冬の夜は 雀の羽が 寄り添わむ
中村 梅士 Baishi
比較的寒い一日だった。
寝床で脹脛が強烈のひきつって、痛みが残った。
膝裏の腱も痛めていた。
足の不調もあって、今日は走るのを控えた。
ランニングと足の故障の関係を本で勉強している。
いろんな考えがあるようだ。
結局、足首を内側に捻挫するような着地が良くないら
しい。
身体全体を使って、リラックスして走るフォームを身
に着ける必要がありそうだ。
そのためにはLSDのスロージョグを1時間程度やる
のが効果のようである。
これまで6分前後のペースを目標としてきたが、7分半
程度のペースが脂肪燃焼の効果もあって推奨されている。
走るという、一見単純な運動であっても、とても複雑
な運動の連携とイメージが必要なのだ。
だからこそ面白い。
スポーツはいろいろな場面に応じた試行錯誤をするこ
とが上達のコツのようである。
今までも、一流選手の動きを徹底的に観察して試行錯
誤しながら水泳のフォームを身に着けて来たが、基本は、
良い走りを見て学ぶことのようである。
幸福実現党宣言『新・日本国憲法試案』を振り返って
いるが、今日は芦部信喜の『憲法改正への異次元発想』
という霊言を読み返してみた。
幸福の科学総裁ほどの鋭さには欠けるが、良識のある
憲法学者としての見識はうかがえる。
天皇制の位置づけや大統領制、地方自治の在り方など、
重要な論点があるが、気になるのは「憲法制定権力論」
である。
憲法改正手続きの規定を改正できるかという論点にも
関わる問題である。
改正手続き規定は、いわば憲法自体の防衛装置なので、
憲法制定権力(守り神)を改正することは許されない、
という学説が出てくるのである。
しかし、護憲論のイメージでしかない理屈である。
憲法改正は、衆参両議院の総議員三分の二以上の賛成
で発議し、国民投票で過半数の賛成を得ることが必要で
ある。
憲法改正を過度に困難にしているため、硬性憲法と言
われる。
そこで、まずは、改憲条項を改正して改正しやすくし
ようとしているわけである。
しかし、一度も憲法改正はされていないのは、必ずし
も硬性憲法のせいとは言えない。
なぜなら、現在は与党が議決要件の頭数を揃えている
が、改正できないでいるからである。
左翼マスコミ権力に抑え込まれている状況である。
そうであるならば、制定権力論は権力者がほしいまま
に憲法を制定し、あるいは改正できるというものではな
いのだ、というほどの意味であろう。
いわば不文律としての憲法の正統性を「憲法制定権力」
と言っているにすぎない。
むしろ重要な論点は、憲法無効論である。
マスコミ権力の前に弱体化した議会制民主主義政治で
は、自分の国は自分で守るための憲法改正は現実的では
ないからである。
この点芦部さんは、憲法無効論はそれまでの立法の
根拠まで否定することになるから理論的には無理がある
という。
しかし、適切でない憲法に由来する法律であるならば、
合わせて法改正するのが理論的である。
憲法無効論では、憲法学者としての立場がなくなると
いうのが反対の本音であろう。
芦部憲法はもはや過去のものである。
憲法を無効と宣言することが、最も現実的な日本独立
の在り方である。
やはり、憲法学者に優れた先覚者はいなかったという
ことであろう。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party