○イングランド民謡 グリーンスリーブス(合唱)
○アイルランド民謡 ロンドンデリーの歌(Pf、合唱)
○ドヴォルジャーク ジプシーの歌から「わが母の教えたまいし歌」(Vn、Pf、合唱)
○ドヴォルジャーク 弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
○ショパン バラード第3番
○ドヴォルジャーク ピアノ五重奏曲第2番
○スメタナ モルダウ(SQ、Pf、合唱)
峰岸小織(Pf)、秋葉美果、栗田則子(Vn)、加藤大輔(Va)、栗田将幸(Vc)
プライド・エッグ(合唱)
まえばし 緑の風の吹く街から まちづくりコンサートVol.9「ボヘミヤの風に乗って~ロマン派の調べ~」と題したコンサート。
ドヴォルジャークの室内楽が2曲もあることから楽しみにしていたコンサートです。
でも「ロマン派の調べ」ってちょっと違うような。曲の説明がアナウンスであり、「アメリカ」四重奏曲はドヴォルジャークがアメリカに渡って最初に作曲した曲と紹介していましたが、2曲目の間違いですネ。1曲目は当然、「新世界」ですから。
ドヴォルジャークが好きと言っていながら、あまり実演を聴いたことはありません。「アメリカ」は学生時代に1回聴いていて今日は2回目。ピアノ五重奏曲は今日が初めてでした。
その「アメリカ」。楽しく聴けました。終楽章の終わりのところで少しテンポを落としていて印象的でした。
ピアノ五重奏曲は、めずらしいことに第1楽章の主部を反復していました。その主部、チェロが第1主題を弾いて少し後にヴァイオリンがまた第1主題を弾く部分、テンポをゆったりとって心を込めて演奏しているようで、とても印象的でした。
この曲はヴィオラが活躍する曲と思っています。第1楽章の第2主題、それに第2楽章の主題は、ヴィオラが最初に弾いています。ヴィオラの音色がとてもいいです。終楽章の終わりのところでぐっとテンポを落とし、最後にまたテンポを上げて曲をぐっと締めくくりました。
(前橋テルサ)