福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は寂厳遷化の日です

2024-08-03 | 法話
今日は寂厳遷化の日です。以下密教辞典等に依ります。寂厳は備中宝島寺の学僧。1736年(元文元年)京都御室五智山蓮華寺に入り曇寂に師事して醍醐法流の印璽を受け、さらに和泉国家原寺で具支灌頂を受け、1760年(宝暦10年)長谷寺常明から地蔵院流の秘奥を受けた。梵学にも精通、井上了雲禅師とも道交厚く、書にも長じ近世四大書僧あるいは江戸時代中期の桑門三筆とも呼ばれる。著に讃述二教義・悉曇字記大観等・・明和 . . . 本文を読む
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今日は慧能遷化の日です

2024-08-03 | 法話
今日は慧能遷化の日です。以下「六祖壇経」ウキぺデア等に依ります。慧能は中国禅宗第六祖。先天二年713八月三日、76歳で遷化。中国禅五祖弘忍の跡継決定時に後の北宗禅の祖となる神秀が「身は是れ菩提樹、心は是れ明鏡台の如し、時時に勤めて払拭せよ、塵埃を惹かしむること勿れ」と偈文を作ったのに対し、寺の米つきをしていた慧能は「菩提は本樹に非ず、明鏡亦台に非ず、本来本来無一物、何れの処にか塵埃を惹かん」の偈文 . . . 本文を読む
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今日は圓融法皇が寛朝より金剛界大法を伝授された日

2024-08-03 | 法話
今日は圓融法皇が寛朝より金剛界大法を伝授された日です。(血脈類集記)圓融法皇は永延二(九八八)年八月三日圓融寺で金剛界大法(供養法)を、同月二十八日に落成前の遍照寺で胎蔵法(供養法)を伝授され、翌年の永延三(九八九)年三月九日に東寺灌頂院で両部伝法灌頂職位を受法されています。(血脈類集記) . . . 本文を読む
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今日は行円が長谷寺に白山神を勧請した日

2024-08-03 | 法話
天禄2年(971)7月1日、行円が白山に登拝した折にご神託を受け、同年8月3日、長谷寺の西北の地に白山神を勧請しています。 . . . 本文を読む
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今日は正成が四天王寺で「未来記」を見て勇気付けられた日

2024-08-03 | 先祖供養
太平記「正成天王寺未来記披見事」  元弘二年1332八月三日、楠兵衛正成住吉に参詣し、神馬三疋献之。翌日天王寺に詣て白鞍置たる馬、白輻輪の太刀、鎧一両副て引進す。是は大般若経転読の御布施なり。啓白事終て、宿老の寺僧巻数を捧て来れり。楠則対面して申けるは、「正成、不肖の身として、此一大事を思立て候事、涯分を不計に似たりといへ共、勅命の不軽礼儀を存ずるに依て、身命の危きを忘たり。然に両度の合戦聊勝に . . . 本文を読む
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先祖の魂も徳も子孫に伝わる

2024-08-03 | 法話
近くの熊野神社に「先祖の魂は子孫に伝わる」という掲示がありハッとしました。林羅山の言葉のようです。 我々は本当に先祖のすばらしい魂を自覚しているでしょうか。私自身についていえば、私は亡父が怒った顔を見たことがありません。寒村の山寺で私生活でも、難しい檀家との間でも、筆舌に尽くしがたい苦労をしましたが一度として怒ったり、嘆いたりしたことはありませんでした。檀家の心ある人々は「今良寛さんだ」と言って . . . 本文を読む
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地蔵菩薩三国霊験記 5/14巻の8/17

2024-08-03 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 5/14巻の8/17 八、伽藍を汚す罰の事。 中古奥州五百河(福島県本宮市)と云處に一宇の寺あり。本尊は地蔵菩薩を安置す。靈感新たに在す。故に人常に歩みをはこびけり。其の近里に住みける女房日比(ひごろ)参詣しけるが或時参詣の折節人もなく心もさすが静かに念佛常よりこまやかにて居りしに、木戸七郎と云者のふと参りて此の女を見ればいかにも故ありげにある躰にて只一人何事をか祈りつらん . . . 本文を読む
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今日は寂厳入寂の日

2024-08-03 | 法話
今日は寂厳入寂の日以下密教大辞典等に依ります。寂厳は十八世紀、備中寶島寺の僧。(同じ岡山県人として親近感を覚えます。もっとはやく知っていたら自分の道も違っていたと思われるくらいです)。明和八年1771八月三日寂。壽七十。法﨟六十一.著に「大悉曇章稽古録一巻」「梵字悉曇稽古録一巻」「字母表考訂一巻」等。 . . . 本文を読む
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今日は平城天皇が自らの不徳を嘆かれ同時に救済命令を出された日

2024-08-03 | 法話
日本後紀 / 大同元年(806)八月癸亥(三日)条「 八月,辛酉朔癸亥,詔曰:『朕(平城天皇)、眇眇を以て,丕基(ひき・国家のもとい)を嗣奉し,天下之重任を負ひ海內之深責に當る。常に履冰(りひょう・氷を踏む思い)を以て疚懷(きゅうかい・憂慮)し,惟溝軫慮(憂慮)す。勵精克己し、至治を詳永せんとす。而して誠未だ天を動かさず, 卑きを聽き照すこと罔(くら)し,陰陽は僣度し,霖雨は災を為す。厥(そ)の咎 . . . 本文を読む
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