂広場があり、十数人の子どもたちの多いハイカーグループが休憩して食事していました。標高432m。

私もここのベンチでランチタイムをとりました。さすがにいっぱい汗がでたのでTシャツがびっしょりになりました。

奥宮の前に戻ると、麓の道で先に歩いていた若いお父さんが背負子を降ろして日陰で休んでいました。その背負子の中で幼児が気持ちよさそうに寝ていました。そこにお母さんと手をつないだ3歳児が登ってきて、「やった-」と喜んでいて両親に褒めてもらっていました。

ファミリーハイキングに手頃な山で人気があるようです。

下りは裏道を通りました。こちらのほうが傾斜は緩いと案内版に書いてあったのですが、路面が雨で流され荒れていて、あまり歩きやすくはありませんでした。

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