ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

比較法学会 

2012年03月06日 | カンボジアの生活

 

カンボジアのRULEとPUCが、名古屋大学と毎年開催している比較法律学会。今年はPUCが会場になったので、学生を動員して参加することに。

残念なことに、プノンペン大学での講義と重なってしまったので、ちょっとだけの顔出し。参加したセッションは、プノンペン裁判所の裁判官の方の発表で、「ハーニパイ」について。いったいこのクメール語、日本語でなんていうんだろう・・・って考えながら聞いてたのだけれど、物忘れの激しいわたし、以前1年間も司法省で民法起草にかかわる仕事をしてたのに、この単語が思い出せないのである。

「5時間でとりにくるという約束で、AさんがBさんに豚を預けました。でもAさんは5時間が過ぎても豚を取りに来れなくって、その間に豚がけがをして価値が下がりました。誰が責任をとりますか」という事例とか、いろんな面白い事例を紹介してくれる裁判官さん。

英語では、Risk Coverageという題目なのだけれど、日本語でなんていうんだろう・・・・

民法は、親族家族法とか、相続とか、女性の権利擁護にかかわる条文がたくさん。UNWOMENの事業では、民法をCEDAWのコンプライアンスの視点から分析するっていう活動がはいってるので、詳細にわたる分析がはやくできてくるといいなあ。