本日も殆ど相場を見れず、昨日の戦略がストップアウトとなっただけで、相場を見る気力も無くなりました。
単純にドル円の動きに合わせて動くクロス円の動きには、そろそろウンザリ感が漂います。原因は良くわかりませんが、本日は日中東京時間であったにもかかわらず、ユーロドルが怒涛の上昇を遂げています。ユーロ円のストップという噂も聞こえてきますが、個人的にはユーロドルがストップしたのが原因に見えます。
このところ、取り付かれた様に感じてしまうのは、堅調だったクロス円の断末魔です。
昨日のイメージもユーロ円の下値が妙に不気味に感じてしまい、ユーロ売りが対ドルに連鎖という構図が、相場感につながってしまいました。
順当に考えれば、ドルは買えないというのが本音ではありますが、ユーロだけはユーロを買う気になれない自分がいます。
ドル円はまさかの101円台ワンタッチという上昇を見せましたが、先ほどはあっという間に100円を割るなど、結局は薄い市場で大きな注文が入ると暫くはその方向に振れて止り、次の注文次第で戻すか伸びるかが決るという、典型的な期末相場となってきました。
こういう相場は、通常なら機能する抵抗や支持が嘘のように決壊する場合があり、リーブオーダーだけでは太刀打ちは難しいケースがあります。
もう随分前のことですが、この時期には仲値によって、自行の収益が大きく異なる銀行が仲値に向けて仕掛け、逆にそれでは困る銀行が反対側を仕掛けるなど、数分間に数円の動きをしたこともありました。このように、薄い市場ではある程度の仕手的な操作が可能な場合があり、一瞬だとしてもそれに振り回されるとロクなことはないことが、思い出されます。
仕手の手口が通用しにくい為替市場であることは間違いありませんが、ここ数日でも解るようにトレンドはつくれないものの、レンジ内のイントが下がったケースでは市場は真空状態であり、まれに乱高下をする程度は可能な場合があります。
相場位置は、確かに迷う位置にいます。上下の相場感を決めたとすれば、十分に引き付けた上で、あまりお薦めできない逆張りの戦略が機能しそうです。つまり、ボックス相場を想定したレンジ取引が有効な気がします。