福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日1月19日は明恵上人御入滅の日です

2024-01-19 | 法話

今日1月19日は明恵上人御入滅の日です。

高山寺では 明恵上人命日忌法要が行われます。

「栂尾明上人伝記」には「同じき十九日(寛喜4年(1232年)1月19日)『今日臨終すべし』とて・・『於第四兜率天四十九重摩尼殿、昼夜恒説不退行、無数方便度人天』(「彌勒講式」の一節)と誦し、そののち又、『稽首大悲清浄智、利益世間慈氏尊 灌頂地中佛長子 隋順思惟入佛境(大方廣佛華嚴經卷第三十四 入不思議解脱境界普賢行願品)』と誦して後、『この五字(文殊菩薩ご真言「あらはしやのう」)に八万四千の修多羅蔵を摂す。五字を誦せよ』とて誦せさせて、われは理供養の作法(印を結んで観念する作法)を以て行法あり。行法終わって後、合掌して唱えて曰はく、『我昔所造諸悪業. 皆由無始貪瞋痴. 従身口意之所生. 一切我今皆懺悔(これも華厳経普賢行願品より.唯一の清僧といわれた明恵上人にしてこのお言葉です。)』と誦して定印に住して坐禅す。やや久しくして出定して告げていわく、『其の期近付きたり。右脇に伏すべし。』(お釈迦様は御入滅の時、北枕で右脇を下にして西を向かれていましt)いました。)とて臥し給ふ。手を蓮華拳(如来拳、胎蔵法の時に行者が常に結ぶ印)に作りて身の上に構えて胸の間に置く。右の足を直く伸べたり。左の足をば少し膝を屈して上に重ねたり。面貌歓喜の粧ひ、忽ちに顕はれ、微咲を含み、安然として寂滅し給ふ。春秋六十歳なり。」とあります。
このような最後を迎えられるとは凄いことです。

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