今日は蘭溪道隆遷化の日です。以下ウキぺデア等に依ります。蘭溪道隆は弘安元年1278、七月二十四日66歳で遷化されています。謚号は大覚禅師。無明慧性の法を嗣ぐ。来日して北条時頼の帰依を受け建長寺開山。京都建仁寺で後嵯峨上皇に宗要を説く。鎌倉禅宗の基礎を築いた。国宝「大覚禅師法語規則」があります。
「開山大覚禅師法語規則 (書き下し」
鞭影を見て後にいくは、すなわち良馬に非ず。訓辞を待って、志を発するは、 実に好僧に非ず。諸兄弟同く清浄の伽藍に住して、已に饑寒の苦しみ無し。當 に此の事を以て此を念うこと此に有るべし。若し眼光将に謝せんとす るの時、その害甚だ重し。所以に古人道く、饒ひ汝諸子百家三乗十二分教に通 ずるも、汝が分上に於て、並びに済ふことを得ず、若し無漏の道を体めば、現在当来、誠に廣益を為さん。且つ無漏の道、作麻生か体めん。毎日一個の屍骸をいて、上々下々喜笑怒罵、更に是れ阿誰そ。百人の中、真実此に於て 、頭 を回し、返照する者鮮し。纔に不如意の事あれば、便ち瞋詬して行く。此の如 きの者、何ぞ止一二のみならん。参禅弁道は、只此の生死大事を了せんが為な り、豈沐浴放暇の日も、便ち情を恣にして懶慢す可けんや。長老首座区々として力め行って、誰が家の事を為すと云うことを知らず。仏袈裟をかけ、信 施の食を受く、苟も見処無くんば、侘時たい角披毛千生、万劫他に償ひ 去ること在らん。今より後沐浴の日も、昏鐘鳴より二更の三点に至り、四更に 転じ、暁鐘の時に至るまで並びに坐禅を要す。堂に皈せず、寮に趣く者は、罰 して院を出さん。堂中行う所の事略一二を呈す。 各々宜しく自ら守るべし。 この規を犯すこと勿れ。謹んで屯に奉聞する的文具に非ず。
住山蘭渓道隆白す」
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