外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ウェーバードイツ連銀総裁さんは大丈夫?-浅野のつぶやき

2010-10-20 14:39:36 | ☆相場分析-ユーロドル
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

反落調整的なドル買いは、もう少し揉み合いながらを想定していましたが、中国の利上げによって、中国景気に対する不透明感からか、一気にリスク回避的な資金の流れへと転換しました。リスク回避のドル買いというフレーズは、懐かしくも思われますが、今のところ、中国への不透明感は先発的な利食いを誘った範囲で、まだリスクを回避するドル買いに言及すのは早い印象です。

手仕舞いのドル買い戻しにより、ユーロドルはあっという間に1.37台を割り込みました。大方の見解は先にも述べたとおりですが、ユーロのショートスクイーズ(と言っても、市場がショートだったとは思えませんので、ドルのセリングクライマックスと言うべきかもですね)の一端を担った、ドイツのウェーバー連銀総裁の“債券買い取りプログラムは終了すべき”との発言が、金利高を連想させた経緯があります。

当ブログでも書きましたが、ドイツの高官は稀に、国内情勢に偏り過ぎる側面があります。確かにこのプログラムは、過去一週間で一切行使されなかったほどニーズが無いのは事実のようですが、想定通り、のちにECBトリシェ総裁は、ウェーバー発言はEUの総意ではないと、否定するコメントが報道されるほどでした。

ところが、です。

新銀行規制で稀に波乱要因となっている、バーゼル3具体化の流れを受けて、あるニュースソースによれば、ウェーバー連銀総裁は、資本強化規制は信用供与に影響を与えるとし、終息しつつあるクレジットリスクに対して危機感を述べたことを報道しました。まあ、ここまでは良いのですが、信用危機の終息宣言は時期尚早とのコメントを発していたことには、驚きを隠せません。
正確に意図したところは、不明確ではありますが、つい、一週間前には債券買い取りプログラムは必要ないとまで言い放った、同一人物の発言とは思えませんでした。

昨日に関しては、中国の利上げが全てだとは思いますが、ウェーバー総裁の、一貫性がない発言に対する不透明感も、ユーロ安の一因になってはいないでしょうか??
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一体、どうなっているのか欧州の実情把握にやや飢えていた矢先、

ForexTVジャパンのオフィスがある六本木に、同じく投資情報系の動画配信を手がけている
WorldInvestors.TV(http://www.worldinvestors.tv/
という、カッコいいイメディア企業さんがあります。
そのブランディンング ショップというか、ライブスタジオにもなる、カフェダイナーが、
WorldInvestors Travel Cafehttp://www.travelcafe.co.jp/shop/roppongi/
さんなのですが、芋洗い坂を下って直ぐ右手にあるそのお店で今度、欧州経済がテーマのイベントがあると聞き、早速参加してみることにしました。なにか、一つでもヒントになることが聞ければなー、と楽しみです。

お申込み、お問い合わせは
http://www.worldinvestors.tv/guide/seminar_20101027.pdf
となっています。1000円で飲み放題、食事つき??泥酔しないように気をつけなくちゃ、ですね。

開催日時は、10月27日 18:45受付開始だそうです。
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終盤は、お知らせになってしまいました。あくまでイベントのご紹介ですので、その範囲でご理解ください。では、テクニカル分析はのちほど、閃いてみようかと思います。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎




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高値1.4003ってどういう事?悪夢続く-浅野のつぶやき

2010-10-19 19:19:34 | ☆相場分析-ユーロドル
こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日の売り増しアイデアは、以前のポンドに続きエントリーが早すぎた格好となり、悪夢のような朝一番の反発で、1.4000をわずか3ポイント越える展開となりました。見逃してくれ~、何も知らなかった~が通じれば、どれだけ楽でしょう。

チャートを見ると、どうやらユーロ円の買いが仲値付近で持ち込まれたイメージですが、短期金利が政策金利に追い付いたニュースが流れるなど、金利志向のユーロ買い資金が相場を底堅くしているのかもしれません。

一方、既にお伝えしましたが、ドルは追加緩和の思惑が一時的に強まり、対ドルで史上高値を付ける通貨が続出した中、アメリカのインフレターゲット論まで飛び出した結果、フローの決済取引を急激に促した格好となり、昨日は久し振りにドル買いが急伸する一幕がありました。金融政策に影響を与えるとされている、30年物債券利回りが上昇していたこともあり、インフレ誘導論に真実味が加わったのかもしれませんね。

調整下落の予感は2日早過ぎました。変動結果はその通りでも、取引結果は必ずしも一致しないのが、世の常でしょうか。今後、ドル売りトレンドを再開するのか、反転するのか、いずれにしてもワン・セッション終わった印象です。

つぶやきついでにもう一言、週末のポンド円動画版ですが、こちらは逆にエントリーできなかった半面、想定したターゲット目指して着実に下落する展開です・・・、ため息しか出ませんが、まあ、そんなこともあるでしょう。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎

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ユーロドル、ツーデー・リバーサルに同意-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2010-10-18 18:25:22 | ☆相場分析-ユーロドル

