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姉歯事件の余波

2005年、移植手術が終わり、肝性脳症がようやく落ち着いてきた頃、ぼ~っと見ていた
TVから毎日のように流れていたのは、マンションの「耐震偽装事件」。


時期が時期だっただけに鮮明に覚えている。



何が悲しくて偽装をしなければならないのか、その根底にあるものを含めて色々考えさせられ
て、悪いけど脳のリハビリには、なった。





そんなわけで、その後、建築基準法の改正があったり、それに伴って確認申請の厳格化が
あったり、おかげで仕事が滞り酷い目にあったり。

中には倒産する会社も。




それはまぁ散々な結果を招く事件だった。(過去形にしてはいけないのだろうけど)





で昨日、丸一日を掛けての講習は、建築士の定期講習。

建築士事務所に所属する建築士の更新講習(3年毎)だ。



これはもちろん元々無いもの。

更新など無い条件で資格試験を受け取得している。




姉歯を始め、ごく一部の人間の為に全国中の建築士が集められ、講習を受けさせられる。

おまけに講習の最後に試験付きだ。


たまったものではない。





ただテキストを読み上げるだけの講習に何の意味があるのか。

暇ならまだしも、参加者はみな忙しい。




まさかねぇ、5年前のあの時見ていたニュースが、今頃自分の身に直接振りかかってくるとは
当時は全然想像できなかった。





それにしても・・・悪いヤツは、本当に悪いヤツはもっと他にいると・・・思うのだけど。
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