文殊師利、賢首菩薩に問うて曰く、「仏子よ一切の諸仏は唯一乗をもってのみ生死を出ることを得たまふに、云何ぞ今一切の仏刹を見るに、事々同じからざるや。所謂、世界、衆生、説法、教化、寿命、光明、神力、衆会、仏法、法住(正法、像法、末法)、かくのごとき等のことみな悉く同じからず。・・」
その時、賢首菩薩、偈を以て答えて曰く、「文殊よ、法は常而にして、法王は唯一法なり。一切無碍の人は一道より生死をいでたまふ。一切諸仏の身はただこれ一の法身にして一の心、一の智慧、力無畏もまたしかなり。
衆生の本行の無上菩提を求むるに随ひて、仏刹および衆会も説法も悉く同じからず。・・・」
その時、賢首菩薩、偈を以て答えて曰く、「文殊よ、法は常而にして、法王は唯一法なり。一切無碍の人は一道より生死をいでたまふ。一切諸仏の身はただこれ一の法身にして一の心、一の智慧、力無畏もまたしかなり。
衆生の本行の無上菩提を求むるに随ひて、仏刹および衆会も説法も悉く同じからず。・・・」