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なにかいいことないかなぁ

ここ数日の大雪で積雪量が一気に増えた。

予算の関係か排雪も一向に進まない。

こうなると幹線以外の道路では、車がすれ違えない。

よく対面のドライバーが睨み合っている場面にも出くわす。





こんな病気になってしまって、一つ自分が変わったと思う事に車の運転が
ある。
スピードを出さなくなったりだとか、より慎重になったりだとか。

運転に自信が無くなってしまった、というのもあるけど、やはり一番の原
因はせっかく助かった命をおろそかにしてはいけない、と強く感じるよう
になったこと。



もう一つ、最近感じていることは、発病以来あまり良い事の無い日々の中
で、何かちょっとした事でも、いい事がないかな、と無意識のうちに考え
てしまっていること。

暇無し、金無しの毎日の中で、「なんかいい事ないかなぁ」が口癖になっ
てしまっている。




車の運転はその人の性格を表す、なんてことを言うけど、運転をしている
と、どうしてもイライラしてしまう。

自分がいくら安全運転を心掛けていても、たった一台の乱暴な運転の為に
その前後左右何十台もの車の流れを乱し、危険を及ぼすことになる。

でもこんな時こそ「いいこと」を見付けるチャンスだ。


どうせ車を運転するなら、楽しくドライブ、安全で気持ち良く帰宅したい。



すれ違えない道路なら、まず自分が待っていればいい。

追い越していく車があれば、少しだけ道を譲ってあげればいい。

もし強引に突入してくる車があれば、反面教師だと思って、自分の為だと
考えるようにすればいいのだ。

こんな事でたくさんの人の安全が守られるなら。




無事帰宅した時、今日の車の運転が楽しかったと感じることができれば、
「なにかいいこと」が少し見えてくるような気がする。
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会話がかみ合わない!

最近、妻と会話をしていて、時々会話がかみ合わない。

当然覚えていておかしくない事を忘れてしまっている。

忘れるというより、思い出せない。


自分にとってのインパクトのある内容の事だと結構思い出せたりするのだ
が、明らかに移植前の記憶が薄らいでいる。

だから時々、妻に

「何言ってるの」とか、

「覚えてないの?」とか言われて会話がかみ合わなくなるのだ。



入院中、仕事に復帰できたとしても、普通に仕事ができるか心配していた
が、それはなんとか大丈夫だった。


PCも普通に使えるし、色んなソフトも使える。



それなのに「普通」の事を覚えていない。

まさか若年性アルツハイマーの前触れ?なんて少し思ったり。

移植前後の事は全て忘れてしまっているので、その関連だとは思うけど。


単なる「とし」だったりして。
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再手術へ向かって~どうにもならないこと


↑ 押せない・・・




----------------------------------
<・・・一年前>

・・・2006年 8月 9日



かねてからブログに書いている「特定疾患医療受給者証」の遅れ。


くしくも再手術があるこの8月末に期限切れを迎える。

この頃に至っては、申請から発行まで時間がかかる事は充分認識していた
ので、7月の初めには申請済み。


入院も手術もある8月なので医療費は莫大になる。

その為、9日、道庁「保険福祉部保険医療局健康推進課」に電話で問い合
わせ、受給者証発行の予定を確認。



→ ・劇症肝炎と急性膵臓炎は更新時も新規扱いとなる事

  ・その為、審査に通常3ヶ月くらい要する



ある程度わかっていたとはいえ、型通りの返答が。

18日から入院すること、22日には手術を受けること、更にその後1ヶ
月以上は入院して、不在であること等々を伝えるも、


「こちらではどうすることもできません。」


いったい何の為の保険なんだか。

それでもこちらも食い下がり、「確約はできないが、8月中になんとか届
けられるようにする」との回答を得る。




甲子園では、田中マーくんを擁する駒大苫小牧高校が、夏の大会3連覇を
目指しての闘いが始まっていた。
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ママさんダンプが押せない!

