テッサーだの何だのとまた知ったかぶりが始まっている。
そんなに詳しい訳じゃ無い。
他人ばかり不勉強だと責めてちゃいけないな。
仕事上、いろいろなネガやポジを見てきたから
少しだけ違いが判る。
もっと高価なレンズを取っ替え引っ替え使える
大家に言わせれば
テッサーは人を撮るには向いていないよ
というだろう。
カリカリでカミソリ見たいな切れ味と
書かれているのを見たこともあったし
重厚な発色と書いてあったこともあった気がする。
付いていたカメラのボディ、カメラの性格によって
撮れ方も違ったのだろう。
70年代のある時期に
ラインナップされていたレンズの中では
安価で、オールマイティで、かさばらなくて、
という位置にあったようで
鏡胴に入っているレンズの枚数も少ないし
贅を尽くしたポートレート専用レンズとは違う。
このレンズ考を書き始めて
思い出した事があって
その経験の中では
テッサーはまろやかなレンズだったのだ。