○ドヴォルジャーク 弦楽五重奏曲第1番 ヴラフ四重奏団、キィセラーク(Va) 1997年5月30、31日
○ドヴォルジャーク 弦楽五重奏曲第3番 ヴラフ四重奏団、キィセラーク(Va) 1997年4月12、13日
弦楽五重奏曲第1番は、1861年6月6日付けで完成されたドヴォルジャーク19歳のときの作品です。ドヴォルジャークはこれまでもいくつかの曲を書いていましたが、作品番号1と初めて作品番号をつけています。
「スメタナ、トヴォルジャーク」を著した渡鏡子さんによると「スケルツォなしの3楽章でベートーヴェンの影響の濃く見られる」作品です。1、2楽章ともどこかで聴いたようななつかしさを感じる主題です。3楽章は、モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番の第1楽章の主題に酷似しています。
第3番は、ドヴォルジャークがアメリカ滞在中、有名なアメリカ四重奏曲に続いて作曲されています。曲はアメリカよりも更にアメリカ的、インディアン的です。
※作品1と作品97の間に編成の違う弦楽五重奏曲があるのを忘れていて、作品97を第2番と誤って表記していましたので、3番に訂正しました。