福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

善を軽く見てはならない

2024-05-14 | 法話

       まだ悪の果報が熟していないうちは、

        悪人でも幸せに巡り合うことがある。

        しかし悪の果報が熟したときには、

        悪人はわざわいに巡り合うことになる。

        まだ善の果報が熟していないうちは、

        善人でもわざわいに巡り合うことがある。

        しかし善の果報が熟したときには

        善人は幸せに巡り合うことになる。

        その果報は自分にはこないだろうと考えて、

        悪を軽く見てはならない。

        水が一滴ずつ落ちても水瓶は満たされる。

        愚か者が一滴の水を集めるように

        悪を少しずつ行なうならば、

        やがてわざわいに満たされる。

        その果報は自分にはこないだろうと考えて、

        善を軽く見てはならない。

        水が一滴ずつ落ちても水瓶は満たされる。

        心がけのよい人は、一滴の水を集めるように少        しずつ善を行えば、

        やがて福徳に満たされる。


            (『法句経』第一一九-一二二偈)

 

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