どうか動かないでいて欲しい・・・と思いながら、雑用をこなしていましたが結局終わらずギブアップです。
ドル円は手前の売りを買いこなし、チャンネルの上限へと向かっています。ドル買いだけに、ドキドキしながらチャートをあけましたが、一応無傷で残っていました。
さて、ユーロドルを見てみます。
添付のチャートは、ユーロドルの日足です。
以前、6月初旬にヘッドアンドショルダーが形成された際に、下落を想定していましたが、今回も下落の想定をせざるを得ません。6月以来、結局は上限を超えることができず、揉み合ったまま現在に至っています。
確かに相場は雲の上に出ており、各ラインも正規位置を取っていますから、下落を想定するのは無理に見えます。恐らくプログラム的には上昇維持といったところです。
確かに、あくまで下落した場合、という前提がつきますが、現実となった場合は少し恐ろしい展開かもしれません。
その第一条件として、雲の上で停滞している現状から、もし雲を割れるような場合、6月以降の戻し的な、小さい上昇トレンドの下値ライン(赤く細い線)を割り込むこととなり、下へのブレークダウンを伴う可能性が高くなります。
そうすると、赤くて太い水平の破線で示す、かつてのヘッドアンドショルダーのネックラインに並んできます。水準にして1.3750ですが、確かにこの水準は、3月高値と5月の中間揉み合いの頭を抑えた、重要な水準です。ただ、ブレークダウンの力を借りた場合、一気に下割れという想定も不可能ではありません。
そうなると、実は6月高値、7月初頭の高値、7月下旬の高値で、3つの山からなるフォーメーションのネックラインを割ってきます。実はこのフォーメーションは、3トップとも言いがたく、ヘッドアンドショルダー(H&S)とも言いがたいモノですが(実はこの二つは兄弟だということが、わかりますね)、よく頭が低いヘッドアンドショルダーなどといわれるこのフォーメーションが下割れると、通常のH&Sより下落の勢いが強いとも言われます。したがって、とりあえずは、結局かつて6月H&Sの最大値幅を近い目標として、3月からの上昇相場で付けてきた、調整底(赤くて細い水平破線)あたりを目指す場合があり得ます。
完成しなければ何の想定もできないパターン分析ですが、今回は雲を割り込むだけで、次々とトリガーがかかり、フォーメーション完成および、そのブレークアウトまでを、まるでセットのように至ってしまうリスクを感じています。
そうならなければそれで良しですから、エントリーチャンスは、やはり下値支持線を割ったところで、ストップエントリーでしょうか。ストップロスは、雲の上限裏で充分に見えます。