金曜日の日足は、前日高値を更新した後の反落陰線となり、今日はそのパターンに同意するように、1.38前半へと下落しています。

1.3800はマイナーなサポートになりそうですが、ここを割り込むと1.3600-50水準が次のターゲットになりそうです。

1.3900前後を戻り売りの水準とし、1.4000を越えるようならストップです。12日安値1.3775水準を勢い良く割り込むようなら、ストップ売りで追いかけ、1.3650で半分落とすイメージです。

潜在的なユーロ高は維持されていると思いますが、1.3600台で今日の終値を迎えられるようなら暫く揉み合いを想定します。
(1.3800台の間違いでした、訂正してお詫び致します10月19日追記)

ForexTVジャパン
浅野 敏郎

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ポンドドルの日足はスパイクトップフォーメーションのトリガー引く-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版】

2010-10-18 18:00:44 |    -ポンドドル

ForexTVジャパンの浅野です。

5ポイント違いでショートを維持できず、前回の取組みは残念でした。
金曜日の日足はその1.6105を付けた後反落し、上ヒゲを付けた上に、前日の陽線から陰線の下落ハンマー足となりました。今日下落すればスパイクリバーサルを完成するところでしたが、木曜日の安値を既に割り込み、トリガーまでも引いた格好です。

9月上旬からの上昇トレンドはかろうじて保っているように見えますが、日足基準線程度の押しであれば、期待はできそうです。

木曜日の安値となる1.5885水準へ戻すようならポンドを売り、1.5930付近の転換線を越えるようなら、1.5950付近で一旦はストップです。

下値は基準線の1.5725付近はあり得そうですが、12日安値1.5750付近に構え、先日のロスを先ずは回復したいところです。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎


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長期金利上昇でドル買い、インフレ期待が背景に-浅野のつぶやき

2010-10-18 17:05:34 | ☆外国為替を読む

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

先週金曜日の段階で、下落の暗示があったポンドやユーロの対ドル相場ですが。週明けの本日は、ひとまずはセオリー通りに下落したため、リバーサル色が強い日足チャートになりました。

金曜日の前半までは、FRBの追加緩和策への思惑が一層のドル売りを誘う展開でしたが、背景では実はインフレ期待論が進行していたようです。
個人的には単に債券利回りが上昇傾向にあったため、週末にあのような予想を建てましたが、結果的にはここまで、想定通りの動きになっています。

金融緩和は市場に資金を過供給することで、低利で資金調達をし易くするのがこれまでのやり方でした。健全な資金を放出する場合は目的にかなうのですが、不健全な資金が市場に大量に流れ込むと、通貨価値が下がり、危惧されるハイパーインフレにもなりかねません。一部、FRBの理事あたりが懸念することは、まさにこの危うい舵取りなのだと思います。

先週のクローズ時点では、長期金利のみが目立って上昇しており、ニュースではG20を前にした調整との声も上がっています。債券の動きだけを見れば、長期債を売って短期にシフトしているようにも見えますが、30年債が4%台に乗せてくると、一段のインフレ期待によるドル買いが持ち込まれるかもしれません。

インフレは通貨価値の下落を意味し、決してその通貨が買われる筋合いではないのですが、金利で世界の過剰流動性が動き回る現在、適切な範囲であれば、先ずは高金利を買う動きが先行するのだと思います。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎

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収録時間ナシ、今日は分析部分だけでもアップ-浅野の閃きFXテクニカル10月16日

2010-10-16 15:28:04 |    -ポンド円
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

昨日は久しぶりに閃きFXを収録しようかと思いましたが、時間がありませんでした。
分析部分のアップだけでも行おうと思い、解像度が半分になりますが、簡易的にアップいたしました。
画質が多少落ちてしまいますが、言いたいことはお伝えできたかと思います。

さて、相場の方は、やっと調整らしい調整の予感がしてきました。イメージ通り、債券下落による利回り上昇で、ドル買いが優勢のまま今週を大引けた模様です。

ポンドは1.6105から反落、ユーロは1.4158から反落と、事前のイメージと大体は合致していたものの、戦略的にはポンドが5ポイント違いでストップしてしまう半面で、ユーロは最後のショートに挑戦する権利を得た形です。

チャートの方も、ポンドがスパイクトップ気味な日足、ユーロは2デーリバーサル気味な日足と、どちらも下落の可能性を暗示しています。もちろん、決めつけるのはまだ早いのかもしれませんが、一方的な上昇が調整されて初めて、上昇トレンドにも健全さが戻ってくると思っています。

閃きFXでは今回、ポンド円を取り上げてみました。半日の時差がありますが、週を終わってチャートを確認しましたが、相場観に変化はありませんでしたので、アップすることにしました。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎
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ポンドドル、1.6000越えでもブレークせず-浅野のつぶやき

2010-10-15 17:56:07 |    -ポンドドル

随分以前から、目先目標に置いてきた、1.6000がついに突破されました。
チャート的にも重要な水準だったため、それなりのブレークアウトを伴うと想定しましたが、この水準を挟んでもみ合う展開には少し失望しました。結果、追随してもダメ、1.60以下に入り込んだところをショートしてもダメという展開です。

