○ベルリオーズ 幻想交響曲 高関健/群馬交響楽団 2007年9月22日(ライヴ)
群響439回定期の演目の一つで、群馬テレビの「群響お茶の間コンサート」を録画したものです。
弦楽器の配置が特異で、客席から見て右から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、そして右奥にコントラバスとなっています。ベルリオーズが指定した配置だとのことです。
とても清涼感のある透明な演奏です。特に、1、2楽章が素晴らしいです。弦楽器、木管楽器が素晴らしいのはもちろんのこと、味あいのある音色のホルンがとりわけ印象的です。2楽章の舞踏会では、ヴィオラが一瞬前に出て動機を奏する場面があり、とても良いと思いました。また3楽章では後半に出てくるクラリネットの長いソロが絶品と思います。4、5楽章はもう少し派手にやってもよかったのではと思います。