外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

EURUSD アイランドトップの可能性を配慮 1.5700を踏ん張れるか 

2008-03-18 23:09:15 | ☆相場分析-ユーロドル

基本的にトレンドまで変えられるかは疑問です。

現状では昨日の暴落をどこまで返せるかという戻りトライというステージの中にいることは間違いありません。

市場は例え消去法であったとしても、ユーロを中心にドル売りの心理を維持してきました。ドル売りを突っ込みすぎて一瞬アゲンストになったシーンでもユーロドルが下落しない限りは頑張れたセッションだったと思います。
背景にはGOLD高という裏づけもあったと思いますが、さすがに昨日の1.5900に迫る動きは異常でした。ユーロのお膝元である欧州市場でもここまで瞬時に動くことは稀です。

だとするならば、薄いアジア市場でのドル売りヘッジやオプションなどのトリガーなどで吹け上がったとしか思えません。売戻しが鈍いところが確かに解せないのですが、返しの取引を伴わなかったドル売り取引だったとすれば、後ろを振り返ると誰もいなかったという可能性も否定できません。

ドル円などの買戻しがかなり強めに入っています。クロス円は概ね連られる形でかなりの勢いで反転上昇をしています。米系大手証券の決算が予想より良かったために、ドル買いの安心感が漂っています。

昨日は高金利クロス円の下落が恐ろしく、ユーロドルの戻しとGOLDの戻しに警戒をしていました。

結果的に責め負けとなりましたが、行って来い相場も軽快をしています。万が一、ユーロドルの下値を割るようなら、少なくとも高金利通貨のストレートは下落気味に推移すると考えます。ドル円がどこまで上昇できるかで、クロス円の方向が決まると思います。