観音經功徳鈔 天台沙門 慧心(源信)・・25/27
九、感応の事。感応同時なるゆへに海潮音といふなり。中道の音の勝彼世間音と云なり。是即ち凢夫二乗をえらぶなり。凢夫有聲二乗は但空の音なり。有無をきらふ意を勝彼世間音といふなり。故に非有非無の中道の音なり。さて 「念々勿生疑」の事、周琳の註にいはく、念とは繫念相続のいはれなりといへり。是即ち上件のごとく観音を念ずれば諸難を免るるといふ説をきひてこれ . . . 本文を読む
今日12月5日は真別処妙瑞和尚のご入滅の日です。密教辞典及び「妙瑞和尚と有部律(上田天瑞)」等からの引用です「妙瑞(1695元禄9年~1764明和元年12月5日(69歳)は高野山の学僧。真別処第八世。字は恵深坊、讃岐三野の人、12歳で威徳院慧了に出家、高野山に登って宝厳院、のち大阪生玉南坊を兼ね後如意輪寺に転じ、英同に中院・西院両流を、維宝に安祥寺流を南院教栄に小島流、東寺賢賀に勧修寺流を受法。1 . . . 本文を読む
シュバイッツアー「生への畏敬」1923年・動物を手術や薬の実験台に使ったり、動物に病原菌を植え付けたりしてそこから得られた結果を、人間を救うために応用する人々も「自分たちの仕事は残酷ではあっても立派な目的を持っているのだから」というだけの理由で安心してしまってかまわないというわけでは決してない。そういう人々は一つ一つの場合についてその動物を人類の為に犠牲にすることが本当にやむを得ないことであるかど . . . 本文を読む