先週末の大雪が収まらないのに、今また大粒の雪が降ってきました。

歩くことが苦にならなくなり、仕事も普通にでき、体力が付いてきたと、
・・・思っていたら、・・・錯覚でした。



雪かき部隊の一員として自宅の前の除雪をしたものの、スコップを使った
までは良かったのに、ママさんダンプ(注1)が押せない。


ママさんダンプの柄の部分がちょうど傷口に当たるので、体で押すことが
できず、手押しになってしまう。

ただでさえ足元がおぼつかないのに、重い雪を積んだママさんダンプを押
す体力が無かったのです。かっ、悲しい


うちのじいちゃんも、となりのお爺さんもお婆さんも、その隣りの少女ま
で、しっかり雪運びをしているのに、せいぜいスコップしか使えないなん
て。


改めて体力強化を強く誓ったかんぞう君でした。



(注1)ママさんダンプ
けっしてお母さま方だけが使う「ダンプ」ではありません。
だからと言ってママさんがダンプのようだ、というわけでもありません。

「雪を運ぶ」という意味では除雪用ダンプカーと同じですが、大型免許は
不要です。

ただ、「ママさん」とはとても呼べない「ママさん」が物すごい勢いで
雪を運ぶ姿を良く見かけます。(羨ましい~)
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冷え込みました。

車外温度計は-16度です。
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B型肝炎集団提訴

B型肝炎訴訟弁護団が、三月二十八日の札幌地裁を皮切りに、全国十一地裁
で国への損害賠償請求訴訟を起こすことを決めた。最終的な原告数は千人を
超えるという。 →北海道新聞

 対象は乳幼児期の法定集団予防接種で注射器を使い回しされ、B型肝炎ウ
イルスに感染した患者で、

 ・母子感染ではない

 ・母子手帳で予防接種が確認できる

などの条件を満たしていなければならない。



自分がこの条件を満たすかどうか、これは移植前から医師達に何度も聞かれ
た事だ。

それは、この提訴とはまったく関係ないことで、それよりも治療法に関わる
重大なことだった。


もし母子感染でなく、後発的に何かに感染したのであれば、自分の肝臓を少
しでも残すことができ、後々の治療にも有利に働く。

結局、母子感染を確認する事はせず、特にその他の感染の原因も考えられな
かった為、全摘出になった。


当時は、まるで犯人探しをするような感覚があり、ましてや母子感染を証明
されることが許せないという精神状態であった為、先生方にはきっと奇異に
思われていただろう。


全摘出となってしまい、その分、ドナーの姉には負担を掛けてしまうことに
なり、しかもこの為だけではないにしろ、移植一年後に再手術に至ってしま
うことになったが、それはそれで良かったと、当時は思っていた。




今、移植から2年経ち、取りあえず生きている。


そしてこの訴訟のニュースを見聞きする度、自分の感染原因が何だったのか、
気になり出している。

もしかしたら、これを機会に原因を尽き止めた方が良いのではと考えたりも
する。



でもやはり今更なのだろうか。

もし、母子感染が証明されてしまったなら・・・。

それが何になるというのだろうか・・・。



・・・・・・・・・・・・
 《道内の原告数は五十人前後の見込み。札幌以外の提訴先は東京、大阪、
  福岡などの各地裁で、四月以降に順次提訴する。

  B型肝炎をめぐっては、札幌市の患者五人が二○○六年六月、最高裁
  で勝訴。最高裁判決後、患者と弁護団は、厚生労働省にB型肝炎ウイ
  ルス感染者の全面救済を求めたが、同省は拒否。交渉が昨年一月に中
  断したため、弁護団は大規模提訴に向け準備を進めていた。 》
  (北海道新聞より)
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ぶろ・グ~

エド・はるみって、コンピューターインストラクターだったって。
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「銀魂」と洞爺湖の木刀

