本日より復帰します。
休暇中はあまり相場は見ないようにしていますが、今回はさすがに気になり、日に数回は相場の確認をしてしまいました。残雪を求めて久しぶりに遠出をして山の中にこもりましたが、携帯だけでサクサクと相場確認が出来ました。凄い世の中になったものです。
さて、イースターを控えて相当薄くなった市場がどう動くか興味がありました。ドル円は先週月曜の下落を概ね100%戻す状況で下値からはそれなりに離れた水準で推移している一方で、ユーロ円が年初来の下値を更新するステージがありました。
以前にも指摘したように、ユーロ円は概ねツートップのフォーメーションを完成しつつあります。ネックを割り込むと本格的な下値探しを始めかねない状況で、崩れれば豪ドル円やキウイ円も下落リスクが高まります。
ドル円は、前述どおり先週月曜日の下落を概ね100%戻す状況で、リズムは悪いものの上値を試す可能性(ドル買い)を残しています。ユーロドルもやはり、先週の月曜日から既に500ポイント近い下落(ドル買い)を見せており、こちらも戻りが鈍ければ更に下値(ドル買い)を伺う可能性が出ています。
そんな中で、ユーロ円が下値を更新しつつある状況は、今後の相場展開に一つのヒントを与えてくれた気がします。
つまり、ユーロドルでもドル円でもドル買いのバイアスが継続する中で、ユーロの下落と円の下落の割合が同じであればユーロ円は動きません。ドル円が落ちていないにも関わらずユーロ円が下落しているということは、ユーロ円の下落は明らかにユーロドルの下落が主要因であることは間違いありません。
遠い視点でみれば、ユーロドルはまだまだ高値からの調整の範囲ですが、GOLDの軟化も手伝って下値を更新しつつある状況です。本来はユーロドルが最も可能性があるペアだと見ていますが、本日は非常に中立的な水準でとまっています。ここから決め打ちするには上下共にややリスクがあり、こちらは動きが出てから追っても十分に間に合いそうに感じています。
そこで本日はユーロ円の動きを上下両方から仮定し、歪みなどからその可能性を見てみたいと思います。