こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
季節外れの台風が過ぎ去りましたが、台風一過の晴天などどこへ行ってしまったのか、相変わらずの曇天が、まるでドル円相場のように重くのしかかったまま継続しています。まさしく、上を雲にふさがれた一目均衡表のイメージが鮮明に見てとれる状況です。
さて、ＦＯＭＣへの思惑がこのところの相場を支配しているのは言うまでもなく、先週終盤は、追加金融政策の拡大思惑が優勢となり、債券安、ドル安という流れが強まりました。
爆発物らしきものが見つかったとのニュースで、テロへの危機がドル売りを促したとの報道もあります。もしそれが無ければドル売りもさほど進まなかったかもしれないと仮定すれば、FOMC前のドル売りは、結果よりも本来は限定的だった可能性もあり、発表前に一気にドル売りが進むとも考えにくいところです。
ユーロポンド相場が2009年1月からの下落トレンドの上値レジスタンスラインに近づいた後、先週はその陽線を陰線で包む展開です。ユーロとポンドの各対ドル相場がドル売りを進めながら、ユーロポンド相場が下落する展開は不可能ではないものの、8月下旬以降のユーロドルの上昇背景に、ユーロポンド相場の上昇があったとすれば、今後のユーロドル相場の上値は重く推移することも考えられます。日足では9回目の1.40トライは、果たしてどう転ぶのか、じっくり見てみたいと思います。
今週から、ロンドンを中心とした欧州市場が冬時間となり、市場開始や指標発表がこれまでより1時間遅くなります。米国市場は来週から冬時間へ移行する予定になっています。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
季節外れの台風が過ぎ去りましたが、台風一過の晴天などどこへ行ってしまったのか、相変わらずの曇天が、まるでドル円相場のように重くのしかかったまま継続しています。まさしく、上を雲にふさがれた一目均衡表のイメージが鮮明に見てとれる状況です。
さて、ＦＯＭＣへの思惑がこのところの相場を支配しているのは言うまでもなく、先週終盤は、追加金融政策の拡大思惑が優勢となり、債券安、ドル安という流れが強まりました。
爆発物らしきものが見つかったとのニュースで、テロへの危機がドル売りを促したとの報道もあります。もしそれが無ければドル売りもさほど進まなかったかもしれないと仮定すれば、FOMC前のドル売りは、結果よりも本来は限定的だった可能性もあり、発表前に一気にドル売りが進むとも考えにくいところです。
ユーロポンド相場が2009年1月からの下落トレンドの上値レジスタンスラインに近づいた後、先週はその陽線を陰線で包む展開です。ユーロとポンドの各対ドル相場がドル売りを進めながら、ユーロポンド相場が下落する展開は不可能ではないものの、8月下旬以降のユーロドルの上昇背景に、ユーロポンド相場の上昇があったとすれば、今後のユーロドル相場の上値は重く推移することも考えられます。日足では9回目の1.40トライは、果たしてどう転ぶのか、じっくり見てみたいと思います。
今週から、ロンドンを中心とした欧州市場が冬時間となり、市場開始や指標発表がこれまでより1時間遅くなります。米国市場は来週から冬時間へ移行する予定になっています。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