なんだか物すごく流行っているらしい。

「洞爺湖」の彫り込みの入った木刀。→室蘭民報ニュース



TVアニメにもなっている人気漫画「銀魂」の中で「銀さん」が持つ木刀
に「洞爺湖」の文字が彫られていることから、「銀魂」ファンから火が付
いたそうだ。


洞爺湖と言えば、ここ札幌の小学校の修学旅行コースで、そこの木刀は
昔からお土産の定番だった。

我が家の次男も大の剣好きで、一昨年の修学旅行ではまるで木刀を買う
為に行ったようなもので、しっかりと2本をゲット。


なんで2本も?、1本は兄にあげるのかと思いきや、一本には「洞爺湖」
の彫り込み、もう一本にはしっかり自分の名前が刻まれている。



昨日、ラジオでこの話題を話していたので、改めて次男の木刀を眺めてみ
た。

そもそもこの木刀のヒットの原因は、漫画と同じように「洞爺湖」の文字
を、難しい縦彫りにしたことから始まったようだが、残念ながら次男の物
は横彫りだった。

それでも、お店にちょうど彫る方がいて、自分で直接交渉して「洞爺湖」
と名前を彫って貰ったようで、一生の記念になることだろう。



ちなみに写真の木刀の鍔(つば)と鍔留めは、じいちゃんが自分が使って
いる剣道の竹刀の物を付けてくれたそうです。




ps:「銀魂」は子供の影響で時々見ますが、とても面白いです。
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再手術へ向かって~当時と現在と


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<・・・一年前>

・・・2006年 8月



8月2日にこのブログを開設しているので、今このブログを書いている一
年前の闘病振り返りと、当時のリアルタイムでの日記と、ようやく並んだ
ことになる。


当時のブログを振り返ってみると、その時の心情がわかって懐かしい。

数日後に控える再手術に向かって、なんとか自分で自分を奮い立たせよう
と必死にもがいているようだ。



当時思っていたこと、そして今当時を振り返って思うこと、気持ちの持ち
方もずいぶん違うような気がする。



22日の再手術とその後のリハビリ、そんな当時のことを、現在は冷静に、
違う視点で見ていけると思う。
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意識の差

年度末ということで、みなさん忙しく過ごしているかと思います。

確定申告の時期ということで税務署が混雑していたり、年金特別便の件で
社会保険事務所が右往左往していたり。


常日頃、お金を扱う仕事をしているとどうしても、世の中のお金にまつわ
る事に目が向かってしまいがちです。(職業病というやつでしょうか)


道路特定財源や年金等の問題にしろ、国民には到底理解し難い使われ方が
され、どこかで利益を得ている者がいるのでしょうから、私たち一般納税
者にとって、この国っていったいどうなるか、次の世代に向けてとても不
安です。



以前、あるラジオ番組で話していたのですが、

・・・役所を退職され、民間の会社で働いた方のはなしとして・・・


「初めて民間で働いてみて、公務員との仕事・お金に関する
意識の違いに愕然とした。」



というのがとても印象に残っています。



お金・税金・仕事、常に高い意識を持っていたいものです。

あっ、その前に「健康」が一番でした! 
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再手術へ向かって~ブログ開設





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<・・・一年前>

・・・2006年 8月 2日



7月27日は泌尿器科外来の日。

若干血尿があるものの大きな結石は見当たらず、必要に応じて内視鏡検査
をすることになった。


翌28日は第一外科検診の日。

31日に放射線科とカンファレンスの上、8月18日入院、22日手術の
予定であることを告げられる。



・・・・・・

「他の人のブログにばかり投稿してないで、自分でブログ開設したらいい
んじゃない。少しは励みになるんじゃないの」

妻のこの一言がこのブログの始まりだ。


ブログではないサイトを既に3つ持っていたが、それは全て仕事に関わる
もので、自分で自分の考えなどを発信するブログには少し抵抗感があり、
それまでは友人のブログにコメントしたり、たまに妻のブログを拝借して
投稿したりするだけだった。



結局、2006年8月2日、「がんばれ!肝臓くん。。」スタート。

タイトルはこの時の自分の心境そのまま。


それまで一年間頑張ってこれたのと、これから再手術を受けなければなら
ない自分への励ましと、そして同じような病気と闘っている、たくさんの
見知らぬ人達への応援の意味を込めたもの。



そしてこれが、以後たくさんのコメントやメールを頂くなかで、自分にと
っての最大の力になりました。
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犬神家の一族


今晩放送、

【 犬 が 三 毛 の 一 族 】

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再手術へ向かって~開き直る

新しい王子の誕生でしょうか。

男子テニスのデルレービーチ国際選手権で18歳の錦織圭選手がツアー初
優勝。

日本男子のツアー優勝があの松岡修造さん以来16年ぶりというから快挙。

錦織選手は、13歳から米国ヘテニス留学していたというのも又驚き。
13歳といったら我が家の次男とほぼ同じですから、その意識レベルの高
さは凄いとしか言いようがありません。



