朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

万葉集 うなぎ歌

2020-07-20 | 京都の文化(夏)
石麻呂に 我物申す 夏痩せに 
 良しといふものそ 鰻捕り喫(め)せ
  大伴家持(おおともの やかもち)


出典:京都新聞2020ー07ー20朝 p7

なんと万葉集の時代から鰻が夏の滋養として取り上げられていたことを初めて知りました。

これまでは、江戸時代の蘭学者でエレキテル(電気)の啓蒙もした平賀源内が考案した宣伝(マーケティング)だとばかり思っていました。

鰻は本来は日本の田の水路や川に年中普通に生息していました(昭和20-30年代)。いつの間にか高価な食品に。

しかも国内の泥にて生まれて育つと信じていたら、実は太平洋の真ん中に行って産卵して、稚魚が誕生し黒潮に乗って日本列島にやってきて川を遡って沼や池にたどり着く!

大変に貴重な魚類です。

外出、外食の自粛が求められる昨今、仕出し屋さんの店頭で買い求めて来ました。



国産(最後の成長を国内生簀で)、店内調理と謳っていました。

感謝して美味しくいただきました。

(^.^)




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