- 第十一節、食物本位の見解
・・・(人生には)△食を目的に活きるか△食を方便に活きるか、(の二つの生き方がある)・・食を方便とする活き方では、その方便は何の方便であるかといふと、「人生の方便」といふ、そしてその人生の、といふことのなかに「道」がある。しかもその「道」は人生の中心をなしておる。要するに「道」の為の人生で、その人生に必要なる「食」といふことになる。勿論「食」を無視するのではない、「食」を霊化するのである。
「食」本位の見解で万事を律するといふことになるとその「食」なるものが人を養ふといふよりは、人を害ふ材料に化してしまふ。古来、この「食」本位の見解の為に、人間の歴史の大部分は血で彩られて居るのである。人の徹底して真智を獲得せざることも、究竟して安住を得ざることも、この「食」を霊化せずして「食」に汚され累された祟り故である。いわゆる『道』を以て人を解せず、「食」を以て人を解したためである。(ここでいう「食」とは「汚れたの心が対象とするものの象徴」です。)
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