朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

講話

2015-06-27 | 京都の文化(夏)
多くの方々の前で、お話をさせていただく機会がありました。



むむ、”霊獣”がテーマではなくて・・・「情報技術イノベーション 今昔物語」



これが最初のスライドです。



アフリカの樹林上での生活から、我々の遠い祖先は、草原に下りてきて直立二足歩行を始めました。すると頭蓋骨が大きくなり知能が発達して、草原にいた多くの野生動物から逃げたり、捕まえて食べるようになり、寒冷な氷河期を乗り越えて進化が始まりました(洞窟、火、毛皮・・)。(写真撮影:上田敏樹先生(感謝))



情報技術(IT)、最初のイノベーションは「文字の発明」だったと思っています。

メソポタミア文明の遺跡から出土した楔形文字が発見されています。調べてみると、なんとこの5500年も前の文字がすでに解読されていて、発音もほぼ解明されているそうです。

スライドの数が多いので、少しだけ掲載してみます。



「ブルーボックス」。米国AT&T(電話電信会社)の長距離・国際電話をタダかけする「トーン発生器」を友人のウォズニアックと一緒に作って、バチカン宮殿に電話をかけて試したり、100個くらい販売しました(違法)。スティーブ・ジョブズが15歳、高校生の時代ですが、この成功体験が後日ウォズニアックとのAppleの創業につながったと書かれています。

当時、地球の反対側にいた我々はこのブルーボックス対策のためにAT&Tなどと協力して、新技術の研究・実験に専念していました。

(中略)

さて、ITも良いことばかりではありません。大きな懸念も現れています。



~~追記(2015-07-08)~~

{講話」の報告が大学公式ウェブに記載されたので、記録のため追記します。

リンク: http://www.otani.ac.jp/news/nab3mq0000040wfd.html

このウェブ記事に関係する箇所を抜粋しておきます:


本学の池田佳和教授からは「情報技術イノベーション 今昔物語」と題し、情報技術の革新が現代までどのような道筋をたどってきたのか、どのように私たちの生活や環境が変わっていくのかについてお話いただきました。
講話では「文字の発明を端緒とし、印刷技術や電気通信など次々に情報技術が開発され、トランジスターの発明へとつながった。20世紀後半から電子回路の高性能化により、インターネットやスマートフォンが発明され多くの分野で利用されている。」と考察いただき、最後には「今後、コンピューターの発展により、人の仕事の中で単純作業は機械に置き換えられ、ますます減っていくだろう。これからの時代、若い世代の方々には自分たちの将来に向けて何を勉強し、どんなことに努力していかなければならないのかを、しっかりと考えてもらいたい。」ともお話いただきました。



 池田 佳和教授による講話の様子”

~~




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