朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

猪目窓と桜

2019-04-14 | 京都の文化(春)

京都府の南部、山深い宇治田原町にある真言宗のお寺、正寿院に珍しい窓があります。

猪の目の形、あるいは近年流行のハートの窓。

この窓の外には、桜や紅葉が切り取られて室内から眺めることができます。

このお寺はおよそ800年前に建立された真言宗で、御本尊の十一面観世音は秘仏で50年に一度の御開帳だそうです。

快慶作の不動明王坐像(鎌倉時代 国指定重要文化財)と、夏の時期は多くの風鈴の展示で知られています。

現在は奈良国立博物館に寄託している模様です。

http://shoujuin.boo.jp/

http://shoujuin.boo.jp/?page_id=6

 

 

玄関を入り、本殿でお茶とお菓子をいただきます。

お寺の由来、礼拝の作法などを説明する資料を拝見。

仏像は撮影禁止なので、上記の公式webをご覧ください。

いったん本殿を退出して、(玄関にはしめ縄が張ってあることに気が付きました)

シャクナゲの花や、

お地蔵さんを鑑賞しながら、少し歩いて客殿に向かいました。

地蔵堂には色とりどりな紐が結ばれている。毎月8のつく日に拝観をすると「叶紐(かのうひも)」が渡され、願いが叶う紐といわれる。

持ち帰ってもいいし、地蔵堂に願いをこめて結びつけることもできる。

~~

 

拝観の印になっている散華。

さて、猪目窓の部屋の全景です。

天井には、

天井には160枚の書と日本画が張り付けられています。

見事な装飾で、うっとりと見とれてしまいました。

さくらが満開の土曜日でしたが、それほどは参拝客は多くなく、アジア語も聞こえてこないとても良い雰囲気でした。

交通はとても不便、何組かはタクシーを貸し切って来訪していたようです。

 

コメント
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