----------------------------------
<・・・一年前>

・・・2006年 7月



この病気になるまで、病気らしい病気に罹った事はなかった。

入院こそ、幼少の頃と中学生の時に体験しているが、外科手術をするわけ
でもなく、どちらも一ヶ月程で退院している。

なんとなく漠然と、自分は病気とは無縁でしかも手術をするなんてあり得
ないと、勝手に思い込んでいた。


劇症肝炎と診断されても、移植の可能性を言われても、それでもなんとか
なるのでは、と思っていたのはどういう心理なのだろう。

自分だけは大丈夫、と思ってしまうのが不思議でしょうがない。



・・・・・・

お盆明けに再手術が決まって、又腹を切らなければならない、という状況
に置かれてしまうと、さすがに現実を見据える。


でもそうなってしまうと何故だか落ち着けた。


移植が終わっても改善せず、又手術をしなければならない可能性を告げら
れた時は、「そんなのあり得ない」と思ったし、「冗談じゃない」と妻と
話したりしていた。

手術を回避する為の努力なら何だってする、と考える毎日を一年間送って
きた。


だからきっと、突然、何の前触れもなく手術を告げられたならば、パニッ
クになってしまうと思う。


通常は、具合が悪くなり、病院にかかり、精密検査、結果手術の必要性が
発生し、入院、手術という一連の流れが怒涛のように押し寄せる。

普通の人(精神的に)ならばこの短い時間の中で、痛みと悲しみと、絶望
と希望と、色んな事に葛藤しながら過ごしていくんだろうな、と思う。




それでもいざ、本当の現実を突き付けられると、人間って開き直れるって
聞いた事があるが、実際、開き直れる。

特に移植からの退院後、入退院を繰り返し、激しい痛みと闘ってきて、自
分の中に現状の諦めと何かにすがろうとする思いが強まっていたから、な
お更だった。
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死ぬんじゃない!

宮本警部の実録ドラマを見た。

一年前の事故当時の、TVから伝えられるニュースを見ながら思ったこと、
そして今日TVドラマを見て思ったこと、まったく同じだった。

それは、どんな勇気ある行動も、その裏に色んな真実のドラマがある事も、

「死んでしまったら何にもならない」

っていうこと。



劇中で息子さんが発した一言、

「お父さんって、そんなに立派なのかな」

この一言に残された者のすべての思いが詰まっていると思う。



今の日本人に欠けていると言われている「他人の為に何ができるか」を
考え、行動した宮本警部には心から尊敬の感じる。


ただ、残された家族の気持ちを思うと、どうしても素直には・・・。



一年前の事故当時、ニュース映像を見ながら、妻に言っていたことは、


「でも、死んでしまったら何にもならないよね。どんな事だって、生きて
いればこそ、でしょ。」


この事故当時は、再手術が成功し、ようやく生きていける感覚を取り戻し
た頃だ。



私は忘れられないんですよ。

再手術が終わって、成功して、初めて見た妻の顔、ICUから病室に戻って、
笑顔で見舞いに来てくれた子供の顔、家族の本当の笑顔を絶対忘れない。

それまでの一年間、表面だけの笑顔を作らせてしまっていたから。


宮本警部の口癖だって、そして最後の言葉だって、


「死ぬんじゃない!」


なんだから。
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バレンタインとギョーザ

シャラララ素敵にキッス シャラララ素顔にキッス
     シャラララ素敵にキッス シャラララ素直にキッス

誰もが浮かれて カーニバル 彼氏のハートを 射止めて
     OH BABY(デュワ デュワ)


デュワ デュワって、世の中みな、浮かれ気分の今日一日。

なにかと賛否両論あるようですが、一年に一度、こんな日があってもいい
と思うかんぞうです。


義理チョコがとやかく言われていますが、それもよろし。


チョコレートでもギョーザでも、世間の声に惑わされず、自分の判断で良
しとすれば、

いろんな意見に流されないで、自分の感性が生かされる時代なのかもしれ
ませんよ。
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