立春の 梅の扇を 天に差し
馬糞 Bafun
梅の舞扇
梅が紅白、満開になった。
立春の舞扇のようである。
日本人であるならば、
節目に一差し舞いたいものだ。
舞の基本、舞扇の一筋は備えたい。
そのような、日本人としての素養を、
標準教育として備えるべきではないか。
日本人としての教育とは、
日本の伝統文化を教授するということでもある。
このまま、日本伝統の美意識が失われることは、
とても惜しいことに思われる。
悲しさも美しく舞い、
喜びをめでたく舞う。
文化としての表現が目指すべきは、
やはり、美でなければならないと思う。
美はよきものであり、
美は、共感である。
個性なくしては、交友はない。
日本伝統の美意識をもって、
日本の役割を果たしたい。
日本文明というものを探求するべきである。
梅の花 春の節目の 舞扇
舞いつつ迎え 舞いつつ去らむ
梅士 Baishi