朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

パソコンの聖地、iPadの生誕地?

2012-03-29 | アメリカ2012
PC、パーソナルコンピュータは、1977年にこの研究所で発明されました。



PARC研究所。
米国シリコンバレー(サンフランシスコから南に約100キロにある盆地)の中心、パロアルトに位置しています。

馬が放牧されている牧場の中を進んでいくと、岡の斜面を利用して木々にカバーされて目立たない構造をもったこの研究所がありました。

周辺の牧場は、スタンフォード大学が所有しています。



調査研究のために訪問したのですが、ついでに歴史的発明の展示室を見学させていただきました。



これが世界に始めて出現したパソコンです。



Alto と名付けられて1973年に試作されました。展示品は1977年に製造されたもの。
この町の名前、Palo Alto に由来するのでしょう。

アラン・ケイ(Alan Kay)が主導して、発明されました。



こちらは、PCとプリンターなどの周辺機器をつなぐLAN技術、イーサ-ネット(Ether net)の発明。



PC画面を操作するポインティング・デバイス、マウスの初期モデルも展示されていました。

Appleの創始者、スティーブ・ジョブズはこの研究所PARCでAltoを見て、刺激を受けてマッキンントシュPCの開発を決意したと言われてます。

さらに、アラン・ケイが提唱したビジョンには、操作性の優れたタブレット型PC"Dynabook"があり、それがiPadの原型であるとの意見があります。

”Macテクノロジー研究所 2010/01/29:iPadはまさしくアラン・ケイの夢見たDynabookの実現か?”
http://www.mactechlab.jp/from-mactech-with-love/11015.html
コメント
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