せっかく第一波動の高値を抜いたのですから、第三波動の伸びを期待したいところですが、どうもユーロドルのようには行かないようです。最後に残った1.60割れでのショートですが、1.6100越えでストップにしようと思います。

今日は週末ということもあり、調整があるかどうかが鍵になりそうです。ただ、ポンドドルを見る限り、ロングはさほど溜まっている様子ではなく、機関投資家による根っこのロングが仕切られるまでは、ドル円のように、過熱感のないドル安相場が続くのかもしれません。

だた、気になるのは債券の利回りです。

今回のドル安は、アメリカの当局が追加的な金融緩和を行うという思惑が一因とのとらえ方が一般的ですが、債券相場はどちらかというと限界感が漂っているように思えます。たとえば、金利政策への影響が強いとされる、30年債の利回りは、4%を割り込んで暫く、どちらかと言えば3.5%といった方が早い水準へと下落しました。しかし、ここの水準では限界感が強く、昨日は10BP近く上昇し、4%台回復もあり得そうな状況です。ニュースによれば、入札が不調に終わったことが、相場下落の一因らしいのですが、快調に上昇してきた株式相場の資金調達売りという流れもあり得そうです。

利回り上昇は、低金利を前提にドルを売ってきた向きにとっては不利な状況であり、フローで得られた収益(相場変動による収益)を確定しに入る動きも十分想定できるでしょう。今週終りの債券利回りが一段高になるようなら、引けにかけてドル買い戻しが強まるリスクもまだ、残っている印象です。

今日は、後ほど久しぶりに閃きFXを動画でお送りしようと思います。

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逆張りはNGに…ただ、ドルを売る気にはなれず-浅野のつぶやき

2010-10-14 14:24:39 |    -ポンドドル
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。

逆張りとは認識しつつ、挑んだドル買い戦略は、対ユーロに続いてストップアウトです。「あちぁー…」という感じですが、どうしてもここからドル売りでついてゆく感覚にはなれません。

オージードルもパリティを目前にして、突破のタイミングを計っているかのようです。
機関投資家までもが、いくらリスクテイクに後ろ向きだと言っても、米ドルと豪ドルが1対1になるのは、個人的にはどうしても納得できない状況です。

暫く様子見が続きそうな予感がしますが、ユーロは1.4150付近で再度、ドル買いに挑戦してみようと思っています。ポンドは1.6030越えで一度はストップエントリーをしてみたいところですが、上に走らないようなら、1.60割れでもう一度だけ、ドテンしてみるイメージです。

前回にも述べましたが、相場の上下両方でうまく行くのは、本当に難しいと思います。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎

遅ればせながら、ツイッターに登録しました。何が始まるのか、楽しみです。
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ポンドドルを迎え撃つ!ただトレンドは上昇-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版-下】

2010-10-13 18:19:29 |    -ポンドドル


入り口を探すために、例えば2時間足を見ると、



1.6015付近を付けた高値から引けるレジスタンスラインが、今後1.5900付近に差しかかります。
また一目の雲の下限1.5880付近に位置することから、1.5800かた1.5900に掛けて相場が戻すようならポンドを売ります。

ストップは、9日の高値圏の上値を抑えた1.5960の裏、例えば1.5975付近に置いてみます。

下値目標は幾つかありますが、9月22日の上値を抑え、1日の下値を支えた水準の、1.5700辺りを目先のターゲットとして目論んでみます。

可能性としては、1.6000以前に上値の心理的節目にもなった1.5500も、場合によってあり得ると見ています。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎

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ポンドドルを迎え撃つ!ただトレンドは上昇-浅野の閃きFXテクニカル【ブログ版-上】

2010-10-13 18:01:24 |    -ポンドドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。

今日はポンドドルを分析してみます。
今月7日に念願の?1.6000を付けた相場ですが、その後は長い上ヒゲを付ける結果となり、以降は高値圏でもみ合った後、今週2日で上値が重くなったところでした。

しかし、本日はユーロドルに牽引される形でポンド買いが進んでいます。
英国の金融政策が緩和傾向にあることから、対ドル以外ではまちまちな状況です。

日足を見る限り、例えば一目均衡表でも、各線の位置関係は強い上昇トレンドを示唆しています。しかし、オシレーターでは上昇に陰りが見えます。




9月中旬から相場は随分と上昇してきましたが、例えばストキャスティクスを見ると、買われ過ぎを示す境界線、ここでは80になっていますが、その境界線状を上下にうろつき、最終的にはトリプルトップを作って、最後80の境界を上から下に割ってきました。

実は、オシレーターでもある程度のパターン分析が有効な場合があり、今日のストキャスを見る限りにおいては、上昇の限界を示唆しているように見えます。
トレンドからは明らかに反したアイデアですが、今日はポンドの売り戦略を模索してみます。

続きは出来次第、アップします。

ForexTVジャパン
浅野 敏郎

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