福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

人の災難を嬉しがれば不仁

2018-08-23 | 法話
春秋左氏傳に「恩に背けば親を失い、人の災難を嬉しがれば不仁、物資を出し惜しむのは不祥、隣国を怒らせるのは不義。この親・仁・祥・義の四徳を棄てれば国はとても守れない」とあります。是は戦国時代に秦が凶作だったので晋に穀物を乞うた時、しぶる晋の王を大夫慶鄭けいていがいさめた言葉です。 しかし王恵公の義兄に当たる虢射かくせきが反対し結局昔恩を受けた秦には援助しませんでした。そのためやはり後に晋王恵公は秦の . . . 本文を読む
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蒙古襲来時の温故知新・・その10

2018-08-23 | 護国仏教
八幡愚童訓より「・・思円上人(叡尊)、大願を立てられること有り。『我れ異国の太子と生まれて王位を継ぎ、合戦を止め、自他を安穏ならしめん』となり。今この上人の善行方便は大悲代苦の誓願にも増し、遊戯地獄の慈民に過ぎたり。深重の願望通りてや、異朝の王となり給うらん。彼の上人遷化の後は異賊襲来すること無りけり」。また八幡宮の放生会は敵味方の戦死者供養のため始められました。 . . . 本文を読む
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憧れの老僧の描写・・5

2018-08-23 | 法話
憧れの老僧の描写・・5 漱石「門」では円覚寺の釈宗演が漱石に対しても容赦なく鉄槌を下す姿が生き生きと描写されています。 「山門の通りをほぼ一丁ほど奥へ来ると、左側に蓮池があった。寒い時分だから池の中はただ薄濁りに淀よどんでいるだけで、少しも清浄な趣はなかったが、向側に見える高い石の崖外まで、縁に欄干のある座敷が突き出しているところが、文人画にでもありそうな風致を添えた。 「あすこが老師の住んでいら . . . 本文を読む
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今日は十斎日で六斉日です

2018-08-23 | 先祖供養
今日は十斎日で六斉日です。十斎日とは月の一日・八日(六斉日でもあります)・十四日(六斉日でもあります)・十五日(六斉日でもあります)・十八日・二十三日(六斉日でもあります)・二十四・二十八日・二十九日(六斉日でもあります)・三十日(六斉日でもあります)をいいます(根拠は下の地蔵経にあります)。この日に八斎戒(不殺生、 不倫盗、 不淫、. 不妄語、 不飲酒、 不聴歌舞、 不坐広床戒、 非時食戒)を守 . . . 本文を読む
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